2019年05月20日




 350_256-1



 上の画像、ワルキューレの面々です。左から二人目がブリュンヒルデです。という訳で今回はMETのライブヴューイング のお話です。METはアメリカはニューヨークのメトロポリタン歌劇場の略です。ライブヴューイングはオペラの公演を映像化したものです。以前からあるのは知っていたんですが今回は私の好きなワーグナーのワルキューレという事で観に行きました。
早い話がオペラ公演をそのまま映画化したものです。随分と前にドミンゴとリッチャレリのオテロの映画版を見ました。こちらは公演の映像化では無く本当の映画仕立てでなかなかよく出来ていました。冒頭の嵐のシーンなど今でも覚えています。映画版ではライモンディ―のドン、ジョバンニも見ました。こちらもよかったです。オペラ公演の映像はDVDや衛星放送では見たことがありましたが、映画館の大画面で観るのはやはりいいですね。音はいささか人工的ですが仕方ないですね。さて肝心の内容ですが第一幕のジークリンデ、ジークムントどちらもなかなかいいなと思いました。ジークリンデのソプラノはルックスも薄幸の女性っぽくて役にあっていました。ジークムントのテノールは声はいいんですがビヤ樽のような立派なお体でちょっと見た目が・・・春風が吹いて云云かんぬんのアリアもよかったです。それにしても双子の男女が高らかに愛だの結婚だのと歌い上げるのはええんかなあといつも思ってしまいます。で、第二幕、第三幕と続きます。ブリュンヒルデもヴォータンも歌もそこそこでで楽しめました。METのライブヴューイングは初めて観たんですがいいなと思いました。出演者の表情までよく分って劇場とはまた別の物ですね。音響面は善かれ悪しかれ映画です。やはりデジタルっぽいです。
座席も快適でした。これからはいい演目を選んで足を運びたいと思います。        



(17:16)

コメントする

名前
 
  絵文字