2019年01月15日


 京都在住の哲学者、梅原猛先生がお亡くなりになりました。私が京都芸大の学生だった頃、芸大に来られました。日本文化史という授業を受講しました。そのころは日本文化にも興味が無く何となく選択したように思います。大きなL1(第一講義室)で髪を振り乱し怨霊がとボディーアクション付きで熱く講義されていた姿は今でも覚えています。不真面目な学生だったので一番後ろのほうでろくに講義も聞いていませんでした。もったいない事をしました。最前列は親衛隊(聴講生の妙齢(40~50代)の女性達)が陣取って、講義が終わると先生を取り囲んでいました。隠された十字架や水底の歌などで注目されていた頃です。「隠された十字架」は読みましたが内容は余り憶えていません。その後、学長になられて大学祭でも学生と一緒に酒を飲んだり学生に慕われていました。学内で飼われていた雑種の犬もタケシと名付けられていました。ちょうど、校舎の移転時期だったので色々なご苦労もおありだったと思います。その後も色々な活動をされて著書も沢山書かれました。


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たまたまですが、去年この本を読みました。法然さん、親鸞さん、一遍さん、それぞれの阿弥陀信仰の有り様を実に分かりやすく解説してあります。読みやすい本なので、興味のある方はぜひ一読をおすすめします。随分と前に読んだ新聞への寄稿が印象に残っています。西洋の一神教に基づく自然を征服する文明は行き詰っている、ポストモダンは日本的な多神教の自然と共生する文明にならないといけないと説いておられました。文明の進歩が善であるという風潮にほんまにそれでええんかなあと思う事も多かったのでええ事言うてはるなあと感銘を受けました。遺伝子操作やAIの発達と倫理の摩擦が増えてくるでしょう。それでも進歩?は止まらないでしょうが・・

(16:32)

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