2018年09月17日


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 15日に田中一村展に行って来ました。久しぶりに佐川美術館に行きました。エントランスを入るといきなり佐藤忠良の彫刻群が並んでいます。具象の少女像ですがこれはどうかと思います。佐藤忠良が悪いわけではなく、肝心の展覧会に対する意識が散漫になるような気がするのです。ま、とにかく田中一村展です。子供時分の南画から千葉時代の日本画、奄美時代の作品と順に並んでいました。


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やはり奄美時代の作品がよかったです。日本画の技法で描かれていますが洋画っぽいなと感じました。
ルオーを思い出しました。

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生命と色彩の乱舞です。奄美に行きたくなりました。

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一村さんは奄美で染色工として働きながら制作されていたそうです。東京美術学校に入学したんですがお父さんや自身の病気で早々に中退されたそうです。その後、日展や院展に落選して中央画壇と縁を切ったようです。50歳頃、家を売って奄美に移住されています。ご自身の境遇をどう考えていたんでしょうか?日展や院展などの団体に所属して団体内での生臭い人間関係、権力闘争なんぞという芸術とは対極にある諸々と一切関係無しの生き方が共感を呼ぶんでしょうね。芸術としたら、数多いらっしゃる高名な日本画家よりは明らかに上です。同じ美術工芸界の片隅に身を置く者としたら生前にもう少し評価してもらえたらよかったやろなあと思います。

(09:09)

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