2017年04月03日


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 藪椿も続々と咲いてきました。

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この樹は結構大きいので一体いくつ咲いているのか数える気にもなりません。
まだ蕾もいっぱいあるので当分楽しめそうです。梅のように実が食べられたらなおいいんですが・・・
今年は椿油作りにチャレンジしても面白いかもしれません。

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昨日はよく晴れて日向では暖かい一日でした。もう少しで春爛漫です。



(01:01)

2017年04月02日


 京都の保育園のベンチをお作りしました。こちらは玄関に設置しています。

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W2300 D360 H250です。材はホワイトアッシュです。北米材です。日本のトネリコやアオダモとよく似た材です。
アッシュのほうが木目が粗いです。野球のバットにも使う硬くて粘りのある材です。日本の広葉樹の枯渇につれて入ってきた北米材ですね。

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座板は2枚矧ぎです。オイル仕上げです。工事中に職人さん達が並んで座っていたと聞かされて子供達なら可愛いけどおっちゃん達ではなあと苦笑しました。今は子供達が座っているでしょう。


(09:57)

2017年03月27日



 この4月に開園する西京区の保育園のベンチ数点をお作りしました。
最初は2階のコーナーに設置したベンチです。

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材はミズメザクラです。と言ってもサクラの仲間ではありません。カバノキ科カバノキ属です。サクラはバラ科サクラ属です。名前の由来は樹皮を傷つけると水のような樹液が出るかららしいです。以前に何本か原木を買いましたが樹皮をはがすとサロメチール臭がしました。ヨグソミネバリという変わった呼び名もあります。石川県の山中あたりの木地師はハンサと言います。魚と一緒で地域によって呼び名も変わるようです。(例えば、近畿ではコナラをホウソと呼びます。)硬くて重い材です。比重は0,7くらいです。上の画像の背もたれを見てもらうとよく解ると思いますが、中心部が赤っぽい色で外側に白い部分があります。これはカバノキ科の特徴です。銘木屋や家具屋は芯に近い赤い部分が多い材を赤身が張ってるとか言って有難がります。最近は広葉樹の良材はどの樹種に限らず枯渇しています。赤身がどうとか言っていられない時代になってきました。広葉樹を植林するとか計画的に持続可能な伐採をするとか一切頓着せず伐り続けた報いです。世界に冠たる良質な日本産広葉樹の見る影もありません。今では、情けない事に北米材やら世界中の広葉樹で仕事をしている有様です。100年後の木工家(もし木工がまだ続いていたらですが・・・)にはずいぶんと恨まれる事でしょう。

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W1900 D700 H750 SH250 板厚45mmです。材の形を生かしています。この保育園を設計された間工作者さんではウサギさんベンチと呼んでいます。制作中は子供たちが並んで座ったら可愛いだろうなとか、座の上で寝転ぶ子供もいるだろうなとか想像して楽しくなりました。未来のある子どもが使うものを作るのは夢があります。



(16:39)

2017年03月26日

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 京都、銀閣寺近くのギャラリー、アートライフミツハシさんが今年いっぱいで閉められます。
ミツビシ自動車でデザイナーとして活躍され定年後に開かれたギャラリーです。私自身も木工のグループ展に
参加したり、大学の同級生もよく個展したりと馴染みの画廊だったんで閉廊は残念です。今回の展覧会は友人のシェーカー家具作家の宇納さんのお誘いで参加することになりました。

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総勢16名で自由にそれぞれの椅子に座れるので楽しい展覧会になると思います。
たまたま、椅子にかんするアンケートに回答するためいわゆる世界の名作椅子の本を久しぶりに読んでいます。
実に様々な椅子があって、座るという行為が人間にとっていかに大事か痛感しました。今まで様々な椅子を作ってきましたが、改めてあだやおろそかな気持ちでは作れないなと思いました。まだまだ、修行です。



(11:18)

2017年03月23日


  昨日はいい天気で暖かかったです。庭の梅もほぼ満開です。

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今は桜に押され気味ですが奈良時代は花と言えば梅だったようです。平安時代位に桜がメジャーになっていったようです。そのころには梅は匂いを楽しむ花だったようです。
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(18:45)

2017年03月17日


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今朝は少し冷え込みました。昨日も寒かったし、一直線に春とはいきませんね。そんななかでも庭の白梅が咲きだしています。今日はきれいに晴れたのでいっそう白が映えますね。

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近所の白梅はほぼ満開ですが、うちのは山の杉の影になりやすいので咲くのが遅いです。

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世間では不愉快な事件ばっかり起こっていますが、梅の花を見ていると心が穏やかになります。

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梅の花は桜の影に隠れて人気はいまいちですが奈良時代は花見と言えば梅だったようです。
菅原道真公の頃はまだ人気があったんでしょうか?西行さんの頃はもう桜がメジャーになっていたようです。西行さんの山家集の春の巻では梅の歌が10首程かたや桜は130首程と圧倒的に桜の歌が多いです。西行さんが個人的に桜が好きだったとしても(願わくば 花のもとにて春死なん この如月の 望月の頃 という和歌が有名ですね。実際そのころに亡くなっています。)平安末期には桜に負けていたんでしょう。

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まだまだ寒い時期に一生懸命咲いているのを見ると健気な気がします。
もっと梅にも注目しましょう。


(14:19)

2017年03月16日


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エージングも進んで豪快に鳴ってくれています。と言うか鳴りすぎの感もあるので少し吸音材を
追加しました。とはいえ構造上空気室と最終開口部の部分しか手が出せませんが・・・
今回はまず背面開口部に吸音材を追加しました。

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現状、梳毛フェルトを張り込んでいます。ここからポリエステルの水槽用フィルター材(早い話が綿のようなもんです。)を入れました。

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ボールペンとの比較で量が解ると思います。

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結構な量を入れました。これで中高音の付帯音が減ってくれたらいいんですが・・
で、さっそく試聴しました。少しすっきりした印象です。試聴盤はエリアフ、インバル指揮、フランクフルト放送交響楽団のマーラー8番です。実は3月26日に京響の演奏を聴きに行くのでその予習も兼ねてです。この曲別名一千人の交響曲といわれて、実際初演の時は1000人ほどの出演者だったそうです。京都では1000人は無理でしょうが数百人にはなるんでしょう。演奏も大変だと思います。広上さん、意欲的なプログラムでいいですね。早々に2日とも完売になりました。滅多に演奏されない曲なので今から楽しみです。
ところでバックロードの開口問題ですが前面、背面どちらがいいんでしょうか。最近、コイズミ無線の常務さんとのお話でもその話題になりました。背面は壁の材質、セッティングの際の壁との距離などいろいろと微妙な問題もあるので前面がいいというご意見でした。FOSTEXもずいぶん前に後面開口のエンクロージャーを発売したけれどユーザーの設置環境の影響を受けすぎるということで前面開口になったらしいです。

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これは108-SOLのバックロードです。こちらは前面開口です。この形式だとユニットと開口の距離があるので
中高域の不要な付帯音は少しましかもしれません。こちらも鳴りすぎ感があったのでかなりの量のポリエステルを充填しています。前面のほうがダイレクトにホーンの音を聴くのでいいかもしれません。
我が家の場合比較的スピーカー設置の自由度があるので背面でいいと思うんですが、前面のほうがどこにでも置けるという点ではいいかもしれません。



(16:45)

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  昨日の朝、にわか雪が降りました。せいぜい15分ほどですが見ている間に少し積もりました。
最近はずいぶんと暖かくなりましたがこんな日もあるのがこの時期ですね。

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これはこれできれいです。

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先週末、神奈川県の川崎まで納品に行ってきました。東京まで出るのに多摩川の堤防の上を走りました。
野球のグラウンドも何面も見ました。今もジャイアンツはここで練習しているんでしょうか?
草野球や少年野球のチームが試合や練習をしていました。驚いたことに土手の桜がほんの数本ですが開花していました。京北では雪ですからえらい違いです。

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車の屋根にもうっすらと積もりました。あっという間に溶けてしまいましたが・・・
これが今冬の雪も見納めかもしれません。案外、3月末近くに降ったりするのでわかりませんが・・・
季節の進みは行きつ戻りつです。人生と一緒で一直線にはいきません。気長に構えてぼつぼつ行きましょう。


(00:51)

2017年03月13日



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ヤマザクラでダイニングセットをお作りしました。みなさんサクラというとお花見をするソメイヨシノを思い浮かべるでしょう。ところがソメイヨシノは材木としてはほぼ使いません。と言うか使えません。理由は寿命が短くて(およそ80年くらいです。)大木にならない、中心部に空洞(材木業者さんは洞(うろ)と言います。)が出来るということです。私自身はソメイヨシノで花見もいいんですが、山中にひっそりと咲くヤマザクラをしみじみと愛でたいですね。西行さんがその元で死にたいと詠んだ桜もヤマザクラだったかもしれません。少なくとも染井吉野ではありません。江戸時代に江戸の染井村で交配して作られた品種ですから・・日本全国のソメイヨシノはその木のクローンです。ただヤマザクラも良材は年々減少しています。テーブルですがW1500 D860 H650 です。椅子はW450 D480 H900 SH(座高)390です。
ご注文主は小柄な女性で(身長155cmくらい)低いテーブルをご希望でした。ご夫妻に数種類の材をご提案したんですが最終的に奥様がサクラを選ばれました。やはり家具選びの主導権は女性のものですね。実際女性のほうが家具に接する時間も長いですから・・ 天板は4枚矧ぎ、脚は四隅に配置して安定感充分です。天板裏面には縦横に桟が入っているので反り対策は万全です。なんでもかんでも部材をごつくすれば反りません。しかし、野暮ったいし、材もたくさん必要です。むやみに金物を使うのもイヤです。工夫のしどころですね。椅子はいわゆるウインザースタイルです。明治維新で洋家具も日本に入って来ました。椅子を受容する歴史の中でウインザーもすっかり日本人に馴染んで来ました。板背のものよりは軽量に出来るし座り心地も悪くないので広く受け入れられたと思います。どことなく日本的なイメージもありますね。(縦格子を連想するのかもしれません)背は若干ですが上が拡がっています。このあたりが椅子のデザインの要です。あと、背の角度がどれくらいかで座り心地が決定的に違ってきます。ダイニング用は少し立ち気味にしてアップライトに座るのがいいでしょう。座にはお尻になじむようにザグリが施されています。軽量に仕上がったので女性にも扱いやすいです。私自身は若い頃は椅子の重さなんてあまり気にしていませんでした。しかし自身も歳を取ってきて身のこなしも20代、30代の頃のようにはいきません。動かす家具は軽いに越したことはありません。その点も考えたデザインにしたつもりです。仕上げはオイル仕上げです。お手入れ用にリボスのワックスをお渡ししたんですが、していただけるかなあ・・・関東方面に出張の折りにお寄りしてもいいなと思っています。

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ご注文主は川崎市にお住まいで送ろうかと思ったんですが車でお持ちしました。時間がかかりますがお伺いして暮らしぶりを拝見するとわかる事も沢山あるので行ってよかったです。京都から新名神、伊勢湾岸道、新東名を使うと以前の名神東名ルートよりはずいぶんと早くなりました。ただ開通当初比確的空いていた新東名も結構混んでいました。帰路でうっかり東名に入ってしまったんですがずいぶんと空いていて走りやすかったです。お勧めです。

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奥様には思っていたとうりのテーブルで椅子も座りやすいとお褒めの言葉をいただきました。お友達をお呼びしてお茶したいとおっしゃっていました。家具作りを生業とする者には最高のお言葉です。創る苦労が報われる一瞬ですね。O様、ありがとうございました。
このセットを作った材は原木を製材したものです。同じ原木から取った材は色目、木目が揃うので仕事をしていても気持ちがいいです。まだ沢山残っているのでサクラ材の家具をお探しの方はどうぞお問合せ下さい。

moonlove10000@gmail.com までお気軽にどうぞ




(09:47)

2017年03月08日


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先週、びわ湖ホールでラインの黄金を観ました。びわ湖ホールは今年からニーベルングの指輪四部作を年一作ずつ公演します。で、ラインの黄金はその一回目です。4日、5日の2回公演で4日の外国人中心のキャストのほうに行きました。ちなみに2日とも完売だったそうです。2時間半ほどのオペラですが休憩無しでした。ちょっと疲れましたがキリのいいところが無いので仕方ありませんね。演出はごくオーソドックスなものでした。ワーグナーのオペラ、世界中で大胆な読み替えをした演出が増えています。そういう意味ではもの足りませんね。友人が所属するドイツの地方の歌劇場ではカルメンの新しい演出でホセがサッカー選手、舞台はスタジアムというのがあったそうです。さすがに無茶苦茶やと怒ってましたが・・・美術はプロジェクションマッピングを多用してまずまずの出来でした。昨年のオランダ人でもプロジェクションマッピングが効果的に使われていましたが今年のほうが進歩していました。衣装は演出にあわせてなんでしょうが古臭くて面白くなかったです。巨人族が多分、台車のようなものに乗って、衣装に隠れて人間が押していたようです。カーテンコールで黒子が出てきました。このオペラ、これと言って決めのアリアが無いので(ワーグナー曰く楽劇で歌劇ではありません)歌い手は面白くないかもしれません。ヴォータンのイギリス人のバリトンは声量が無く出来はいまいちでした。(初めてヴォータンを歌ったらしいです。)あとの人も無難にはこなしていましたがその中でエルダを歌った竹本節子さんがよかったです。智の女神らしい威厳があって立派でした。短いアリアですが雷鳴を呼ぶ場面のドンナーもよかったです。沼尻さんの指揮と京響の演奏もよかったです。それにしても、このオペラ、ラインの娘は黄金の秘密をアルべリヒにぺらぺら喋るし、ヴォータンは城を建てる報酬に妻の妹をあげる約束をするし毎度の事ですが行き当たりばったりな思慮分別の無い人(神ですね)が多いですね。まあそれだから面白いのかもしれませんが・・・
オペラ制作はお金がかかります。びわ湖ホールも県立なんで県議会で金かかりすぎるとか県民以外の来場者が多いとか言われたこともありました。まあ県民の方の税金ですからわからないことも無いんですが滋賀県の宣伝費だと思って応援してほしいですね。そういう意味では昨年開館した京都のロームシアターがオペラ公演をしているのはいかがなものかと思いますね。オペラがもっとポピュラーになってどちらにもたくさんの人が行くようになればいいんですが、なかなか一朝一夕にはいかないでしょう。この公演でも来場者は年配の方が多くて若い人は少なかったです。チケットも高いので仕方がない部分もありますが・・ウィーン国立歌劇場みたいに1000円くらいで見られる立見席を作ればいいのにと思います。地道に若いファンを増やすのが大事です。
終演後、ホワイエに出ると目の前にびわ湖の湖面が眼前に拡がります。明日から仕事頑張ろうと新たな気持ちになりました。音楽は素晴らしいですね。


(09:44)