2018年07月18日


 Arpeggione_Henning_Aschauer_1968

 このギターのような楽器、アルぺジョーネと言います。6弦です。ヴァイオリンやチェロのように弓で弾きます。1820年代にウィーン で発明されたそうです。シューベルトがどうやら発明者から委嘱されてアルぺジョーネソナタを作曲したようです。ところが、この楽器あまりと言うか殆ど普及しなかったようです。楽器も曲も忘れ去られていたんですが、シューベルトの没後だいぶたって再び脚光を浴びたときにはアルぺジョーネ奏者がいないという数奇な運命をたどった曲です。まあ無い楽器では演奏出来ないんでチェロやヴィオラ用に編曲した曲を今日我々が楽しんでいるというわけです。で、昨日、NHKFMのベストオブクラシックを聴いていると、なんと珍しい本来のアルぺジョーネを使った演奏でした。名前は失念しましたがフランスのチェリストが弾いていました。だいぶ練習したんでしょうか?この曲は好きな曲の一つです。まだクラシックをそんなに聴きこんでいなかったころ、大学の先輩でずいぶんお世話になった方に店村真積さんのヴィオラのプライベートコンサートに連れて行って貰いました。数メートルの距離での生演奏というなんとも贅沢な時間でした。その時のプログラムの中にこの曲が入っていました。CDも買って愛聴盤です。

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先輩の友人がミラノに留学していた時に店村さんと知り合ったとかでご縁が出来たようです。

続く

 



(23:51)

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