2017年03月27日



 この4月に開園する西京区の保育園のベンチ数点をお作りしました。
最初は2階のコーナーに設置したベンチです。

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材はミズメザクラです。と言ってもサクラの仲間ではありません。カバノキ科カバノキ属です。サクラはバラ科サクラ属です。名前の由来は樹皮を傷つけると水のような樹液が出るかららしいです。以前に何本か原木を買いましたが樹皮をはがすとサロメチール臭がしました。ヨグソミネバリという変わった呼び名もあります。石川県の山中あたりの木地師はハンサと言います。魚と一緒で地域によって呼び名も変わるようです。(例えば、近畿ではコナラをホウソと呼びます。)硬くて重い材です。比重は0,7くらいです。上の画像の背もたれを見てもらうとよく解ると思いますが、中心部が赤っぽい色で外側に白い部分があります。これはカバノキ科の特徴です。銘木屋や家具屋は芯に近い赤い部分が多い材を赤身が張ってるとか言って有難がります。最近は広葉樹の良材はどの樹種に限らず枯渇しています。赤身がどうとか言っていられない時代になってきました。広葉樹を植林するとか計画的に持続可能な伐採をするとか一切頓着せず伐り続けた報いです。世界に冠たる良質な日本産広葉樹の見る影もありません。今では、情けない事に北米材やら世界中の広葉樹で仕事をしている有様です。100年後の木工家(もし木工がまだ続いていたらですが・・・)にはずいぶんと恨まれる事でしょう。

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W1900 D700 H750 SH250 板厚45mmです。材の形を生かしています。この保育園を設計された間工作者さんではウサギさんベンチと呼んでいます。制作中は子供たちが並んで座ったら可愛いだろうなとか、座の上で寝転ぶ子供もいるだろうなとか想像して楽しくなりました。未来のある子どもが使うものを作るのは夢があります。



(16:39)

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