2019年12月22日



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 昨日、知人の紹介で廃業する銘木屋さんから譲っていただいたセンノキの広幅の板(バン)です。
幅が1200mmに少し足らない位です。昔風に言えば四尺ですね。長さは1900mm程です。残念ながら、片側に小口割れがあります。多分、床の間の地板か大きな門の鏡板かと考えて仕入れたんでしょう。今時の家は床の間も大きな門屋もありません。はっきり言って銘木屋も絶滅危惧種です。材木市でも最近はよく廃業された銘木屋や材木屋の材が出ています。乾燥はバッチリです。なにしろ、長い間在庫していたでしょうから・・・このセンもカンカラに乾いています。2枚続きで入手しました。それにしてもこの材を挽いた原木は多分直径1メーター50センチは楽にあったと思います。巨樹ですね。センは白っぽい色でケヤキに木目が似ているので、以前は着色してケヤキの代用品としてよく使われていました。最近は明るい色の材が好まれるし、センの原木も少なくなっているので貴重品になってきました。


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コバ(幅方向の端を意味する木材業界用語です。多分ですが、木端から来ているんでしょう。)と小口を少し落としてテーブルの天板にします。割れをどうするかゆっくり考えます。脚の材を考えないといけません。手持ちのタモを使おうかと思っています。作るのが楽しみです。大変ですが、拭き漆をしっかりして材も喜ぶような物にしないといけません。  

(16:39)

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