2017年03月13日



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ヤマザクラでダイニングセットをお作りしました。みなさんサクラというとお花見をするソメイヨシノを思い浮かべるでしょう。ところがソメイヨシノは材木としてはほぼ使いません。と言うか使えません。理由は寿命が短くて(およそ80年くらいです。)大木にならない、中心部に空洞(材木業者さんは洞(うろ)と言います。)が出来るということです。私自身はソメイヨシノで花見もいいんですが、山中にひっそりと咲くヤマザクラをしみじみと愛でたいですね。西行さんがその元で死にたいと詠んだ桜もヤマザクラだったかもしれません。少なくとも染井吉野ではありません。江戸時代に江戸の染井村で交配して作られた品種ですから・・日本全国のソメイヨシノはその木のクローンです。ただヤマザクラも良材は年々減少しています。テーブルですがW1500 D860 H650 です。椅子はW450 D480 H900 SH(座高)390です。
ご注文主は小柄な女性で(身長155cmくらい)低いテーブルをご希望でした。ご夫妻に数種類の材をご提案したんですが最終的に奥様がサクラを選ばれました。やはり家具選びの主導権は女性のものですね。実際女性のほうが家具に接する時間も長いですから・・ 天板は4枚矧ぎ、脚は四隅に配置して安定感充分です。天板裏面には縦横に桟が入っているので反り対策は万全です。なんでもかんでも部材をごつくすれば反りません。しかし、野暮ったいし、材もたくさん必要です。むやみに金物を使うのもイヤです。工夫のしどころですね。椅子はいわゆるウインザースタイルです。明治維新で洋家具も日本に入って来ました。椅子を受容する歴史の中でウインザーもすっかり日本人に馴染んで来ました。板背のものよりは軽量に出来るし座り心地も悪くないので広く受け入れられたと思います。どことなく日本的なイメージもありますね。(縦格子を連想するのかもしれません)背は若干ですが上が拡がっています。このあたりが椅子のデザインの要です。あと、背の角度がどれくらいかで座り心地が決定的に違ってきます。ダイニング用は少し立ち気味にしてアップライトに座るのがいいでしょう。座にはお尻になじむようにザグリが施されています。軽量に仕上がったので女性にも扱いやすいです。私自身は若い頃は椅子の重さなんてあまり気にしていませんでした。しかし自身も歳を取ってきて身のこなしも20代、30代の頃のようにはいきません。動かす家具は軽いに越したことはありません。その点も考えたデザインにしたつもりです。仕上げはオイル仕上げです。お手入れ用にリボスのワックスをお渡ししたんですが、していただけるかなあ・・・関東方面に出張の折りにお寄りしてもいいなと思っています。

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ご注文主は川崎市にお住まいで送ろうかと思ったんですが車でお持ちしました。時間がかかりますがお伺いして暮らしぶりを拝見するとわかる事も沢山あるので行ってよかったです。京都から新名神、伊勢湾岸道、新東名を使うと以前の名神東名ルートよりはずいぶんと早くなりました。ただ開通当初比確的空いていた新東名も結構混んでいました。帰路でうっかり東名に入ってしまったんですがずいぶんと空いていて走りやすかったです。お勧めです。

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奥様には思っていたとうりのテーブルで椅子も座りやすいとお褒めの言葉をいただきました。お友達をお呼びしてお茶したいとおっしゃっていました。家具作りを生業とする者には最高のお言葉です。創る苦労が報われる一瞬ですね。O様、ありがとうございました。
このセットを作った材は原木を製材したものです。同じ原木から取った材は色目、木目が揃うので仕事をしていても気持ちがいいです。まだ沢山残っているのでサクラ材の家具をお探しの方はどうぞお問合せ下さい。

moonlove10000@gmail.com までお気軽にどうぞ




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