2019年01月16日


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 デビッド、ハルバースタムさんの著書です。朝鮮戦争は1950年に起こっています。まあ近代史でしょう。我々の世代は学校の歴史や日本史で現代に近づくほどおざなりにしか教えてもらっていません。やれ大化の改新やの平安遷都やの1000年以上前の事には時間をかけますが大正、昭和史なんて時間切れで教科書読んどけなんて言われたように憶えています。私自身が4~5年前にたまたま西園寺公望の秘書をしていた原田熊雄の伝記がきっかけで戦前の昭和史に関する本を沢山読むようになりました。言葉としての二二六事件とか国際連盟脱退とか日独伊三国同盟とか断片的に知ってはいましたが歴史の流れとして把握出来て、ああそうやったんかとやっと解りました。内藤湖南先生も日本史は応仁の乱以前は無視してもいいとおっしゃっています。今年は明治維新150年とか言って祝賀ムードでお祝いしています。色々なラッキーもあって幕藩体制から明治新政府の体制に変る事が出来ました。その後、殖産興業、富国強兵で一周遅れの帝国主義で大陸進出に邁進します。韓国併合や満州国建国など負の側面も考えるべきでしょう。結局、今、韓国、北朝鮮、中国などとの色々な問題の根はここまで遡りますから・・ま、とにかく1945年に日本の植民地支配が終わり南北にアメリカとソ連の息のかかった政府が出来ます。中国では抗日でなんとか並存していた蒋介石と毛沢東が内戦を始めます。こちらは毛が勝って中華人民共和国を建国します。蒋介石は台湾に逃れて中華民国を建国します。金日成はモスクワのスターリンに南進したいと訴えてとうとう1950年にソウル目指して進軍します。韓国軍と米軍は不意を突かれて連戦連敗で釜山まで追い詰められます。今はそのあたりまでしか読んでいません。で、この本ですが戦場の描写と当時の各国の指導者がどう考えたのか(特にトルーマン、マッカーサーなどアメリカ人)そのあたりをうまく織り交ぜて面白い読み物になっています。北東アジアの近代史に興味のある方には御一読をお勧めします。
 

(15:15)

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