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2019年03月24日
先日、ステレオ誌の付録でサブウーファー用チャンネルディバイダーを購入しました。で、サブウーファーを作りたいんですが、まずはユニット選びからです。コイズミ無線のHPを見ると色々なメーカーのウーファーが百花繚乱状態です。そこそこ大きな口径がいいなあと思っています。ローコストで良さそうなのを物色するとVISATONというドイツのメーカーの25cm に目が留まりました。

メーカーのHPを見ると50LのバスレフでFbが38Hzになっています。ザックリ計算すると高さ700mm幅300mm奥行き400mmで50Lそこそこです。大きいちゃ大きいですがなんとか置けそうです、本当は300mmのユニットで30Hzくらいまで行きたいところですがエンクロージャーがとんでもない事になりそうです。とりあえず、色々と妄想で楽しみます。(作るより楽しいですね。)
(10:11)
2019年03月23日
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2019年03月19日
2019年03月18日

昨日はリトグラフのグループ展の搬入でした。火曜日から日曜日まで京都のギャラリーマロニエで開催されます。陶芸家や日本画家、金工家など美術、工芸家のリトグラフと本業の作品を並べて展示します。私は本職のほうはアームチェアとサイドテーブルを 出品します。

こちらがリトグラフです。額も作りました。スポルテッドの栃材です。スポルテッドは要するに菌やカビに侵されて黒や茶色いシミが出来ることです。その部分は材が柔らかくなっているので強度の必要なものには(椅子の脚など)使えません。かっては日本では使いませんでした。ところが、アメリカの木工に関する書物などには以前からスポルテッドの材の作品も結構載っていました。アメリカ人はこんな材も使うんやと思っていました。最近では日本でもスポルテッドという言葉も市民権を得たようです。各務原の市の売り子のおっちゃんもスポルテッドなんて言っています。どちらかというと若い人のほうが抵抗なく受け入れているようです。年配の銘木屋さんなどはあんな腐った材なんてという感じでしょう。で、たまたま工房に転がっていた傷んだ栃を使ってやれと思い立って額にしてみました。あまり手に触れず見るだけのような額なんかにはいいかもしれません。侘び寂びというか自然を感じられて案外いいなと思いました。ストーブで燃やそうかと思った物がまさかの復活です。

こちらが石版です。けっこうな重さです。ま、石ですから・・・今回のリトグラフ制作はまず石版を砥石と金剛砂で磨くところからでした。明日、会場に行くので会場風景や場所、時間など詳細をアップいたします。
(10:21)
2019年03月16日




今週の水曜日に岐阜銘木協同組合に行って来ました。ほぼ10年ぶり位です。今年になって各務原の平野木材さんの市には毎月出かけています。材木の在庫は結構あるんですが、今人気のあるブラックウォールナット材を求めて通いました。それに染織をしている知人の朴ノ木探しのお手伝いです。古い時代の染色の再現をされています。二枚の版木に布を挟んで染めるんですがその版木が朴ノ木だそうです。1800mmX310mmの無節のきれいな材という条件がなかなかハードルが高くて知り合いの材木屋さんにもあちこちお願いしていたんですが簡単には見つかりそうにありませんでした。原木(いわゆる丸太です)も買ったんですが製材してみると節が出てきて使えません。朴ノ木なんてどちらかと言えばマイナーな材なので簡単に見つかって安く買えるだろうと高をくくっていました。ところが、いざ探すと案外と難しくて 安請け合いした手前、どうしたものかと思っていました。今回の平野の市でも板になった物も数枚出品されていましたがワレや節で使えません。原木もよさそうなのが数本出品されていましたが、いいのは日本刀の鞘屋さんが高値で買うそうでセリで頑張らないと買えないと市場の方に言われました。何でも最近はロシアマフィアが買いにくるそうで高い日本刀もよく売れているそうです。原木は挽いてみないとわからないので製材品のいいのがあれば一番なんですが・・・
で、当日、平野で出会った旧知の材木屋さんから岐阜の市に朴ノ木のいい板が数枚出てるという耳寄りな話を聞きました。市で会う人会う人にいい朴ノ木無いかと声をかけていたのを覚えていてくれたようです。岐阜銘協の市日は14日なのでもし良ければ代理で競り落としてくれるかなとお願いすると快諾してくれました。

上の画像の5枚並んでいるのが朴ノ木です。見ると確かに無地(材木業界用語でワレや節の無いきれいな状態を指します)でサイズもほぼベストに近い材でした。これならいいと指値(この金額までなら競って下さいという価格です。)を伝えて帰りました。
翌日の昼前に買えたと電話を貰いました。しかも指値よりだいぶ安く買えたので、私も面目を保てました。その染織家には以前にお世話になっていたので義理を果たせました。途絶えてしまった染色の技法の復元という地味な仕事です。お金にもなりません。それでも、今やっておかないと本当に分からなくなってしまうからと努力されています。材の乾燥、模様の彫りとまだまだ数年はかかります。幸い、木の事は分かるので今後もお手伝い出来ればいいなと考えています。
(12:33)
2019年03月14日
2019年03月13日

ミズナラ材でサイドテーブルをお作りしました。実はこの材は長野県、茅野市産です。三井の森と言う別荘地にお住まいの方の庭のミズナラでした。家のそばで大きくなり過ぎたようです。数年前に伐採して厚さ12cm程に製材して貰ったそうです。引き取りにお伺いしたらガレージに桟積みしてありました。幸い酷い腐れもなく充分使えそうだったので京都まで持ち帰りました。懇意にしている製材所で30mmの厚さの柾板に製材してもらいました。板目に挽けば幅広の板が取れますがひどく反るのは明らかです。ロシア産や道産にくらべたら目も荒いしまだまだ若い樹なので暴れないようにゆっくり乾燥させました。人間と同じで若い樹は材にしたら反りや捻じれ、割れも入りやすいので取り扱い注意です。結構目の荒い木でした。

ご依頼主様のご希望は自分用のソファーに合わせたサイドテーブルという事で色々とデザインを考えました。
何か動物が四本脚で踏ん張っているような、少しユーモラスな形が出来ました。私自身は結構気に入っています。

まだ、沢山の材が残っています。ご依頼主様(シニアの女性です。)の娘婿さんがオーディオマニアでオーディオ用のサイドボードをお作りする予定です。先日、わざわざ打ち合わせに工房まで足を運んで下さいました。クラシックがお好きな方(学生の頃は大学オケでパーカッション担当だったそうです。)で最近凝っているショスタコーヴィッチの話で盛り上がりました。私も大好きなのでつい話しに熱中してしまいました。勿論、打ち合わせもちゃんとしました。
おっと、忘れていました。W600 D440 H450です。拭き漆仕上げです。庭の邪魔物がこんな家具になったと喜んで頂けました。M様、ありがとうございました。
(00:13)
2019年03月11日

W104 H250 D180mmです。内容積は2,3Lほどです。材はヤマザクラです。液化ガラス塗料仕上げです。この塗料はガラスの成分である石英を液化したものです。アルコール系の溶剤なので乾燥も早いし使いやすい塗料です。欠点は価格です。1Lで1万円ちょっとと高価です。

ご依頼主様からは大変満足しているとのメールをいただきました。食品を製造する機械の設計に携わっておられる方です。メールに添付された図面も本格的なものでした。随分とお忙しそうで、こんな人達が日本の産業を支えているんだなあと思いました。奥様に怒られるかと危惧されておられたんですが何も言われなかったそうです。K様、ありがとうございました。

PARCのユニットは比較的エージングは早く出来ると思います。エンクロージャーの接着剤が完全に乾いてユニットも鳴り出せばもっと良くなると思います。
(16:02)
2019年03月10日

PARCオーディオの5cmウッドコーンのエンクロージャーをお作りしました。このユニット、ひと頃は結構好きで小型のバスレフやら共鳴管やら数点作りました。最近は色々なユニットが矢継ぎ早に出るのでほぼ忘れたようになっていました。昨年末に当ブログの読者の方から小型のバスレフのオーダーを頂きました。色々とご相談を重ねました。最終的に2,5Lのスリットバスレフに決定しました。そして、内部に制動板を2枚入れたいというご提案がありました。ダブルバスレフとも言えそうです。

箱の剛性アップにもなっています。完成後に試聴したところでは普通のバスレフより低域が豊かな印象です。PARCの小径フルレンジは口径のわりには低域が良く出る印象でしたがダブルバスレフと相まって5cmとは思えない豊かな低音を聞かせてくれました。おろしたてのユニットで小音量での試聴でしたがエージング後が楽しみです。
続く
(19:00)