椅子

2017年08月24日


先日の蓼科出張の帰りに長野市に回ってウィンザーチェア展を観てきました。

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会場の信濃美術館です、1966年完成のモダニズムのなかなかいい建築です。ところが今年の10月から取り壊して建て直すそうです。保存の動きも無かったようですね。この年代の建築が一番冷遇されているかもしれません。で、展覧会ですが2部構成で1部はかなり大きな部屋にウインザーチェアがずらりと並んでいました。私は17世紀の初期のものが面白かったですね。稚拙ですが味があって李朝家具に通ずる雰囲気があります。時代を経るにしたがって技術的にもデザイン的にも洗練されていきます。

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私もスピンドル(背中の丸棒)の椅子を沢山作ってきました。改めて自らの仕事を振り返り、今後のヒントも戴けた展覧会でした。






(08:15)

2017年06月01日


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 ダイニングチェアをお作りしました。座、笠木はトネリコ、背のスピンドルと脚はブナです。 W440 D480 H880
SH410です。オイル仕上げです。軽くて座りやすい椅子が出来ました。

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座のお尻の乗る部分は丸く10mmほど刳っています。

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ダイニングチェアは後ろから見られることが多いので全方向からの見え方を考えないといけません。
そこが難しいところです。

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この椅子の笠木(背の上の水平の部材です)は曲木で作りました。兵庫県在住の木工家が始めた方法を試してみました。従来は材を蒸したり長時間お湯に漬けたりと大がかりな方法しかなかったんですが、濡れた布で包み更にアルミホイルで包んで30分ほどアイロンをあてるという方法です。その後、型に入れてクランプで押さえ、3日程放置しました。その後型から外すとまっすぐに戻ろうとします。多少は戻りますが、それを見越して多めに曲げました。どれくらい戻るか分からなかったので2週間ほど置きました。その後はほとんど戻っていません。
なかなかいいやり方です。削りだして作るのと時間的には大差ありませんが、材の歩留まりがいいのと、繊維の目が切れないのがいいですね。他の物にも応用してみたいです。



(19:19)

2017年03月26日

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 京都、銀閣寺近くのギャラリー、アートライフミツハシさんが今年いっぱいで閉められます。
ミツビシ自動車でデザイナーとして活躍され定年後に開かれたギャラリーです。私自身も木工のグループ展に
参加したり、大学の同級生もよく個展したりと馴染みの画廊だったんで閉廊は残念です。今回の展覧会は友人のシェーカー家具作家の宇納さんのお誘いで参加することになりました。

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総勢16名で自由にそれぞれの椅子に座れるので楽しい展覧会になると思います。
たまたま、椅子にかんするアンケートに回答するためいわゆる世界の名作椅子の本を久しぶりに読んでいます。
実に様々な椅子があって、座るという行為が人間にとっていかに大事か痛感しました。今まで様々な椅子を作ってきましたが、改めてあだやおろそかな気持ちでは作れないなと思いました。まだまだ、修行です。



(11:18)

2017年02月09日


 ダイニングセット用の椅子をお作りしています。
材はヤマザクラです。花と葉が同時に出る桜です。ソメイヨシノは材にはなりません。

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これは座板ですね。幅は420mm、長さ450mmです。ご依頼主が小柄な方なので標準より少し小さめです。
きれいな柾材の2枚矧ぎ(はぎと読みます。板を横方向につなぐ事です。テーブルの天板や椅子の座など幅広の部材を作るための基本的な技法です。)です。

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こちらは脚の部材です。これから旋盤で丸棒に加工します。

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四方柾のいい材ですね。出来上がりが楽しみです。



(01:38)

2016年05月19日


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子供用の椅子をお作りしました。座はトネリコ、脚はブナです。オイル仕上げです。

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子供さんが座ってる姿を想像すると微笑ましいですね。

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この椅子に座る時期はわずかでしょうが・・・・

(10:02)

2014年12月28日

 ダイニングセット用にお作りした椅子の一つです。

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材はトネリコです。仕上げは拭き漆です。けっこう光ってみえますが5分ツヤくらいです。
使い込むと落ち着いたツヤで中から光っている感じでよくなります。漆のいいところですね。

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W450 D550 H900 SH410です。

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6脚すべてデザインがちがいますが、一つはこの形にしようと思っていました。
背中をしっかりホールドしてくれるので安心感があって座りやすいです。

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ダイニングチェアは後ろから見る機会が多いので後ろ姿がきれいでないといけません。女性もそうですね。勿論、男も背中で語らないとあきません。(全然,できていませんが…)
お問い合わせ先 MOONLOVE10000@GMAIL.COMまで

(15:18)

2014年12月25日

 前回のダイニングセット用にお作りした椅子です。

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材はトネリコ、拭漆仕上げです。このセットの椅子はすべて違うデザインです。
6脚同じなら効率はいいんですが、作る楽しみは違うほうが大きいです。

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w450 D580 H1050 SH410です。
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かなり厚めに漆を拭いています。拭き切るほうが簡単なんですが、耐久性を考えて
あえて厚くしています。お作りしたご夫妻にはお孫さんもいらっしゃるので代々使っていただきたいですね。



(19:01)

2014年10月07日

 今年お作りしたキッチンカウンター用のダイニングチェアーとスツールをお作りしました。

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材はアメリカンブラックチェリーです。W420 D520 SH410 H890 です。オイル仕上げです。ブラックチェリーは日本のサクラと比べると少し柔らかいですね。逆目も起きにくいし仕事のしやすい材です。あまり広幅の材はありません。北米では計画的に植林
伐採をしているようです。

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背のスポークに少しですがアールをつけています。背骨のカーブにそって座りやすいです。

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ダイニングチェアは後ろから見ることが多いので前からより後姿が大事です。
そして軽さも大事です。特に女性から言われますね。
この椅子は後姿、軽さ、座りやすさと三拍子そろっていい椅子が出来たと満足しています。


(19:44)

2013年11月05日

 ウオルナットの椅子の三本脚バージョンです。


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三本脚のいいところは絶対にカタカタしないところです。天然素材の木で
モノを作るとどうしても多少の変形が避けられません。宿命です。
いかにそれを無くすか、世界中の木材、家具業界の非常に難しい宿題で
す。

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W450 D450 SH420 H540 拭き漆仕上げです。
前が一本脚なので安定はいいです。表面はわざと釘で引っかいたり、粗い
ペーパー(40番)でこすってラフな感じの仕上げです。


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普段はいかにキレイに仕上げるかと考えています。たまにはこんなのも
いいですね。

お問い合わせ moonlove10000@gmail.com  まで



(20:58)

2013年10月31日

 アームチェアをお作りしました。

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W650 D550 SH420 H920 座、背、アームはトネリコ、背のスポー
ク、脚はブナ材です。拭き漆仕上げです。

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部材を細くして繊細で優美なフォルムに出来ました。

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クッション付きで座りやすいです。


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四方転びの小ガンナで仕上げています。削りあとをわざと残してあります。
フラットでキレイな面にするほうが簡単なんですが手の痕跡を感じてほしか
ったので。手間はかかりますが小ガンナをゆっくりかけるのも楽しかった
です。

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クラシカルで日本的な感じもするジャパンオリジナルの椅子だと自負して
います。

(08:33)

2013年10月24日

 ブラックウオルナットで椅子を作りました。


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W450 D450 SH410 H530です。座と背はブラックウオルナット、脚はブナ
材です。拭き漆です。ブラックウオルナットの拭き漆仕上げもキレイです。


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普段は飾り棚のように部屋の隅っこに置いてもらって来客の多いときなど
椅子として使ってもらえたらいいかなと・・・・
玄関にもよさそうです。


(18:03)

2013年10月19日

 お茶席用の椅子をお作りしました。

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W400 D400 SH360 H450 です。かなり低めです。お茶席で正座が出来
ない方の椅子です。畳を傷めないように脚は板状です。

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トネリコ材に拭き漆です。ルックスも考えてお作りしました。もう少し軽くした
いですね。

(15:14)

2013年10月16日

 腰に持病のある方に椅子をお作りしました。

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W500 D510 SH380 H860です。トネリコ材に拭き漆仕上げです。
普通の椅子には座れないそうで自分用のクッションと足置きを持ち歩いて
おられます。背はほぼ直角でクッションは柔らかくしました。座り心地を
お気に入ってもらえてよかったです。自分で座ると背は立ちすぎだし、クッ
ションは柔らかすぎるし、参考にならないので難しい仕事でした。


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デザイン上のポイントは背のスポークです。棒の並びが綺麗です。
この椅子はクッションを置くのが前提なので座は框を組んで、真ん中に
薄い板を嵌め込んでいます。座全体を板にするよりかなり軽くなりました。
最近、椅子をオーダーされるシニアの方がよくおっしゃるのが、軽い椅子
が欲しいというお言葉です。特に女性の方は気にされますね。軽くて、丈夫
でデザインもいい椅子を作りたいですね。



(09:20)

2013年06月11日

 近作のハイバックチェアーです。


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W720 D500 H2100です。材はブラックウォルナットです。クルミの一種
です。北米材です。最近、人気のある木ですね。他の材にない色目がいい
んでしょう。硬さは中庸で加工はしやすいです。オイル仕上げです。
座る椅子というよりは見る椅子です。高い吹き抜けのエントランスなどに
置くと映えると思います。

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シンボルとしての椅子として作りました。

(09:53)

2013年02月07日

欅で椅子を4脚作っています。
まず座を木取りしました。
側面は粗くサンダーがけしました。
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杢が面白い材です。

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まだまだ道中は長いです。これから脚を作ります。
最終的には拭漆で仕上げます。

(15:15)

2012年12月27日

子供用の椅子をお作りしました。
お孫さんへのプレゼントで生年月日とお名前を彫りこみました。


子供椅子 002

ミズメザクラのオイル仕上げです。W290  D310 H350です。
お孫さんが大きくなられたら、飾り台として使われるそうです。

子供椅子 005

実際、この椅子を使われる期間なんてあっという間にすぎるんでしょうね。
2011年生まれのお孫さんです。成人されるのが2031年ですね。
日本はどうなってるんでしょうね。



(13:11)

2011年10月12日

ダイニングチェアの新作です。

椅子 009

w405 d540 sh415 h740 座と背はサクラ、脚と背のスポークは
ブナです。背には手がかりの穴を空けました。

椅子 010

サクラは色が綺麗で緻密なんですが優しい感じのする材です。好きな材
の一つです。使い込むとやけていい色に変わっていきます。

椅子 011

脚は丸ホゾで座面まで抜いています。ボンドと楔で強固に組んであります。

椅子 012

私はどうも椅子を大きく作る傾向があるようで、この椅子も女性には少し
奥行きが長すぎるようです。

椅子 013

この椅子もあるクライアントにお見せしたんですが、私が「ご主人用に少し
大きめにしました。」と提案したんですが、奥様は「主人はほとんど家にい
ないし、どの椅子にすわるかわからない。」とあえなく却下されました。
ご主人は三十代のものすごく忙しいサラリーマンの方ですが、残業、残業
で帰ってきてもリビングで寝てしまうほどらしいです。働き盛りではあるけれ
ど、ちょっとなあと思いました。

椅子 014

たまのお休みにはこの椅子でリラックスしてください。


(14:33)

2011年10月05日

大山崎山荘美術館に出品していた椅子が帰ってきました。

アームチェア 014

やはり、座面と背にはたくさん傷が付いていました。入場者が2万人以上
だったそうです。ということは2万人以上の人が座った訳です。考えたら
すごいことですね。

アームチェア 018

座板は栃、背、脚は楢、拭き漆仕上げです。 w720 d700 h1350
sh430の大振りな椅子です。

アームチェア 025

頭までしっかりホールドするのですわり心地はいいです。座と背中と頭に
クッションを付けるつもりです。

アームチェア 022


あらためて、家の中に置いてみるとやはり大きいですね。背が高い分
かさばってみえます。

アームチェア 020

この椅子は漆を拭きなおさずこのままでおいておきます。
たくさんの方が座った証として。

アームチェア 047


アームチェア 043

アームチェア 055


アームチェア 049


アームチェア 056












(23:49)

2011年09月30日

大振りなダイニングチェアを試作しました。

椅子、さら 002

背、座板はクス、脚、貫はブナです。オイル仕上げです。W450 D520
SH415 H740です。背中の当たりがよくて快適な椅子が出来ました。

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動かしやすいように背に手がかりの穴をあけました。

椅子、さら 005

一応、ダイニングチェアですが、ゆっくり座れるので音楽鑑賞や読書をし
てもいいです。

椅子、さら 008

座にはクッションを作ってもらうつもりです。

椅子、さら 010

椅子、さら 012

椅子、さら 013

椅子、さら 015

椅子、さら 016

椅子はデザインするのも作るのも面白いですね。アイディアは沢山あるの
で、もっといろいろなタイプにチャレンジしていきます。


(08:20)

2011年09月16日

 スピンドルバックのダイニングチェアを試作しました。
座、背はクス、背のスポーク、脚はブナです。仕上げはオイルフィニシュで
す。W420.D460.SH410.H730です。

スツール 127

レザーのクッションを村上さんに作ってもらいました。少しクラシカルな雰囲
気の椅子です。作者としては結構、気に入っています。

スツール 115

やや、小振りな椅子ですが、私は椅子を大きめに作る癖があります。
多分、身長が178cm位あるからだと思います。それで、最近は意識して
小さく作るようにしています。

スツール 116

男は掃除のときに椅子を動かすこともあまり考えないし、力もあるので
椅子の重い軽いをあまり考えません。少なくとも私はそうでした。

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女性のクライアントは椅子の軽さを重視しています。また、高齢者の方に
も軽いに越したことはないので、これからは軽さも重要なデザイン要素だ
と思っています。

スツール 119

クッションのおかげで背あたりも快適です。

スツール 120

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ダイニングチェアは後ろから見ることが多いです。背面のデザインが大事
です。この椅子は10本のスポークが繊細さとリズムを生み出しています。

スツール 131

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実際、使ってみると私には少し小さいですが、軽くて使いやすい椅子です。
背の高さやアームを付けるなどいろいろ発展させたいと考えています。











       




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