2018年09月17日


 web井上道義1CMieko+Urisaka


 いきなりの禿頭ですみません。今日のコンサートの指揮者、ミッチーこと井上道義さんです。
プログラムはホルストの惑星とショスタコーヴィッチの12番といういささか脈絡のない選曲です。井上さんはショスタコーヴィッチは以前からよくとりあげていらっしゃるので12番はまあわかります。普通は前半はソリストを呼んできてコンチェルトが定番です。入場料が2000円なので予算が無かったのかなあ。お客さんの入りは満員でした。( 京都市民も400人無料招待されていました。) で、演奏ですが前半の惑星は何か気の入っていないような感じです。1月に京響定期で聴いたほうがよかったです。(指揮者は中堅のイギリスの方でした。)後半のショスタコーヴィッチはなかなか気合の入った演奏で楽しめました。もっともこの曲1917年という副題からも分かるようにレーニンとロシア革命がテーマの標題音楽なのです。1961年のソヴィエト共産党大会で初演された曲なのである意味プロパガンダの為の作品です。ショスタコーヴィッチもサービス精神満点でド派手で盛り上がる曲になっています。フィナーレはティンパニと大太鼓が大活躍です。盛り上げるだけ盛り上げているんですが何か空疎に聞こえました。結局、ソヴィエト人民は皇帝の圧政からは逃れましたがスターリンの独裁に苦しみます。共産主義という壮大な実験も失敗します。70年の間、イデオロギーのせいでいかに沢山の人が苦しみ亡くなったか・・終演後、人間は何をしてきたんかなあと考えてしまいました。ショスタコーヴィッチの交響曲は純粋に音楽として素晴らしいと思います。しかし芸術と社会の関係とか色々と考えてしまいます。

(00:28)

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