2019年02月08日

 

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 日本に変わって38度線の南は米軍が北はソ連軍が占領しました。早い話しが米ソ対立の最前線になってしまいました。南には李承晩、北には金日成の政府(米ソの傀儡政権みたいなものですが‥)が出来ました。1950年になって金日成がスターリンに南進を訴えてオーケーをもらいます。最初は北の軍隊が破竹の勢いで進撃し韓国、国連軍を釜山あたりまで追い詰めます。そこでマッカーサーが登場です。仁川ギャンブルといわれた仁川逆上陸作戦で形勢逆転です。よせばいいのに38度線を越えて鴨緑江まで北を追い詰めます。これはあかんと毛沢東が中国軍を参戦させます。まあ紆余曲折あるんですが戦争は膠着状態になって3年間戦った末に出発点の38度線で休戦して今に至っています。この本がいいのは実際の戦場の様子も分かるしアメリカ国内の政治状況(トルーマン大統領の立場など)もよく分かります。マッカーサーとその取り巻きが東京の第一生命ビルで立てた作戦計画でいかに沢山の兵士が無駄死にしたかなども詳述されています。アメリカの兵士も中国の兵士も沢山戦死していますが一番の被害者は韓半島の人達でしょう。何しろアメリカ空軍は日本に投下した数倍の爆弾を投下しています。(司令官は日本爆撃の指揮官カーチス、ルメイです)NHKのドキュメンタリーでも親を殺された子供が隣で泣き叫んでいる映像がありました。勇ましい事をいうのは簡単ですがどんなに悲惨かよくよく考えないといけません。それにしても歴史はいきなりそこにあるのでは無く連綿と続いています。この本はトルーマン、マッカーサー、金日成、スターリン、毛沢東という登場人物がどう考え行動したのか手際よく記述しています。今月、トランプと金正恩の会談があります。そもそもなぜ韓半島が南北分題されて70年近く経っても解決しないのか、その原因がよく分かりました。日本の大陸進出、満州国建国が原因でもあるので他人事ではありません。一読をお勧めします。 

(16:19)

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