椅子

2019年10月29日



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 二人展用に作った椅子です。W400 D450 H850 とやや小ぶりな椅子です。座、笠木(背の上の水平の部材です)はトネリコ、脚、スピンドル (背中の丸棒です)はブナです。ウインザースタイルですが和のテイストも感じられます。畳ずりを付ければ和室にも似合いそうです。拭き漆仕上げです。漆を残し気味に拭いています。拭き漆には特殊な毛羽立たない紙を使います。私が学生の頃にはありませんでした。もともとは紡績の糸を入れて染める為の神だったようです。誰が見つけたのかわかりませんが有難い限りです。これから、作品のタイトルと値段を付けないといけません。これが難しい。最後はえいっやっとと付けるしかありませんが・・・

(08:29)

2019年10月22日



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 建仁寺、両足院での京都椅子展、本日(もう昨日ですが)無事に終えることが出来ました。ご来場ありがとうございました。三日間という短い会期にもかかわらず700人近い方に見ていただけました。事務局のスタッフもよく頑張ってくれました。感謝です。




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この展覧会は来られた方もゆっくりと楽しまれているようです。やはり、実際に座って触れられるのがいいんだと思います。本音を言えば漆の椅子は傷が付くと修復が大変なのでひやひやものですが・・
少しでも漆が身近に感じていただければ幸いです。自分自身も他の作品から刺激を受けます。今回も色々と考える 事が多かったです。若い連中に負けないようまだまだ精進しないといけません。

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2019年10月20日



 
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 建仁寺の塔頭、両足院での京都椅子展2019の初日が無事終わりました。一日、会場に居たんですが雨にもかかわらず沢山の方にお越しいただきました。場所柄か外国の方もちらほらと混ざっていました。スイスのシニアの御夫妻とも少しですがお話しいたしました。画像は本堂です。朝には縁側で座禅会が催されたそうです。途中でお勤めの読経の声が聴こえてきたり普段のギャラリーでの展覧会とは違った雰囲気でした。



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この展覧会、それぞれの椅子に自由に座っていただけます。皆さん、色々な椅子に座って楽しんでおられました。作り手にとっても普段あまり交流の無い作家の作品を見られて刺激を受けます。材料や技法の事など教えたり教えてもらったりもします。普段木工しながら考えるあれこれ、たわいの無い話しも分かり合えるので話しは尽きません。




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こちらはの第二会場の書院での展示風景です。



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私の作品です。ウインザースタイルのオーソドックスなベンチです。W1850です。ゆったり3人、詰めれば4人座れます。座と背はタブノキです。柿渋仕上げです。後日、拭き漆を施します。



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もう一点は椅子です。クスノキ材です。拭き漆仕上げです。濃い目に仕上げました。年月が経てば漆が透けて木目がくっきりと出てきます。使って育ててほしいですね。



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降ったり照ったりと目まぐるしい天気でしたが雨のお庭も瑞々しく綺麗でした。21日(月)までです。10時~17時(月曜日は16時までです) お時間ございましたら是非お越し下さい。私は明日午後から在廊いたします。

  

(15:24)

2019年10月08日




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 金沢に納品したダイニングチェアです。W480 D520  H820 SH415です。ナラ材のオイル仕上げです。身長177㎝の方に合わせてお作りしました。大振りです。私自身とちょうど同じ位です。自身で座ってみて調整出来たのでやりやすかったです。




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脚の丸ホゾです。真ん中に楔を入れています。ナラの柾に出る杢がきれいですね。
 

(14:24)

2019年09月23日




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 三角形の椅子を組み立てました。脚を入れて接着剤と楔で固定しました。




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楔を削って、座面と面一に仕上げます。



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座面の穴をどうするか?初めはそのままでと考えていましたが、埋木がいいかなとも思い出しました。
最終でも出来るのでペンディングです。



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これから、全体に仕上げの空研ぎペーパー(紙やすりの意味です。酸化アルミニウムの粒子を紙にコーティングしたモノです。)で仕上げて完成です。拭き漆仕上げの予定です。
 

(12:51)

2019年09月22日




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 三角形の椅子の座と背を接合しています。ドミノと接着剤を入れて、Fクランプで圧着しています。



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オープンタイム(接着剤が乾くまでの作業可能時間の事です)の間に作業しないといけないので結構忙しいです。気温の高い、夏場は特に早くなるので大変です。ま、とにかくこんなふうに圧着して半日ほど放置しておきます。丸一日でほぼ乾燥します。考えたらこんな事をうん十年続けてきました。それでも、飽きる事はまったくありません。同じように作っていても、常に何か発見があります。死ぬまで勉強です。
  

(14:43)

2019年09月19日





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 座が三角形の椅子を制作中です。材はタブノキです。木目が面白いので穴がありますがあえてそのまま使います。



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背です。鉛筆のケガキどうりに加工していきます。




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組み合わせるとこんな感じです。二人展用に作っています。用途よりはビジュアル重視なので座り心地などは余り考えていません。普段はオーダーを頂いての制作が殆どなので、たまに好きなように出来るのは楽しいですね。




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穴も埋めません。裏まで貫通しています。枝が落ちて出来た穴でしょう。いったいどこに生えていたのか・・ いろいろと想像を巡らせつつ制作しています。 

(15:09)

2019年09月16日



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 小ぶりな椅子を制作中です。座、背のスポーク6本、脚4本、笠木 とパーツが揃いました。




 
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座です。材はトネリコです。脚は丸ホゾで、大入れ(脚全体を2mm程入り込むような加工です。)です。ホゾの胴付き(説明が難しいですね。明日にでもスケッチをアップします。)が切れないのでスカッと見えます。


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脚です。



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背のスポークです。テーパー加工してあります。



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笠木です。この椅子は11月のあべのハルカスでの二人展用です。拭き漆で仕上げます。小ぶりで邪魔にならない椅子です。色々なモノを作りますが、やはり椅子が一番面白いですね。
 

(16:48)

2019年03月23日


 
 一昨年、昨年と四月に開催した京都椅子展ですが今年は秋に開催されます。今回は画廊ではなく建仁寺の塔頭、両足院での展示です。10月19日~21日の三日間です。


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 建仁寺と言えば禅宗の名刹です。純和風の会場で数々の椅子がどのように見えるのか今から楽しみです。 

(12:39)

2018年09月27日



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 曲木で椅子の笠木を作りました。材をたっぷりと水を含ませた雑巾で包みます。さらにアルミホイルで隙間なく包みます。で、アイロンで熱をかけていきます。大方小一時間、移動させながらです。これで中の材は蒸気で蒸したようになります。型に当ててFクランプで固定します。一日置いて型から外します。一週間程乾燥させます。型から外した時より曲率はゆるくなります。その後はあまり変わりません。大きい家具メーカーなら高周波で曲げます。(電子レンジと同じ原理です。)我々の様な個人工房で少量多種生産しているところにはぴったりの技法です。

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曲木は邪魔くさいといえば邪魔くさいです。それでも材をアールに合わせて切り抜いてカンナやサンダーで仕上げるよりはだいぶ楽です。材の無駄が少なく木目が通るので強度があります。この材はナラ材で厚みが22mmあります。こんな分厚い材がここまで曲がるというのは半信半疑でしたがやってみると案外簡単でした。これからも色々ない材やサイズで試作してみます。


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2018年09月20日


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 ダイニングチェアを作っています。座のお尻の部分を豆カンナで削っています。刃はカーブしています。台は横から見ても前から見てもやはりカーブしています。四角い刃を丸くして台も丸く削りました。そうして自分の欲しいアールにします。手間はかかりますが出来てしまえばずっと使えます。このカンナの刃はハイス鋼(ハイスピードスチール)です。研ぐのは少し大変ですがキレが長持ちします。

 
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 台全体が黒檀です。ネジでカンナ刃を止める構造です。価格も比較的安いので5丁位持ってます。

  
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楢材です。硬い材です。ザグリは木目に対して直角に削っていきます。おおかた出来ました。仕上げは脚を接着してからです。長い間、木工をしていますが少しづつ形になっていくのは楽しいですね。途中の画像をまたアップしますね。

(14:33)

2018年04月13日


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 昨日は椅子展の会場当番でした。途切れる事無く来場者が来られて賑わっていました。出品者の竹田さんの教え子の京都教育大の 皆さんも来てくださいました。

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 この展覧会は椅子に触れることも座ることも出来ます。それもあってか皆さん在廊時間が長いような気がします。今日を含めてあと3日です。椅子に興味のある方は是非おいでください。

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2018年04月12日


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 響は会場当番で一日在廊します。お待ちしております。
 

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2018年04月07日

 
 きょうと椅子展の出品作集です。


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 杉の積層材を曲げています。きれいなフォルムです。


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 スツールです。左がブラックウオルナット材、右がホワイトアッシュ材。軽いです。


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 背はナラ材、他はタブ材、拭き漆です。


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鉄成分で染めています。ヤマザクラ材です。


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ナラ材です。


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拭き漆仕上げです。


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子供用です。

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様々な椅子が展示されています。すべて座れます。4がつ15日まで開催しています。
詳細はきょうと椅子展のHPでご覧ください。













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 一昨日、椅子展の会場当番で終日在廊しました。50人弱の来場者がありました。ゆっくりと色々な椅子に実際にすわっていただけました。
  
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 私の作品です。ブラックウオルナット材に拭き漆仕上げです。W750 D490 H1750 SH450です。タイトルはKURIKARAです。剣のイメージに合うタイトルがいいなと思って付けました。不動明王が左手に持っておられる剣から連想しました。何か剣に炎のように見えるものが巻き付いています。それを倶利伽羅竜王と言うそうです。そこから名付けました。悪を懲らしめる破邪の剣です。

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2018年04月03日

 明日、4月3日からきょうと椅子展が始まります。

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搬入風景です。主に京都在住の木工家が一人一脚の椅子を出品しています。どの椅子にも自由に座れます。椅子に興味のある方、是非座りに来てください。私の作品は一番奥に見える黒っぽい剣のような椅子です。ブラックウオルナットに拭き漆です、

 きょうと椅子展

会場はギャラリーマロニエ5Fです。河原町通りの三条と四条の真ん中ぐらい蛸薬師の交差点の南東角SOFTBANKの上です。3日~14日、12時~7時(最終日は5時までです。)
私は5日、7日(4時くらいから)、12日、はいます。
この展覧会のホームページもあります。きょうと椅子で検索してください。

 




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2017年08月24日


先日の蓼科出張の帰りに長野市に回ってウィンザーチェア展を観てきました。

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会場の信濃美術館です、1966年完成のモダニズムのなかなかいい建築です。ところが今年の10月から取り壊して建て直すそうです。保存の動きも無かったようですね。この年代の建築が一番冷遇されているかもしれません。で、展覧会ですが2部構成で1部はかなり大きな部屋にウインザーチェアがずらりと並んでいました。私は17世紀の初期のものが面白かったですね。稚拙ですが味があって李朝家具に通ずる雰囲気があります。時代を経るにしたがって技術的にもデザイン的にも洗練されていきます。

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私もスピンドル(背中の丸棒)の椅子を沢山作ってきました。改めて自らの仕事を振り返り、今後のヒントも戴けた展覧会でした。






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2017年06月01日


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 ダイニングチェアをお作りしました。座、笠木はトネリコ、背のスピンドルと脚はブナです。 W440 D480 H880
SH410です。オイル仕上げです。軽くて座りやすい椅子が出来ました。

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座のお尻の乗る部分は丸く10mmほど刳っています。

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ダイニングチェアは後ろから見られることが多いので全方向からの見え方を考えないといけません。
そこが難しいところです。

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この椅子の笠木(背の上の水平の部材です)は曲木で作りました。兵庫県在住の木工家が始めた方法を試してみました。従来は材を蒸したり長時間お湯に漬けたりと大がかりな方法しかなかったんですが、濡れた布で包み更にアルミホイルで包んで30分ほどアイロンをあてるという方法です。その後、型に入れてクランプで押さえ、3日程放置しました。その後型から外すとまっすぐに戻ろうとします。多少は戻りますが、それを見越して多めに曲げました。どれくらい戻るか分からなかったので2週間ほど置きました。その後はほとんど戻っていません。
なかなかいいやり方です。削りだして作るのと時間的には大差ありませんが、材の歩留まりがいいのと、繊維の目が切れないのがいいですね。他の物にも応用してみたいです。



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2017年03月26日

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 京都、銀閣寺近くのギャラリー、アートライフミツハシさんが今年いっぱいで閉められます。
ミツビシ自動車でデザイナーとして活躍され定年後に開かれたギャラリーです。私自身も木工のグループ展に
参加したり、大学の同級生もよく個展したりと馴染みの画廊だったんで閉廊は残念です。今回の展覧会は友人のシェーカー家具作家の宇納さんのお誘いで参加することになりました。

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総勢16名で自由にそれぞれの椅子に座れるので楽しい展覧会になると思います。
たまたま、椅子にかんするアンケートに回答するためいわゆる世界の名作椅子の本を久しぶりに読んでいます。
実に様々な椅子があって、座るという行為が人間にとっていかに大事か痛感しました。今まで様々な椅子を作ってきましたが、改めてあだやおろそかな気持ちでは作れないなと思いました。まだまだ、修行です。



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2017年02月09日


 ダイニングセット用の椅子をお作りしています。
材はヤマザクラです。花と葉が同時に出る桜です。ソメイヨシノは材にはなりません。

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これは座板ですね。幅は420mm、長さ450mmです。ご依頼主が小柄な方なので標準より少し小さめです。
きれいな柾材の2枚矧ぎ(はぎと読みます。板を横方向につなぐ事です。テーブルの天板や椅子の座など幅広の部材を作るための基本的な技法です。)です。

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こちらは脚の部材です。これから旋盤で丸棒に加工します。

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四方柾のいい材ですね。出来上がりが楽しみです。



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