2019年06月25日


 加茂駅から木津川沿いの旧街道を少し走り木津川を渡って和束をめざします。そう車は多くはありませんが大型のトラックやダンプカーが横を通るのは気持ちのよいものではありません。仕事で乗っているドライヴァーは遊びでちんたら走りやがってと思てるやろなあとか考えながらひたすらペダルを回します。信楽までは基本ずっと登りです。勾配はしれていますが先頭の阿久津さんから少しずつ遅れていきます。有難い事に最初の休憩スポットのコンビニに到着です。コンビニの横にカラオケ屋さんがあって、阿久津さんが以前、ランチを食べたとかでお店のおばさんに声をかけました。それぞれ、自転車を置いて鍵をかけていると、そのおばさんが小さな駕籠に山盛りの飴ちゃん(関西ではキャンデーなどをこう呼びます)を持ってきてくれました。有難く、塩飴や昆布飴、など頂きました。関西ではなぜかおばちゃんがキャンデーをくれます。私の知人のおば様もどこからか出してきてくれます。贈答文化ですね。私は持参の水をグビグビと飲みました。2~3日前の天気予報が外れていい天気です。真夏ほどの暑さではありませんが熱中症には気を付けないといけません。15分程、休憩してつぎは手打ち蕎麦屋目指します。ここからも登りで最後の3km程が少しきついらしいです。とにかく何も考えず前を行く小笠原さんの背中を見ながらひたすら走ります。案じていた坂もそうきつく無く(家から工房までが結構な激坂なので耐性が出来たようです。)11時少し前に蕎麦屋さん(黒田苑とかいう名前でした)に無事到着です。大きな古民家を移築した立派なお店です。



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蕎麦屋です。開店前にもかかわらずすでに30人位がノートに名前を書いています。順番待ちの人用のテントも見えます。味はまあまあですが、少し量が少ないかな。打つ手間とか、分かるんですが余り少ないとねえ・・・今もあるのかどうか知りませんが、松本のもときは少なかったですねえ。1000円もするのに4~5口で食べてしまいそうな量でした。店内には帝国ホテルの村上料理長の記事の乗った雑誌が飾ってある、何か勘違いした店でした。そもそも、蕎麦は米が育たない山地で仕方なしに食べていたようなものです。何かの本で戸隠の年寄りが子供の頃は来る日も来る日も蕎麦でいやになったなんて言っていたという話しを読んだ記憶があります。大体、食べ物に能書きを言うのも聞くのも好きではありません。出されたものを黙って食えと、思います。脱線しました。ゆっくり蕎麦をいただいて、腹七分目程で最終目的地の信楽目指して出発です。ここからは国道307号を通るのであまり楽しい道のりではありませんでした。それに1時間以上休んで、体がなまったのか今回の行程中、一番しんどかったです。で、一応の目的地、信楽焼の窯元に到着です。ここは登り窯カフェがあります。早い話が、斜面に段々とある登り窯の中でコーヒーをいただくという趣向です。中は結構広くて、幅2,5m奥行き5mくらいあります。テーブルと椅子が6脚程置いてあり、裸電球の光で壁の耐火煉瓦が鈍く光っています。コーヒーの味が期待できそうも無いので狸達と記念写真を撮って、小笠原さんご推薦のギャラリーに向かいます。



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続く





  

(16:31)

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