2018年08月
2018年08月31日
先日、カウンターとテーブルをお作りした日本酒の店です。ドアの取っ手もお作りしました。
手前が6人掛けのテーブルです。真ん中には真鍮板を張っています。2か所の開口には御燗用の箱が入ります。お客さんがご自身で御燗を付けて日本酒を楽しむという趣向です。奥はカウンター席です。ブラックウォールナット材のオイル仕上げです。カウンター材は3900mmの長さで幅600mmです。無節の良材です。お付き合いのある材木屋さんが北海道の本社の在庫から探してくれました。
カウンターにも一部真鍮板を張っています。木ならいかようにも加工できるんですが金属は勝手が違って大変でした。いい勉強にはなりました。真鍮の売買の単位は重さとか(つまりキロ幾らです。)この歳になっても知らない事が沢山ありますね。
9月3日オープンだそうです。日本酒好きの方、是非行ってみて下さい。
(00:07)
2018年08月29日
夏に蓼科でお会いした早稲田の学生さんが百人一首を全部覚えているとかで和歌の話を少ししました。私の今年の抱負、百人一首を覚えるという目標は30首程で頓挫しています。その方は西行がお好きなようです。で西行といえば参加集ですが1500首ほどもあるらしいです。ネットで検索してとりあえず30首程有名なのを見ておこうかと思っています。超有名な願わくばはなのしたにて・・と三夕の鴫立つ沢の秋の夕暮れは知っていました。あまり技巧に走らず率直に詠んでいるなあと思います。現代人にも人気のあるのはそのせいかもしれません。今頃、古典が好きになるとは我ながらびっくりです。まあ中学生や高校生に和歌の深い意味やもののあわれなんて理解しがたいのは無理の無い話しです。この歳になってわかるものもあるんでしょう。いくつになっても知らない世界にふれるのは面白いし楽しいですね。
(15:29)
2018年08月28日
以前に漆を塗った床板が施工されてお部屋が完成しました。材は赤松です。上の床板はなぐり加工されています。NCルーターで加工しているそうです。板の状態で漆を拭いてお渡ししました。タッチアップに来たんですが殆ど不要でした。
なぐり加工は表情が豊かです。なかなかいいですね。勿論、価格は上がりますが・・・
こちらは棚板です。長さ4m、幅40cm、赤松材です。無節のいい材でした。
漆の色がきれいです。経年変化で透けて木目が際立ってきます。自然素材は変化も楽しめるのがいいですね。
楽しい部屋が出来ました。お酒が美味しく頂けそうです。
(01:20)
2018年08月26日
家と工房の間の峠の様子です。一昨日(24日)は一日通行止めでした。例によって山からの鉄砲水で倒木と岩が道路上に散乱したようです。24日、日付が変わっての深夜、そうとうに風が吹いて雨も3時間で170mmで京北の観測史上最大だったそうです。私がまったく知らずに惰眠を貪っていました。友人の木工家の工房は屋根のトタンが飛ばされたそうです。夜中3時位にえらい音で目が覚めたそうです。機械も濡れたそうですが完全に乾けば大丈夫でしょう。幸い私の家も工房もなんともありませんでした。被害にあわれた方、お見舞い申し上げます。
本当に今年の夏はいろんなことがありました。8月ももう少しです。月が替わって落ち着いてくれるよう願うばかりです。
(00:15)
2018年08月25日
ステレオ誌の付録スピーカー続報です。少しエージングが進みました。初めの印象どうりなかなかいいです。前の記事で諸元を書き忘れていました。フロントバッフルはブラックウォールナット材、他はトネリコ材です。エンクロージャーを積極的に響かせようと板厚を薄目にしました。W126mm D165mm H335mmです。ワトコオイルのダークウォールナット仕上げです。内容積は4,8Lです。ダクトは35パイで長さ58mmです。共鳴周波数は90hzです。
このユニット、ルックスもまずまずだしマークオーディオも利益はあんまり無いのではと思います。まあこれで一気に認知度はアップするでしょう。
吸音材は粗毛フェルトを5面に張り込んでいます。
大型ターミナルをセットしました。
在庫あり 1台(ペア)
38000円(消費税、送料別)ユニットは付属しません。
moonlove10000@gmail.comまで
(19:39)
2018年08月24日
Alpair7MAOPのエンクロージャーをお作りしました。 栗材です。W195~145mm H380mm D255mmです。板厚は17mmです。バスレフダクトは45パイで、共鳴周波数は65Hzです。
内容積はおよそ10Lです。栗は広葉樹の中では中庸か少し柔らかい材です。加工はしやすいです。水に強いので以前は家の土台や鉄道の枕木によく使われました。広葉樹全般に言えますが最近は良材が減っています。
上から見て台形になっています。定在波防止に有効です。
吸音材は粗毛フェルトを天地、背面、側面の片側に張り込んでいます。
ドライヴァーを取り付けてごく小音量で試聴しました。エージング出来ていないので音調は判りません。100時間程かかるんで仕方ありませんね。
在庫なし
53000円(消費税、送料別) 納期1か月
moonlove10000@gmail.comまで
(09:45)
昨夜は台風の通過で結構な雨風でした。実は寝てしまったので一番キツイ時は知りません。今年は台風が多いです。温暖化で海水面温度が高いのも関係しているんでしょう。日本近海の海水面温度も高いせいか接近しても衰えませんね。それにしても今夏は地震、大雨、酷暑、台風となんでもありです。今後もこんな気候が続くようです。今年生まれた赤ちゃんがいい歳の爺さん婆さんになる頃は 40度越えの酷暑が当たり前になっているんでしょう。こんなに人間が増えて、それぞれが快適な生活を追求すれば温室効果ガスの削減なんて無理でしょう。最後には都市全体を大きなドームで覆って空調を効かせてその中だけで生きるとか・・・外側は酷暑の砂漠で、ドームに入るための争いが頻発するとか水の争奪戦で沢山の人が死ぬとか,マッドマックスみたいな世界になっているかもしれません。あるいは遺伝子工学で生体改造してどんな環境にも適応できるようになっているかもしれません。私自身はそんな事はまっぴらごめんですが・・・
(09:35)
2018年08月23日
2018年08月22日
蓼科の風景です。ビーナスラインから茅野駅に向かう途中の田園地帯から撮りました。8月の18日です。空気が澄んで気温も湿度も低い気持ちのいい日でした。圃場整備された広い田圃の真ん中です。
個々の山の名前はわかりません。山登りやトレッキングの趣味は無いのですがこんな景色を見ると裾野でいいので少し歩いてみたいですね。
この日は昼食がわりに行きつけのパン屋さんのイートインで調理パンでもと思ったんですが2時前ですべて売り切れで何もありませんでした。ならば蕎麦食って温泉でもと蓼科共同湯の向かいにある黙坊という蕎麦屋に電話したんですがもう売り切れでした。もう一軒、弁当屋さんですが、定食も蕎麦もある店にも行きましたが休みでした。他にも蕎麦屋はあるんですが2時過ぎて望み薄なので諦めました。もう温泉に行く気も失せてコンビニでパン買って食べました。この景色を見られたのでよしとしました。その後、雑用をこなして、結局7時半ごろ出発しました。京都には日付が変わって1時頃着きました。16日間の蓼科滞在でした。
(22:33)
2018年08月21日
2018年08月20日
今日(日付が変わっているので厳密には昨日です。)、取っ手の取り付けに 大阪まで出かけました。
現場仕事は好きではないんですが仕方ありません。西本町の飲食店で一階が日本酒メインの居酒屋さん、二階が昼だけ営業のラーメン屋さんです。先ずは居酒屋さんの取っ手です。材はブラックウォールナットです。建築家と相談してコロッとしたイメージで作りました。画像よりは暗い色のいい材です。
オイル仕上げです。
開店後は沢山の人が触れるでしょう。それもあって8mmのボルトで強固に固定してあります。
外開きのドアなので内側は押し板になっています。あーだこーだと相談して色々と考えたものが形になるのは楽しいですね。ま、最後はまかせて下さるのでやりがいもあります。このお店、9月3日オープンだそうです。プレオープンに招待して頂いているので今から楽しみです。
(00:23)
2018年08月18日
昨夜、日付が変わってから京北に帰りつきました。夜の運転は疲れます。おまけにインターから結構距離があるのでイヤになります。例年、蓼科から帰ると残暑で大変なんですが今年は京都も涼しいですね。湿気も少なくて初秋のようです。3~4日後には台風が来てまた暑くなるようです。まあさすがに先月のように連日38度、39度にはならないようですが・・・
まるで秋の空ですね。
稲の穂も垂れてきました。今年のコメはどうでしょうか?暑けりゃいいてなもんでもないんでしょうか。考えたら日本人は弥生時代から延々と米の出来を毎年毎年気にして生きてきたんですね。ほんとについ最近気にしなくなったんですね。温暖化が進むと稲作はどうなるんでしょうか?それより農業人口の減少が問題かもしれません。
瑞穂の国はどうなるのでしょうか?
(15:16)
2018年08月17日
2018年08月16日
蓼科での木工ワークショップが終わりました。5日から12日間の長丁場でいささか疲れました。今日の蓼科は朝から雨で結局一日降ったりやんだりでした。気温も上がらず長袖のワークシャツを来ていました。生徒さんも少なめでちょうどいい加減でした。
これは昨日作られた四本脚のスツールです。座はヤマザクラ、脚はブナです。脚を接着して楔を入れたところまでで終了しました。今日中に仕上げてオイルを塗って明日取りにきてもらいます。シニアの男性が生徒さんなのである程度説明すればご自身で作業をしてもらえるので楽です。一応小学校高学年からになっています。ところが兄弟、姉妹の上がすると下もやりたがるんですねえ。お父さんやお母さんと一緒にしてもらいますが小さいお子さんの相手は大変です。とりあえず褒めることにしています。
出来上がったら、彫刻刀でお名前を入れるんですがやはりキラキラネームが多いですねえ。それでも、昨日来られた姉妹は千鶴と茜というお名前でなにかほっとしました。なんでもお母さんもお父さんも難読名前で分かりやすい名前にされたそうです。逆に小学校や幼稚園では新鮮に感じられているそうでよかったとおっしゃっていました。明日、片づけて明後日昼過ぎに帰洛する予定です。19日は大阪での現場仕事が待っています。それがすめば少しだけですがゆっくり出来そうです。
(18:51)
2018年08月13日
2018年08月12日
蓼科では木工ワークショップを行っています。今回少しスペースがあったので家具も展示しました。
このテーブルはブラックウォールナット材です。W950 D900 H700です。天板は4枚矧ぎですがブックマッチで中心から左右対称の木目です。色の濃いきれいな材です。脚は四隅に配しています。オイル仕上げです。
テーブルは作家の個性を出しにくい家具です。このテーブルは天板が矩形では無く台形になっています。あと脚にもテーパーを付けています。何か特色をと思うんですが、じつは真四角のほうが使いやすいのかもしれません。難しい所です。
ワークショップも後4日、帰洛する日がだんだんと近づいています。少しは秋っぽくなっていたらいいんですが・・・
(17:40)
2018年08月10日
2018年08月09日
夏の年中行事、ステレオ誌の付録スピーカーです。今年はマークオーディオの8cmユニットです。
お約束のメタルコーンです。フレームは金属製でネジ穴は5穴です。樹脂製よりは強度がありそうです。マークオーディオのレギュラー品よりは仕上げが落ちます。まあペアで5000円ですからねえ。
バスレフダクトのチューニングは90Hzです。少し、小音量で聴きました。低域もそこそこあるし高域も出ているようです。価格を考えれば上出来です。エージングが進めばもっと良くなるでしょう。
価格も安いので2発でスタガートバスレフとか天板、両側板に配置する4発使いの音場型とか共鳴管とか色々遊べそうです。でも本命はニアフィールド用のバスレフかダブルバスレフですね。
(19:57)