2017年02月15日



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白洲正子さんの遊鬼を読みました。ずいぶんと昔に十一面観音の本を読んだような記憶があるんですが
内容はきれいさっぱり忘れました。この遊鬼もなんとなく手に取って読んだ本です。読み出すと案外と面白かったです。冷泉家の話は面白かったですね。お父さんが白蓮さん(少し前の朝ドラで九州の炭鉱王の妻でありながら若い男と駆け落ちした人です)の駆け落ちの後始末の話のために訪問するのに同行した顛末です。書生に「地下人が参りました」と取り次がれる件には笑いました。そりゃ平安時代から続くお公家さんで藤原定家の末裔にしたら薩摩藩士がにわか華族になった連中なんてハナクソみたいなもんでしょう。
あと安珍清姫と龍神温泉の話もよかったです。その中に明恵上人の逸話が出てきます。女性にものすごくもてたけれど生涯不犯であったと。不犯はそうだったようですがもてたかどうかはどうだったんでしょうね。(妻帯した親鸞を痛烈に批判しています)我こそは明恵さんと…と思った女性が多かったのかもしれません。明恵さんはこの前に読んだ文覚の一応弟子にあたるので余計興味深かったです。あとは骨董の話とかいろんな工芸作家の話とか面白く読みました。白州さんの文章ははさっぱりしてべたべたしていないので好感が持てました。
他の本も読んでみたくなりました。



(02:28)

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