2023年10月21日
今日は久しぶりの雨でした。と言っても3〜4時間ぐらいしか降りませんでした。画像は漆をテレピン油で薄めた物です。木地しめというのは漆工の専門用語です。拭き漆で一番最初に塗る物です。漆とテレピン油を半々位に混ぜます。最初から生漆をそのまま塗るのは伸びも悪くて作業しにくいのです。
椅子に木地しめを施しています。手早く塗って少し置いて拭き漆用の特殊な紙で拭きます。少し残し気味に拭くのがコツです。取りすぎると漆が付かないし残しすぎるとムラになるし案外難しいです。最近の漆は乾きやすいのでそのまま置いておきます。最低5回は拭きます。なかなか手間がかかります。次回は明日です。
(00:09)
2023年10月19日
昨日、周山のコメリまで行きました。電動工具が壊れたので修理してもらうためです。スイッチを入れた瞬間火花が飛んで止まってしまいました。まあ20年位使っているんで仕方が無いと言えば仕方が無いんですが・・・見積もりを取ってもらって程々の額なら修理するし余り高かったら新品を買います。4万円近いので痛いですが仕方がありません。画像は途中の路傍の柿の木です。紅葉が始まっています。
甘か渋か分かりません。かっては貴重な食料でした。渋柿は柿渋を作って塗料にしていました。当たり前なんですが我々が使っている物はすべて自然界由来の原材料で作られています。ハイテクの塊のようなスーパーコンピューターも同様です。縄文人も現代人も結局は自然界に生かされています。それは忘れてはあかんなあと柿の葉を眺めながら思いました。
今、テレビを見ながら書いているんですが熊の被害の話題を放送中です。借りている倉庫の辺りは熊が出たこともあったらしいです。クマよけの鈴を買おうかなと真剣に考えています。
(08:31)
2023年10月18日
ブラックウオルナットで小ぶりなテーブルをお作りしています。W700mm D 500mm H700mmです。ブラックウォルナットは北米産の材です。世界三大銘木だそうです。北米材です。クルミの仲間ですがその色が特徴です。黒味がかった褐色で他の材ではあまり見られません。硬さは広葉樹の中では中庸で逆目にもなりにくく仕事のしやすい材です。日本のクルミ材と似ていますが色目が全く違います。こちらは濃いめのベージュです。流通量も少ないです。市場でも余り見かけません。15年ぐらい前に原木一本分入手して使いましたが木目がはっきりせず少し柔らか過ぎて余りいい印象はありませんでした。
面白いもので材にも流行があります。ブラックウォルナットは多分今一番人気です。北米は広いですが、計画的に持続可能な伐採をしてほしいですね。
(13:00)
2023年10月14日
家に上がるところの随分と上の方に女郎蜘蛛がすを張っています。賢い蜘蛛です。庭のあちこちでたまに張っていますが、うっかり破ってしまう事がよくあります。ネバネバするし鬱陶しい事夥しいです。それにせっかく張った巣を壊したと思うと寝覚めが悪いです、高さ3m以上あるところに張っているので蜘蛛も安心でしょう。
(17:01)
2023年10月10日
このあいだまでの暑さが嘘のように秋が深まってきました。今夜も肌寒くストーブを焚こうかと思っています。どうも気候がおかしいです。あるテレビ番組で三重大の先生がこれから日本は四季ではなく二季になるとおっしゃっていましたがまさにそんな印象です。気候変動が相当深刻になっているんでしょう。産業革命以来化石燃料を燃やして文明が進歩してきました。その進歩した科学を結集すれば風力とか太陽光とか地熱とかなんとかシフト出来ると思いますが日本の政治家も官僚も原子力発電に回帰しようと躍起になっているようです。変えられない国ですね。出来る事ならもっといい国に移住したいくらいです。
(22:03)
2023年10月07日
赤ちゃん用のスプーンをお作りしています。某お宮さんのお宮参りのお土産です。このスプーンとよだれ掛けがセットになっています。年間500本をめどに作ります。ちょっとサボっていたので当分の間月100本が目標です。
年間600本が目標です。可愛い赤ちゃんが口に含むスプーンです。頑張って作ります。
(20:44)
2023年10月03日
庭の麝香草が咲きました。昨年の蓼科での木工ワークショップの折に買い求めたものです。昨年は咲きませんでしたが今年は沢山花を付けてくれました。日本固有種です。湿り気のある木陰や谷間に生育するそうです。名前の由来は葉や茎を揺すると麝香の匂いがするからだそうです。試しに揺すってみましたがわかりませんでした。そもそも麝香がどんな匂いかも知らないんだから仕方がありません。それにしてもここ数日めっきり秋らしくなりました。昨夜はフリースを着ていました。ほんの2週間前頃は残暑だなんだとぼやいていましたがこう朝晩肌寒いと暑さが恋しいようにも思います。暑いの寒いのと文句が多いですね。こんなに冷暖房完備で快適に暮らせるようになってせいぜい50年ぐらいでしょう。平安時代なんて布団も無くて着ていた着物を被って寝ていたらしいです。と言いながら、今晩あたりは薪ストーブを焚こうかなと思っています。
(17:08)
2023年10月01日
今頃になって茗荷が出てきました。本来なら真夏に出るんですが生えてきたのが遅かったからでしょう。
大きな茗荷の子です。
茗荷より かしこさうなり 茗荷の子
正岡子規さんの句です。楽しい句です。
(23:23)
2023年09月30日
昨夜は中秋の名月でした。家の川向かいから撮りました。満月でした。中秋の名月と満月が重なるのは七年後だそうです。小学校で習って以来、太陽の周りを地球が回り地球の周りを月が回っていると理屈では解っています。でもたまに宇宙空間のなかに存在しているとはどういう事なのか考えたりします。しかも公転したり自転しているってどうなってるんと不思議な感覚に囚われます。宇宙は今も膨張しているとかビッグバンで無から全てが始まったとか直後は買い物カゴ程の大きさの中に宇宙のすべてが入っていたとかそういう物と思うしか仕方が無いんでしょうがよく解りません。神さんが一週間ですべて作ったなんてのが分りやすかったりします。もっと物理学が進めば宇宙の謎が全て解き明かされる日も来るんでしょう。
(16:29)
2023年09月27日
伊吹山です。昨日、所用で岐阜まで出かけました。途中伊吹山の麓を通りました。信号待ちで撮りました。石灰岩の採掘跡が痛々しい姿を名神高速を通るたびに見ていました。昨日見ると緑化しているのか以前よりは緑が増えているように見えました。
かくとだに えやは伊吹の さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思いを
百人一首です。燃えるような恋心を伊吹山のモグサに例えるという歌です。お灸ですね。子供の頃母親によくお灸をすえるでと脅されていました。実際は指に味噌を塗ってその上にモグサを置いて熱くはないんですが怖くて泣きわめいたような記憶が忘れられません。よっぽど怖かったんでしょうね。この和歌、情熱的でロマンチックなんでしょうが私には少しユーモラスに感じられます。
(16:31)