テーブル

2019年11月28日




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 10年近く前にお作りしたヤマザクラのテーブルの天板を補修しました。名古屋市内にお住まいの方で、三河安城の別件と合わせて尾張、三河出張となりました。新名神が四日市まで開通していましたが、知らずに東名阪に乗ってしまいました。新名神との合流の渋滞も無く快適でした。
テーブルのほうは日焼けしてヤマザクラがいい雰囲気になっていました。このままでもいいなと思いましたが、サンダーで研磨して液化ガラス塗料で仕上げました。




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ボッシュのサンダーです。以前はリョービを使っていました。本体は金属製で音も静かでした。長く愛用していたんですが数年前に動かなくなりました。すでに生産中止で修理も出来ないと言われました。仕方が無いのでボッシュにしました。研磨の性能はまずまずですが、音が大きいのとペーパーの取り付けがややしにくい事、コードが短い(1,5m程しかありません。せめて3mくらいにはしてほしいですね。コストダウンか知りませんが使い勝手が悪いです。)のが不満です。メーカーには使い手の立場で製品を作ってもらいたいですね。自戒を込めて思います。今風に言えばユーザーファーストですかね。お客様は出来上がったテーブルを見られて新品みたいと喜んでおられました。当分は気持ちよく使って頂けるでしょう。T様、ありがとうございました。


  

(13:20)

2019年11月03日



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 6日からのあべのハルカス近鉄本店に出品する椅子です。座、背は楠(クスノキ)、脚は山毛欅(ブナ)です。このブナは東ヨーロッパ産です。ドイツあたりでは以前から盛んに使っているようです。計画的に伐採しているのか気になるところです。日本では白神山地のブナ林が有名です。ブナは中心の部分が使えないので幅広の板が取れません。木目もはっきりしないので日本では有用な材とはみなされませんでした。随分前ですが1m近い大きなブナが市場に出ていましたが、値段が本当に安くてこんなんだったら切らずに山に残せばいいのにと思いました。人間の経済活動は大事ですがすべてに優先するはずもありません。持続可能な範囲でありがたく感謝しながら使わせて貰わないといずれえらい事になります。やれ木目がどうの節があるだの文句を言わずご縁があった材はありがたく使わせていただきます。 

(19:02)

2019年07月24日



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 小さなテーブルをお作りしました。W500 D350 H370mmです。天板はブラックウォールナットです。柾板の2枚矧ぎです。幕板、脚はナラです。仕上げは液化ガラス塗料です。幕板の部分にタイルを嵌め込んでいます。エポキシで接着しています。余談ですが、接着剤や塗料に疎い女性にエポキシで接着すると言ったら、何を聞き間違えたのかエポキチてなんですか?と聞き返されたことがありました。丁稚やないんやからエポ吉は無いやろと思わず大笑いしました。まあ、知らないというのはそんなものかもしれません。そんな事はどうでもいいんです。御依頼主がお手持ちのタイルを張った小テーブルをお願いしますという御依頼でした。



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作る前はどうかなあと思ったんですが、出来てみるとポップな印象でなかなかいいですね。



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異素材との組み合わせはついつい億劫で試したことがありませんでした。何事にも先入観を捨ててチャレンジしないとあきません。いい勉強をさせてもらいました。 

(16:02)

2019年06月01日



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 板の矧ぎ合わせ中です。ズラーッと 並んでいるのはポニークランプというアメリカ製の締め具です。これが優れもので世界中で愛用している木工家は随分と多いと思います。水道用のパイプの片側にねじを切って取り付けるシンプルな工具です。安価でしかもよく締まるので矧ぎ合わせには欠かせません。私が駆け出しの頃はハタガネという締め具しかありませんでした。薄い材にはいいんですが厚くて広い材は余り締まりませんでした。


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反り止めの桟を入れてカンナ掛けして拭き漆で仕上げます。


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こんな木目です。あまり導管が目立たずおとなしい印象の材です。

(15:05)

2019年05月31日



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 床の間の板を作っています。幅280cm 奥行き80cmの大きな板です。椨(タブ)材です。日本の広葉樹です。クスに少し似ていますが匂いは余りしません。この大きさで一枚板だと材が相当に高価になります。予算の関係で仕事が回ってきました。これだけの長さになると平面をだすのも大変です。画像は部材の捻じれや反りをとって厚みを揃えた状態です。これからドミノと接着剤で矧ぎます。


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長円の穴にドミノチップを差し込んで接着していきます。


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これがチップです。ブナの圧縮材です。ボンドの水分で膨張して強固に繋ぎます。これは50mmx24mmx8mmのチップです。他にもいろんなサイズがあって使い分け出来ます。これのいい所は矧いだ板同士に段が出来ない事です。木工用語で目地が揃うとか言います。



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ドミノの穴を開ける機械です。ドイツ製です。部品の工作精度が高くしっかりした造りです。どこぞの電動工具メーカー(例えばOキタ)などとは比べ物になりません。その分高価ですが便利さと耐久性を考えたら納得です。 

(15:37)

2019年03月13日



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 ミズナラ材でサイドテーブルをお作りしました。実はこの材は長野県、茅野市産です。三井の森と言う別荘地にお住まいの方の庭のミズナラでした。家のそばで大きくなり過ぎたようです。数年前に伐採して厚さ12cm程に製材して貰ったそうです。引き取りにお伺いしたらガレージに桟積みしてありました。幸い酷い腐れもなく充分使えそうだったので京都まで持ち帰りました。懇意にしている製材所で30mmの厚さの柾板に製材してもらいました。板目に挽けば幅広の板が取れますがひどく反るのは明らかです。ロシア産や道産にくらべたら目も荒いしまだまだ若い樹なので暴れないようにゆっくり乾燥させました。人間と同じで若い樹は材にしたら反りや捻じれ、割れも入りやすいので取り扱い注意です。結構目の荒い木でした。


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ご依頼主様のご希望は自分用のソファーに合わせたサイドテーブルという事で色々とデザインを考えました。
何か動物が四本脚で踏ん張っているような、少しユーモラスな形が出来ました。私自身は結構気に入っています。


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まだ、沢山の材が残っています。ご依頼主様(シニアの女性です。)の娘婿さんがオーディオマニアでオーディオ用のサイドボードをお作りする予定です。先日、わざわざ打ち合わせに工房まで足を運んで下さいました。クラシックがお好きな方(学生の頃は大学オケでパーカッション担当だったそうです。)で最近凝っているショスタコーヴィッチの話で盛り上がりました。私も大好きなのでつい話しに熱中してしまいました。勿論、打ち合わせもちゃんとしました。
おっと、忘れていました。W600 D440 H450です。拭き漆仕上げです。庭の邪魔物がこんな家具になったと喜んで頂けました。M様、ありがとうございました。

  
 

(00:13)

2018年09月14日


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 小さなテーブルをお作りしています。天板と棚板はホワイトアッシュ、脚はブナです。施設に入られたお母様のために娘さんがオーダーされました。お母さまには以前にも椅子をお作りしていました。その椅子に合わせた小さいテーブルです。棚板を貫に接着しているところです。


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Fクランプで圧着しています。この後、天板をサンダー掛けして脚の長さを調整しました。ボンドのはみだしを確認してオイルを塗りました。2~3日おいて オイルを塗って、最後はガラス塗料で拭いて完成です。お母様が気に入って下さったらいいのですが・・

(00:22)

2018年09月03日



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 間工作舎さんの設計でリノベーションされた町屋のダイニングテーブルです。竣工写真を送っていただきました。W1960 D850 H700です。材はヤマザクラです。オイル仕上げです。

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いい感じにリノベされています。施工された大工さんは大変だったと 思います。


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こちらはキッチンからの眺めです。オーナーは外国の方ですが仕上がりには大変満足されたようです。

(00:34)

2018年08月12日


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蓼科では木工ワークショップを行っています。今回少しスペースがあったので家具も展示しました。
このテーブルはブラックウォールナット材です。W950 D900 H700です。天板は4枚矧ぎですがブックマッチで中心から左右対称の木目です。色の濃いきれいな材です。脚は四隅に配しています。オイル仕上げです。


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テーブルは作家の個性を出しにくい家具です。このテーブルは天板が矩形では無く台形になっています。あと脚にもテーパーを付けています。何か特色をと思うんですが、じつは真四角のほうが使いやすいのかもしれません。難しい所です。


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ワークショップも後4日、帰洛する日がだんだんと近づいています。少しは秋っぽくなっていたらいいんですが・・・

(17:40)

2018年08月05日


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 ヤマザクラでダイニングテーブルをお作りしました。W1960 D850 H700です。板厚は39mmです。天板は4枚矧ぎです。脚は四隅に配置しました。天板の裏には反り止めの幕板と桟が入っています。リボスオイルとワックス仕上げです。


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京都の塩竈町の町屋を改装した居宅にお納めしました。既存の壁や梁を生かしていい空間になっていました。施工は大変だったでしょうが‥

(20:30)

2018年06月09日


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 テーブルの脚です。ポニークランプで圧着中です。水性ウレタン系の接着剤を使っています。一般的な酢酸ビニル系の接着剤(いわゆるボンドです。白ボンドとも言います。)よりは充填性もあるし接着力も強いと思います。乾燥後は白くなるので、丁寧に拭きとらないといけません。透明になってくれたらいいんですが・・・出来ないのかなあ? 

(14:27)

2018年06月01日


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 ナラ材でダイニングテーブルをお作りしています。W1500 D830 H700です。天板は板目の三枚矧ぎです。多分ロシア材ですね。今や日本にはいいナラの原木はありません。ところが最近はロシア材も中国に買い負けして確保するのが難しくなっているそうです。ヨーロッパのナラ材も少しは入っているそうです。今後は北米のオーク材にシフトせざるを得ないでしょうね。かって潤沢にあった材もどんどん枯渇しています。大事に使わないといけません。

 

(15:16)

2017年10月19日


ダイニングテーブルをお作りしました。

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ご依頼主はシニアのご夫妻です。八ヶ岳の眺望が素晴らしい別荘用にお作りしました。ご主人は既にリタイアされて東京と信州を行ったり来たりされています。あまり大きなテーブルは必要無いとの事で1400mmx800mmでお作りしました。ナラ材のオイル仕上げです。天板は3枚矧ぎです。脚は四隅に柱が立つ形です。最近この形で作ることが多くなりました。四隅で踏ん張ってるイメージで力強い感じがします。実際、安定性もいいはずです。

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脚にも幕板(天板の下に付いているパーツの呼び名です。)にも少しアールが付いています。
直線ではどうしても硬いイメージになるので・・ 

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ご依頼主御夫妻は10月半ばに東京に帰られているはずです。来年5月にまた来られるそうです。
また、お伺いする予定があるので再会が楽しみです。


 

(09:45)

2017年03月13日



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ヤマザクラでダイニングセットをお作りしました。みなさんサクラというとお花見をするソメイヨシノを思い浮かべるでしょう。ところがソメイヨシノは材木としてはほぼ使いません。と言うか使えません。理由は寿命が短くて(およそ80年くらいです。)大木にならない、中心部に空洞(材木業者さんは洞(うろ)と言います。)が出来るということです。私自身はソメイヨシノで花見もいいんですが、山中にひっそりと咲くヤマザクラをしみじみと愛でたいですね。西行さんがその元で死にたいと詠んだ桜もヤマザクラだったかもしれません。少なくとも染井吉野ではありません。江戸時代に江戸の染井村で交配して作られた品種ですから・・日本全国のソメイヨシノはその木のクローンです。ただヤマザクラも良材は年々減少しています。テーブルですがW1500 D860 H650 です。椅子はW450 D480 H900 SH(座高)390です。
ご注文主は小柄な女性で(身長155cmくらい)低いテーブルをご希望でした。ご夫妻に数種類の材をご提案したんですが最終的に奥様がサクラを選ばれました。やはり家具選びの主導権は女性のものですね。実際女性のほうが家具に接する時間も長いですから・・ 天板は4枚矧ぎ、脚は四隅に配置して安定感充分です。天板裏面には縦横に桟が入っているので反り対策は万全です。なんでもかんでも部材をごつくすれば反りません。しかし、野暮ったいし、材もたくさん必要です。むやみに金物を使うのもイヤです。工夫のしどころですね。椅子はいわゆるウインザースタイルです。明治維新で洋家具も日本に入って来ました。椅子を受容する歴史の中でウインザーもすっかり日本人に馴染んで来ました。板背のものよりは軽量に出来るし座り心地も悪くないので広く受け入れられたと思います。どことなく日本的なイメージもありますね。(縦格子を連想するのかもしれません)背は若干ですが上が拡がっています。このあたりが椅子のデザインの要です。あと、背の角度がどれくらいかで座り心地が決定的に違ってきます。ダイニング用は少し立ち気味にしてアップライトに座るのがいいでしょう。座にはお尻になじむようにザグリが施されています。軽量に仕上がったので女性にも扱いやすいです。私自身は若い頃は椅子の重さなんてあまり気にしていませんでした。しかし自身も歳を取ってきて身のこなしも20代、30代の頃のようにはいきません。動かす家具は軽いに越したことはありません。その点も考えたデザインにしたつもりです。仕上げはオイル仕上げです。お手入れ用にリボスのワックスをお渡ししたんですが、していただけるかなあ・・・関東方面に出張の折りにお寄りしてもいいなと思っています。

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ご注文主は川崎市にお住まいで送ろうかと思ったんですが車でお持ちしました。時間がかかりますがお伺いして暮らしぶりを拝見するとわかる事も沢山あるので行ってよかったです。京都から新名神、伊勢湾岸道、新東名を使うと以前の名神東名ルートよりはずいぶんと早くなりました。ただ開通当初比確的空いていた新東名も結構混んでいました。帰路でうっかり東名に入ってしまったんですがずいぶんと空いていて走りやすかったです。お勧めです。

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奥様には思っていたとうりのテーブルで椅子も座りやすいとお褒めの言葉をいただきました。お友達をお呼びしてお茶したいとおっしゃっていました。家具作りを生業とする者には最高のお言葉です。創る苦労が報われる一瞬ですね。O様、ありがとうございました。
このセットを作った材は原木を製材したものです。同じ原木から取った材は色目、木目が揃うので仕事をしていても気持ちがいいです。まだ沢山残っているのでサクラ材の家具をお探しの方はどうぞお問合せ下さい。

moonlove10000@gmail.com までお気軽にどうぞ




(09:47)

2016年07月06日


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屋久杉のテーブルをお作りしました。W900  D360  H650mmです。天板は屋久杉、脚はトネリコです。
拭き漆仕上げです。

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なかなかいい杢です。この板はクライアントのおじいさまが買われたそうです。長い間ほったらかしになっていたようです。何かできますか?とのお訊ねがあって小さいテーブルを提案しました。

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出来上がりを見られてびっくりされていました。もう処分しようかと思われていたそうです。屋久杉の事を色々と説明して貴重な材だと解られたようです。

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我ながら洒落たテーブルになったと自負しています。

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納品後の様子です。末永くご愛用下さい。S様、ありがとうございました。



(14:16)

2016年06月26日



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屋久杉で小型のテーブルを製作中です。上の画像は天板です。W900 D360 H650mmの小ぶりなテーブルです。拭き漆仕上げにします。

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屋久杉の魅力はやはりよく動いている杢ですね。過酷な環境の贈り物です。
完成が楽しみです。





(23:10)

2016年03月29日


 SAI工房さんの設計された住宅にテーブルをお作りしました。
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材はブラックウォルナットです。一部がキッチンカウンターになっています。
W2800(長い部分です。)~1400 D840 H670 mmです。オイル仕上げです。

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このリビングルームは吹き抜けになっていて明るい、開放的な空間になっています。
フローリングはアカシア材だそうです。

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以前に作ったベンチと椅子を展示させてもらいました。


(18:46)

2015年03月16日

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ブラックウォルナットのダイニングセットをお作りしました。
テーブルはW1500 D800 H700です。3人家族の方にお作りしました。
ブラックウォルナットはクルミの仲間ですが北米原産の材です。クルミは日本にもあるんですがブラックウォルナットはありません。最近の円安と需要増で価格があがっています。木材としては珍しい色をしています。もっとも人気のある材です。

お問い合わせ先 moonlove10000@gmail.com

(18:48)

2014年12月09日

 ダイニングセットをお作りしました。

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テーブルは栃の一枚板です。W1850 D900 H700です。
椅子はすべて違うデザインで6脚です。仕上げは拭き漆です。
椅子の材はトネリコです。手間はかかりますがやはり漆はいいですね。

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テーブルの天板は少しカーブを付けています。真四角だと固い印象になります。
アールを付けると優しい感じが出ます。
クライアントには大変気に入っていただけたようです。
どうか末長く愛用してください。
お問い合わせ先 MOONLOVE10000@GMAIL.COMまで

(21:15)

2014年11月05日

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ケヤキのローテーブルをお作りしました。W900 D700 H270です。オイル仕上げです。畳敷きの小部屋用にお作りしました。天井高も少し低いので落ち着ける空間です。秋の夜長、日本酒で一献なんていいですね。

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枝分かれする部位の材なので表情が面白いです。まさに適材適所です。

(18:10)