椅子
2018年04月07日
2018年04月03日
2017年08月24日
先日の蓼科出張の帰りに長野市に回ってウィンザーチェア展を観てきました。

会場の信濃美術館です、1966年完成のモダニズムのなかなかいい建築です。ところが今年の10月から取り壊して建て直すそうです。保存の動きも無かったようですね。この年代の建築が一番冷遇されているかもしれません。で、展覧会ですが2部構成で1部はかなり大きな部屋にウインザーチェアがずらりと並んでいました。私は17世紀の初期のものが面白かったですね。稚拙ですが味があって李朝家具に通ずる雰囲気があります。時代を経るにしたがって技術的にもデザイン的にも洗練されていきます。


私もスピンドル(背中の丸棒)の椅子を沢山作ってきました。改めて自らの仕事を振り返り、今後のヒントも戴けた展覧会でした。
(08:15)
2017年06月01日

ダイニングチェアをお作りしました。座、笠木はトネリコ、背のスピンドルと脚はブナです。 W440 D480 H880
SH410です。オイル仕上げです。軽くて座りやすい椅子が出来ました。

座のお尻の乗る部分は丸く10mmほど刳っています。


ダイニングチェアは後ろから見られることが多いので全方向からの見え方を考えないといけません。
そこが難しいところです。

この椅子の笠木(背の上の水平の部材です)は曲木で作りました。兵庫県在住の木工家が始めた方法を試してみました。従来は材を蒸したり長時間お湯に漬けたりと大がかりな方法しかなかったんですが、濡れた布で包み更にアルミホイルで包んで30分ほどアイロンをあてるという方法です。その後、型に入れてクランプで押さえ、3日程放置しました。その後型から外すとまっすぐに戻ろうとします。多少は戻りますが、それを見越して多めに曲げました。どれくらい戻るか分からなかったので2週間ほど置きました。その後はほとんど戻っていません。
なかなかいいやり方です。削りだして作るのと時間的には大差ありませんが、材の歩留まりがいいのと、繊維の目が切れないのがいいですね。他の物にも応用してみたいです。
(19:19)
2017年03月26日
京都、銀閣寺近くのギャラリー、アートライフミツハシさんが今年いっぱいで閉められます。
ミツビシ自動車でデザイナーとして活躍され定年後に開かれたギャラリーです。私自身も木工のグループ展に
参加したり、大学の同級生もよく個展したりと馴染みの画廊だったんで閉廊は残念です。今回の展覧会は友人のシェーカー家具作家の宇納さんのお誘いで参加することになりました。
総勢16名で自由にそれぞれの椅子に座れるので楽しい展覧会になると思います。
たまたま、椅子にかんするアンケートに回答するためいわゆる世界の名作椅子の本を久しぶりに読んでいます。
実に様々な椅子があって、座るという行為が人間にとっていかに大事か痛感しました。今まで様々な椅子を作ってきましたが、改めてあだやおろそかな気持ちでは作れないなと思いました。まだまだ、修行です。
(11:18)
2017年02月09日
2014年12月28日
ダイニングセット用にお作りした椅子の一つです。

材はトネリコです。仕上げは拭き漆です。けっこう光ってみえますが5分ツヤくらいです。
使い込むと落ち着いたツヤで中から光っている感じでよくなります。漆のいいところですね。

W450 D550 H900 SH410です。

6脚すべてデザインがちがいますが、一つはこの形にしようと思っていました。
背中をしっかりホールドしてくれるので安心感があって座りやすいです。

ダイニングチェアは後ろから見る機会が多いので後ろ姿がきれいでないといけません。女性もそうですね。勿論、男も背中で語らないとあきません。(全然,できていませんが…)
お問い合わせ先 MOONLOVE10000@GMAIL.COMまで

材はトネリコです。仕上げは拭き漆です。けっこう光ってみえますが5分ツヤくらいです。
使い込むと落ち着いたツヤで中から光っている感じでよくなります。漆のいいところですね。

W450 D550 H900 SH410です。

6脚すべてデザインがちがいますが、一つはこの形にしようと思っていました。
背中をしっかりホールドしてくれるので安心感があって座りやすいです。

ダイニングチェアは後ろから見る機会が多いので後ろ姿がきれいでないといけません。女性もそうですね。勿論、男も背中で語らないとあきません。(全然,できていませんが…)
お問い合わせ先 MOONLOVE10000@GMAIL.COMまで
(15:18)
2014年12月25日
2014年10月07日
今年お作りしたキッチンカウンター用のダイニングチェアーとスツールをお作りしました。

材はアメリカンブラックチェリーです。W420 D520 SH410 H890 です。オイル仕上げです。ブラックチェリーは日本のサクラと比べると少し柔らかいですね。逆目も起きにくいし仕事のしやすい材です。あまり広幅の材はありません。北米では計画的に植林
伐採をしているようです。

背のスポークに少しですがアールをつけています。背骨のカーブにそって座りやすいです。

ダイニングチェアは後ろから見ることが多いので前からより後姿が大事です。
そして軽さも大事です。特に女性から言われますね。
この椅子は後姿、軽さ、座りやすさと三拍子そろっていい椅子が出来たと満足しています。

材はアメリカンブラックチェリーです。W420 D520 SH410 H890 です。オイル仕上げです。ブラックチェリーは日本のサクラと比べると少し柔らかいですね。逆目も起きにくいし仕事のしやすい材です。あまり広幅の材はありません。北米では計画的に植林
伐採をしているようです。

背のスポークに少しですがアールをつけています。背骨のカーブにそって座りやすいです。

ダイニングチェアは後ろから見ることが多いので前からより後姿が大事です。
そして軽さも大事です。特に女性から言われますね。
この椅子は後姿、軽さ、座りやすさと三拍子そろっていい椅子が出来たと満足しています。
(19:44)
2013年11月05日
ウオルナットの椅子の三本脚バージョンです。

三本脚のいいところは絶対にカタカタしないところです。天然素材の木で
モノを作るとどうしても多少の変形が避けられません。宿命です。
いかにそれを無くすか、世界中の木材、家具業界の非常に難しい宿題で
す。

W450 D450 SH420 H540 拭き漆仕上げです。
前が一本脚なので安定はいいです。表面はわざと釘で引っかいたり、粗い
ペーパー(40番)でこすってラフな感じの仕上げです。

普段はいかにキレイに仕上げるかと考えています。たまにはこんなのも
いいですね。
お問い合わせ moonlove10000@gmail.com まで

三本脚のいいところは絶対にカタカタしないところです。天然素材の木で
モノを作るとどうしても多少の変形が避けられません。宿命です。
いかにそれを無くすか、世界中の木材、家具業界の非常に難しい宿題で
す。

W450 D450 SH420 H540 拭き漆仕上げです。
前が一本脚なので安定はいいです。表面はわざと釘で引っかいたり、粗い
ペーパー(40番)でこすってラフな感じの仕上げです。

普段はいかにキレイに仕上げるかと考えています。たまにはこんなのも
いいですね。
お問い合わせ moonlove10000@gmail.com まで
(20:58)
2013年10月31日
2013年10月24日
2013年10月19日
2013年10月16日
腰に持病のある方に椅子をお作りしました。

W500 D510 SH380 H860です。トネリコ材に拭き漆仕上げです。
普通の椅子には座れないそうで自分用のクッションと足置きを持ち歩いて
おられます。背はほぼ直角でクッションは柔らかくしました。座り心地を
お気に入ってもらえてよかったです。自分で座ると背は立ちすぎだし、クッ
ションは柔らかすぎるし、参考にならないので難しい仕事でした。

デザイン上のポイントは背のスポークです。棒の並びが綺麗です。
この椅子はクッションを置くのが前提なので座は框を組んで、真ん中に
薄い板を嵌め込んでいます。座全体を板にするよりかなり軽くなりました。
最近、椅子をオーダーされるシニアの方がよくおっしゃるのが、軽い椅子
が欲しいというお言葉です。特に女性の方は気にされますね。軽くて、丈夫
でデザインもいい椅子を作りたいですね。

W500 D510 SH380 H860です。トネリコ材に拭き漆仕上げです。
普通の椅子には座れないそうで自分用のクッションと足置きを持ち歩いて
おられます。背はほぼ直角でクッションは柔らかくしました。座り心地を
お気に入ってもらえてよかったです。自分で座ると背は立ちすぎだし、クッ
ションは柔らかすぎるし、参考にならないので難しい仕事でした。

デザイン上のポイントは背のスポークです。棒の並びが綺麗です。
この椅子はクッションを置くのが前提なので座は框を組んで、真ん中に
薄い板を嵌め込んでいます。座全体を板にするよりかなり軽くなりました。
最近、椅子をオーダーされるシニアの方がよくおっしゃるのが、軽い椅子
が欲しいというお言葉です。特に女性の方は気にされますね。軽くて、丈夫
でデザインもいい椅子を作りたいですね。
(09:20)
2013年06月11日
2012年12月27日
2011年10月12日
ダイニングチェアの新作です。

w405 d540 sh415 h740 座と背はサクラ、脚と背のスポークは
ブナです。背には手がかりの穴を空けました。

サクラは色が綺麗で緻密なんですが優しい感じのする材です。好きな材
の一つです。使い込むとやけていい色に変わっていきます。

脚は丸ホゾで座面まで抜いています。ボンドと楔で強固に組んであります。

私はどうも椅子を大きく作る傾向があるようで、この椅子も女性には少し
奥行きが長すぎるようです。

この椅子もあるクライアントにお見せしたんですが、私が「ご主人用に少し
大きめにしました。」と提案したんですが、奥様は「主人はほとんど家にい
ないし、どの椅子にすわるかわからない。」とあえなく却下されました。
ご主人は三十代のものすごく忙しいサラリーマンの方ですが、残業、残業
で帰ってきてもリビングで寝てしまうほどらしいです。働き盛りではあるけれ
ど、ちょっとなあと思いました。

たまのお休みにはこの椅子でリラックスしてください。

w405 d540 sh415 h740 座と背はサクラ、脚と背のスポークは
ブナです。背には手がかりの穴を空けました。

サクラは色が綺麗で緻密なんですが優しい感じのする材です。好きな材
の一つです。使い込むとやけていい色に変わっていきます。

脚は丸ホゾで座面まで抜いています。ボンドと楔で強固に組んであります。

私はどうも椅子を大きく作る傾向があるようで、この椅子も女性には少し
奥行きが長すぎるようです。

この椅子もあるクライアントにお見せしたんですが、私が「ご主人用に少し
大きめにしました。」と提案したんですが、奥様は「主人はほとんど家にい
ないし、どの椅子にすわるかわからない。」とあえなく却下されました。
ご主人は三十代のものすごく忙しいサラリーマンの方ですが、残業、残業
で帰ってきてもリビングで寝てしまうほどらしいです。働き盛りではあるけれ
ど、ちょっとなあと思いました。

たまのお休みにはこの椅子でリラックスしてください。
(14:33)