2019年08月
2019年08月29日
京都造形芸術大学が来年から京都芸術大学と名称を変えるそうです。それに対して京都市立芸術大学や京都市が異議を唱えています。私は市立芸大のOBです。卒業したのはうん十年前です。私が学生の頃は造形大は京都芸術短大でした。そんな短大も有るんやな位の認識でした。その後4年制大学に移行しで造形芸術大学になりました。新興の私学らしく細川護熙さんや秋元康さんを呼んできたり話題性が先行しているような印象を持っていました。学生数も多いし京都の美術系大学の中ではそれなりのステータスもある大学です。最近の若い人は京造と略して呼んでいるようです。で、今回の名前です。どうも在校生や教員にも知らされず、理事会で一方的に決定したようです。一部の在校生やOB,OGから反対する署名活動がネット上で行われているようです。勿論、市立芸大のOB,OG、教員なども不快に思っている人が殆どです。造形大と市立芸大で話し合いが持たれたようですが物別れに終わったようです。市立芸大側は法的措置も検討すると表明しています。まあ変えたきゃりゃ変えたらとは思いますが、造形大と一緒にされるのはかなわんなあというのが正直な気持ちです。私の先輩や同級生や後輩も沢山造形大で教員をしています。心中複雑だろうなあと思います。いずれにしても来年には結果がわかります。上手く解決すればいいのですが・・・
(17:12)
2019年08月28日
蓼科には温泉もあちこちにあります。石遊の湯は奥蓼科温泉郷に向かう湯道街道沿いにあります。御射鹿池に向かう途中で看板を見つけました。ネットで調べると鉄鉱石を露天掘りしていた跡地に出来たらしいです。後日、ワークショップを終えて、行ってみました。大きな道から細い里道のような道を数百メーター進んだ奥にあります。周りはカラ松林で静かな雰囲気です。入湯料は大人520円です。中に入ると屋根のかかった、石造りの露天風呂と屋根のない3~4人入ると一杯の小さな露天風呂というシンプルな作りです。洗い場は木枠にガラスの入った簡単な建物が2棟ありました。

屋根付きの露天風呂です。適温で少し濁ったいいお湯でした。かけ流しです。後日、色々な事がわかって吃驚したのですが、その話はまたの機会にいたします。
(17:46)
2019年08月25日
庭の茗荷を取りました。春に鹿が柔らかい葉を食べてしまい今年はあまり取れませんでした。素麺や味噌汁の薬味にすると美味しいですね。今度、茗荷パスタに挑戦しようと思います。素麺が美味しけりゃスパゲッティーもいけるやろと我ながら安易な発想です。以前に茗荷の俳句を探してみましたが、短歌もあるんかなあとネットで見ると結構あります。
ほのかなる 茗荷の花を 目守る時 わが思う子は はるかなるかも 斎藤茂吉
青春の歌ですねえ。
死がそこに 待ってゐるなら もうすこし茗荷の花も 食べてよかった 河野裕子
こちらはなかなか重いです。茗荷を食べると物忘れをするという諺を知らないと意味が解りません。
作者は京都にゆかりのある方で乳癌で早逝されています。闘病中に詠まれた歌です。自身を突き放したような歌ですが本当の気持ちはどうだったのかなと思います。少しユーモラスな感じがあるのが救いです。
短歌も奥が深いです。私自身は作れませんが、色々な短歌に触れていきたいです。中途半端になっている百人一首も改めて憶えていきたいです。
(17:07)

画像が小さいですね。食べログから拝借しました。蓼科のビーナスライン沿いのカフェです。グーテという名前です。去年も行って美味しかったので今年も行きしなに寄りました。ランチタイムのビーフシチューがお勧めです。肉も沢山入って量的にも普通の人なら充分です。小鉢、サラダ、パン又はライス、コーヒーか紅茶、デザートが付いて1620円です。残念なことにケーキ担当の方が独立したとかでケーキはありません。

グーテという名前ですが、ドイツ語かなあと思っていたんですがフランス語で試食、試飲と言う意味らしいです。お昼時にビーナスラインを通られて洋食が食べたい方にはお勧めです。富と言う蕎麦屋の少し先、ケロッグというパン屋さんのところを左折してどんつきです。
(15:11)
2019年08月24日
2019年08月23日
2019年08月22日

家から工房までの道路沿いに咲いている百日紅です。ちょっとした空き地を公園のようにしてカエデ、モクレン、ヤマザクラなどと 一緒に植樹したようです。人影もまばらな田舎に何故こんなものを作ったのか、予算が余ったからなんか作っとけてなもんかもしれません。お陰で短い通勤ですが楽しませてもらっています。

百日紅はいつまでも咲いているイメージであまり好きではありませんでした。夏の暑い盛りに何となく埃っぽいようなイメージでした。それがつい2~3日前、俄雨の後に見ると随分とすっきり見えて、ああ百日紅もいいなあと見直しました。思い込み過ぎず、柔軟にモノを見ないといけないなあと改めて思いました。固定観念は怖いですね。
(14:48)
2019年08月21日

今回、蓼科滞在中に食べたなかのベストは茅野の勝味庵の豚カツです。ワークショップをされた女の子のお母さんに教えて頂きました。別荘に来られている方々の一番関心のある話題は多分食べ物屋の品定めです。東京方面からの舌の肥えた方が多いので美味しいと言われていった店はあまりはずれがありません。この豚カツ屋さんも美味しかったです。今回2回行ったんですが、一回目はロースかつ定食、2回目はミックスかつ定食を頂きました。何れも1500円(税別)です。王道のロースかつ定食がお勧めです。このお店、県外ナンバーも多いんですが、地元ナンバーも沢山止まっていました。地元の方にも愛されているようです。来年も行きたいなと思うお店が出来ました。

20号のバイパスからビーナスラインに左折してすぐに信号のない細い道を左折します。豚カツ好きの方、茅野に行かれたら是非。お勧めです。
(11:44)
2019年08月20日
2019年08月19日
今年のステレオ誌の付録スピーカー、OM-MF519の評判がいいようですね。確かに昨年版より低域は豊かになりました。

7月29日に試聴レヴューをアップしました。その際に使ったエンクロージャーをお譲りして何かエンクロージャーを作ろうかと考えていました。ところが、蓼科のワークショップやらなんやらで作れるはずもなくどうしたものかと思案投げ首でした。昨日、ワークショップの跡片付けで工房でごぞごぞしていると以前に何か8cm用に作ったバスレフ、エンクロージャーが出てきました。幸い、ターミナルも吸音材もセット済みです。スピーカーの開口部を拡大して取り付け早速音出しです。W128mm,D182mm、H348mです。ダクトは30パイ、Fbは85HZくらいです。内容積は5Lほどです。

フロントバッフルはブラックウォールナットです。左右の木目が対称になるよう木取りしています。

天地、側、裏板はホワイトアッシュというアメリカンな組み合わせです。仕上げはワトコオイルの栗カー3回塗りです。

早速、手近にあったインバル指揮、フランクフルト放送交響楽団のショスタコーヴィッチの5番を聴きました。弦も金管もよく表現されています。打楽器、特に大太鼓は少し控えめに聞こえます。まあ、そこは8cm一発なので無いものねだりです。以前は8cmや10cmのユニットでもなんとかして低域を出したいなと思っていました。バックロードや共鳴管、ダブルバスレフなど作りました。低域が豊かになれば音像が滲む感じもあります。10cmのバックロードなどよく鳴ってくれましたが緻密さに欠ける印象でした。夢のスピーカーなんてのはなかなか出来ません。30000Hzから30Hzまでフラットに再生するなんて小型フルレンジでは不可能です。8cm、10cmで程々の低域が出てある程度緻密に高域まで再生というのが王道のように思います。私自身は音マニアでは無く音楽マニアです。フルトヴェングラーのニーベルングの指輪なんてお世辞にも良い音とは言えません。モノーラルでノイズもあるし音域も狭いです。ハイレゾをお聴きになっている方にはこれは何ですか?と言われそうです。確かに聴き始めはひどい音やなあと感じます。それでも不思議なもので5分も聴けば脳内イコライザーが働くのか音質はそんなに気になりません。音楽に引き込まれます。確かに、フルベンがあと10年長生きしてくれてステレオのクリアな録音を残してくれたらなあとは思いますが・・・
脱線しました。小型フルレンジはジャストサイズのエンクロージャーのバスレフが本線だと思います。
OM-MF519ですが、ペアで6000円程とは到底思えない実力です。マークオーディオから一銭も頂いていませんが、お勧めです。あっぱれです。
このエンクロージャーをお譲り致します。
大型ターミナル、吸音材セット済み、ファストン端子を接続してユニットをビス止めすれば即お聴きになれます。即納可です。
40000円(消費税、送料別)
lovemoon10001@yahoo.co.jpまでお問合せ下さい。
(12:57)

今年は蓼科に15日間滞在しました。以前はあちこちと温泉に行きました。蓼科行も大方10年近いので近場の温泉はほぼ行き尽くしました。そんな訳でワークショップ会場に近い鹿の湯(ホテルの付属施設なのでサウナ、ジェットバス、打たせ湯と設備は整っています。残念ながら循環式です。] か 、ビーナスラインを7~8分車で上がった小斎の湯に行くくらいです。小斎の湯はかっては宿泊客も受け入れていたんですが今は日帰り温泉だけです。こちらは山の斜面に小さな露天風呂が何か所かあります。手作り感満載の素朴な温泉です。かけ流しです。ドバドバ、惜しげもなく流れていきます。お湯はすごくいいです。以前に一度泊まった時、夜遅くに一人で入っていると宿のご主人が入って来られて少しお話させてもらいました。どうやら夜間は湯を落とすようです。翌朝6時頃行くと湯舟は空っぽで自分で入れて半身浴のように浸かりました。内湯もあります。私は露天風呂が気持ちいいので入ったことはありません。熱いらしいです。私は今出来の設備の整った所より鄙びた山あいの一軒宿のような温泉が好きです。そんな方には是非お勧めします。人の好さそうなご主人(耳が少し遠いです)がおられます。あと、面白いのは露天風呂に向かう階段のあちこちに和歌を書いた板が吊るされています。数年前のNHKの朝ドラに出てきた白蓮さん(九州の炭鉱王に嫁いだんですが、若い新聞記者と駆け落ちする殿上華族の娘さんです。実話です。白州正子さんの随筆に駆け落ちの後始末の為に京都の冷泉家を訪ねる御父上に付いていくエピソードがあります。)の和歌も数首あります。温泉と和歌、どう解釈したらいいのか?お湯につかって和歌でも詠めという事ですかね。俳句ならまだしも和歌はいささかハードルが高そうですが・・脱線しました。とにかく、小斎の湯お勧めです。(画像はHPから拝借しました)
(11:36)
昨夜遅くに(日付が変わってからです)京都に帰りました。覚悟はしていたんですが、やっぱり暑いですね。18日は37度だったそうです。 しかも高温プラス湿気でたまりません。15日間蓼科に居たのですっかり体が高原仕様になってしまいました。例年、京都に帰ると暑さと疲れで4~5日はボーッとしているんですが今年は11月にハルカスで二人展があるのでそうも言ってられません。

夕方の西の山です。何となく秋っぽい雲になっています。とは言え残暑は厳しそうですが・・・
いっそ来年は仕事を持って行って8月いっぱい蓼科で過ごそうかなとか考えてしまいます。実際はなかなか難しいでしょうが、一考の価値はあるかもです。
(00:54)
2019年08月17日

今日(17日)朝から女神湖までドライヴしました。途中の展望台、女の神からの眺めです。台風一過ですが、湿度が多いのかスカッとは晴れていませんでした。八ヶ岳の主峰の一つです。名前は分かりません。八ヶ岳、南アルプス、中央アルプスと素晴らしい眺望でした。峰々の名前を書いた銘板もあったのですが撮り忘れです。


何れも八ヶ岳です。

こちらも八ヶ岳です。山登りはおろかハイキングにも行かないのできれいやなーとは思いますが、登りたいとは考えたこともありません。誰か先達が連れて行ってくれたら行ってもいいなとは思いますが・・・

こちらは南か中央アルプスです。方角的には富士山は見えないんでしょうね。

こちらは八ヶ岳です。展望台を後にして、女神湖、白樺湖と回って蓼科に帰りました。女神湖のあたりでは國學院大學の陸上部が坂道を走っていました。箱根駅伝の練習でしょうか。女神湖は周囲に建物も少なく、落ち着いた雰囲気です。一方、白樺湖は大型ホテルの廃墟があったり俗っぽい印象です。それでもきれいなコンビニや今風のしゃれた食べ物屋さんもあって再生の兆しも見えます。ビーナスラインが出来て観光客が殺到した時代からは隔世の感でしょう。ブームとして消費された後どうするのか、あちこちの観光地共通の課題でしょう。結局、地に足をつけた努力しか無いのかなと思います。
(09:50)
2019年08月16日

昨日の午後の空です。雨は時々パラパラするくらいでしたが、だんだんと風が出てきました。夜半には結構な雨風でしたが、もうおさまりました。(16日午前9時半頃です)それにしても、お盆の最中に上陸とは殺生な台風です。被害に遭われた方、交通関係で遅延された方、お見舞い申し上げます。もっと科学が進めば気象もコントロール出来るようになるかもしれません。そうなればなったで気象兵器なんてのが出てくるかもしれません。科学の発展に人間の心がついていきません。と言うか、むしろ劣化しているようにも感じます。一体百年後どうなっていることやら・・・
核戦争後の弱肉強食の世界なんて、SFのような話が現実になるかもしれませんね。

そこまで行かなくても、国の財政は借金頼み、天然資源は使い放題、気候変動は知ったこっちゃないと孫の世代から何ちゅう事をしてくれたんやと言われそうな事のオンパレードです。お楽しみはほどほどにして、ある物を大事にしないとあきません。
(09:38)
2019年08月15日

昨日のワークショップでお作り頂いた作品です。ふらっとお一人で来られた若い女性の作品です。ケヤキ材のペンスタンドです。お子さんには側面にお名前を彫刻刀で彫るようにしています。彼女に名前でも何でも好きなものを彫ってもいいよと言うと熱心に鉛筆で下絵を描きだしました。たまたま他の生徒さんがいなかったのでいろいろとお話するとT美術大学の日本画科の1回生だそうです。道理で花の形もよく取れているし、コーナーを回るような構図もしゃれています。熱心に彫って、きれいな仕上がりに出来ました。今年の春に入学して、楽しくて仕方がない様子でした。私自身は芸大に入って1回生の頃は右も左も分からなくて楽しいような不安なような感じでした。あれから、ずいぶん時間が経ちました。いいのか悪いのか今では随分と図太くなってしまいました。フィリップ、マーローでは無いけれどタフで無ければ生きていけないです。でも続きのセリフ、優しく無ければ生きていく資格が無いも忘れないようにしたいものです。(フィリップ、マーローはレイモンド、チャンドラーのハードボイルド小説の主人公です。映画化も何度もされています。ハンフリー、ボガートやジェイムス、ガーナー ロバート、ミッチャムが演じていました。私は何といってもボギーのマーローが好きです。)
(09:56)
2019年08月13日
2019年08月11日
今日もワークショップ で色々な物を作って頂きました。

コースターです。タモ材です。ボール盤で真ん中の凹みを開けて紙やすりで磨いて液化ガラス塗料を塗っています。裏側にお名前を彫りこんでいます。

コースターを作られた女の子のお姉さんの作品です。材はブラックウォールナットです。液化ガラス塗料仕上げです。形が角ばっているのが御愛嬌です。

会場の前のミズナラです。三本の幹が株立ちのようになっています。枝を広げて大きな日陰を作っています。今日は昨日よりは暑さはましでした。それでも午後2時頃には32度位まで上がりましたが‥
ワークショップも前半が終了です。車では準備で大変ですが、始まってしまうとあっと言う間に終わってしまいます。後半も事故が無く無事に終えられるよう頑張ります。
(21:32)
2019年08月10日

東山魁夷さんの山奥の湖と湖面に映る林の絵になった湖に行って来ました。実際は農業用水のため池らしいです。なんでもテレビのCMで魁夷さんの絵の中の白馬が駆け出す画像が使われて一躍有名になったそうです。そういえば、何の広告か忘れましたがうっすらと憶えています。蓼科からは車で20分程です。ビーナスラインから一本南の湯道街道(奥蓼科温泉郷につながっています)を登っていきます。途中、結構狭くて急勾配のお世辞にも良い道路ではありません。ところが御射鹿池の辺りだけ道幅も広く、舗装もきれいで大型バスの駐車場やトイレもあってすっかり観光名所化しています。朝8時前にもかかわらず二三十人の人出で結構賑わっています。このままではがっかり名所になるのも時間の問題でしょうね。


それにしてもテレビの影響力はすごいですね。山奥の農業用のため池が観光名所になるんですから・・

もう、20年以上前ですが家庭画報で根尾の淡墨桜の特集を見て材木市の帰りにわざわざ見に行きました。雑誌の写真で見ると深山にひっそりと咲く孤高の桜のイメージで楽しみに出かけました。ところが近くまで行くと何やらイカ焼きのような匂いが漂ってきます。駐車場は車だらけで屋台が出てえらい人出です。勝手に美しいイメージを抱いた私が悪いのかもしれませんが、余りの落差にがっかりで10分程で退散しました。御射鹿池もそうならなければいいんですが・・・

写真を撮るなら午後3時過ぎがいいかもしれません。朝方は少し逆光気味です。
9時前にワークショップの会場に入りました。今日は三組六人の子供さんに木工体験をして頂きました。天気は良かったんですが、午後2時ごろには32度まで上がって暑い一日でした。この記事を書いている10時過ぎはすっかり温度も下がって爽やかです。また明日も頑張ります。」
(22:27)