2010年11月22日

最近作ったアームチェアです。椅子作りは時間がかかりますが
面白いですね。家具の中でも一番、彫刻的です。360度、
すべての方向からの見え方を考えないといけません。
もちろん、人間が座る物ですから掛け心地も大事です。
食事をするのか、仕事をするのか、寛ぐのか、それによっても
座の形や背の角度が変わってきます。



家具 135



幅680奥行き580高さ980座高420の大振りな椅子です。
座板は栃の一枚板、背、脚は山桜です。そして拭き漆しあげです。


家具 127



栃の杢が綺麗です。背の棒は横からみるとS字状にカーブしています。
一本ずつ手鉋でしあげています。断面は三角形です。両端は丸断面です。
座と笠木の穴よりプラス1ミリ位に削りだします。それから木殺し(すごい
言葉ですね。木がやせてきてほぞ穴から抜けないように締める事です。)
してぴったりに合わせていきます。あまりきつくしすぎたら組めなくなるので
その加減が難しいですね。以前教えていた木工の専門学校の学生達は
大体きつくしすぎて組むとき難儀してました。中には途中でにっちもさっち
も行かなくなって結局、全部抜いてボンド拭いてやり直しということもありました。
かく言う私も何回もやってます。かたくしないと不安なんですね。手で押して
入るくらいでいいんです。ボンドつけると水分で若干木が膨れるし
8本いっぺんに組まないといけない背のスポークなんかはなおさらです。 


家具 124


 存在感と素材感ありますね。何も無い部屋に置いておくと絵になりそうです。


今日のBGM
Beethoven Piano Concerto No,5 Emperor

Arthur Rubinstein

london philharmonic orchestra

Daniel Barenboim


(08:34)

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