椅子
2014年10月07日
今年お作りしたキッチンカウンター用のダイニングチェアーとスツールをお作りしました。
材はアメリカンブラックチェリーです。W420 D520 SH410 H890 です。オイル仕上げです。ブラックチェリーは日本のサクラと比べると少し柔らかいですね。逆目も起きにくいし仕事のしやすい材です。あまり広幅の材はありません。北米では計画的に植林
伐採をしているようです。
背のスポークに少しですがアールをつけています。背骨のカーブにそって座りやすいです。
ダイニングチェアは後ろから見ることが多いので前からより後姿が大事です。
そして軽さも大事です。特に女性から言われますね。
この椅子は後姿、軽さ、座りやすさと三拍子そろっていい椅子が出来たと満足しています。
材はアメリカンブラックチェリーです。W420 D520 SH410 H890 です。オイル仕上げです。ブラックチェリーは日本のサクラと比べると少し柔らかいですね。逆目も起きにくいし仕事のしやすい材です。あまり広幅の材はありません。北米では計画的に植林
伐採をしているようです。
背のスポークに少しですがアールをつけています。背骨のカーブにそって座りやすいです。
ダイニングチェアは後ろから見ることが多いので前からより後姿が大事です。
そして軽さも大事です。特に女性から言われますね。
この椅子は後姿、軽さ、座りやすさと三拍子そろっていい椅子が出来たと満足しています。
(19:44)
2013年11月05日
ウオルナットの椅子の三本脚バージョンです。
三本脚のいいところは絶対にカタカタしないところです。天然素材の木で
モノを作るとどうしても多少の変形が避けられません。宿命です。
いかにそれを無くすか、世界中の木材、家具業界の非常に難しい宿題で
す。
W450 D450 SH420 H540 拭き漆仕上げです。
前が一本脚なので安定はいいです。表面はわざと釘で引っかいたり、粗い
ペーパー(40番)でこすってラフな感じの仕上げです。
普段はいかにキレイに仕上げるかと考えています。たまにはこんなのも
いいですね。
お問い合わせ moonlove10000@gmail.com まで
三本脚のいいところは絶対にカタカタしないところです。天然素材の木で
モノを作るとどうしても多少の変形が避けられません。宿命です。
いかにそれを無くすか、世界中の木材、家具業界の非常に難しい宿題で
す。
W450 D450 SH420 H540 拭き漆仕上げです。
前が一本脚なので安定はいいです。表面はわざと釘で引っかいたり、粗い
ペーパー(40番)でこすってラフな感じの仕上げです。
普段はいかにキレイに仕上げるかと考えています。たまにはこんなのも
いいですね。
お問い合わせ moonlove10000@gmail.com まで
(20:58)
2013年10月31日
2013年10月24日
2013年10月19日
2013年10月16日
腰に持病のある方に椅子をお作りしました。
W500 D510 SH380 H860です。トネリコ材に拭き漆仕上げです。
普通の椅子には座れないそうで自分用のクッションと足置きを持ち歩いて
おられます。背はほぼ直角でクッションは柔らかくしました。座り心地を
お気に入ってもらえてよかったです。自分で座ると背は立ちすぎだし、クッ
ションは柔らかすぎるし、参考にならないので難しい仕事でした。
デザイン上のポイントは背のスポークです。棒の並びが綺麗です。
この椅子はクッションを置くのが前提なので座は框を組んで、真ん中に
薄い板を嵌め込んでいます。座全体を板にするよりかなり軽くなりました。
最近、椅子をオーダーされるシニアの方がよくおっしゃるのが、軽い椅子
が欲しいというお言葉です。特に女性の方は気にされますね。軽くて、丈夫
でデザインもいい椅子を作りたいですね。
W500 D510 SH380 H860です。トネリコ材に拭き漆仕上げです。
普通の椅子には座れないそうで自分用のクッションと足置きを持ち歩いて
おられます。背はほぼ直角でクッションは柔らかくしました。座り心地を
お気に入ってもらえてよかったです。自分で座ると背は立ちすぎだし、クッ
ションは柔らかすぎるし、参考にならないので難しい仕事でした。
デザイン上のポイントは背のスポークです。棒の並びが綺麗です。
この椅子はクッションを置くのが前提なので座は框を組んで、真ん中に
薄い板を嵌め込んでいます。座全体を板にするよりかなり軽くなりました。
最近、椅子をオーダーされるシニアの方がよくおっしゃるのが、軽い椅子
が欲しいというお言葉です。特に女性の方は気にされますね。軽くて、丈夫
でデザインもいい椅子を作りたいですね。
(09:20)
2013年06月11日
2012年12月27日
2011年10月12日
ダイニングチェアの新作です。
w405 d540 sh415 h740 座と背はサクラ、脚と背のスポークは
ブナです。背には手がかりの穴を空けました。
サクラは色が綺麗で緻密なんですが優しい感じのする材です。好きな材
の一つです。使い込むとやけていい色に変わっていきます。
脚は丸ホゾで座面まで抜いています。ボンドと楔で強固に組んであります。
私はどうも椅子を大きく作る傾向があるようで、この椅子も女性には少し
奥行きが長すぎるようです。
この椅子もあるクライアントにお見せしたんですが、私が「ご主人用に少し
大きめにしました。」と提案したんですが、奥様は「主人はほとんど家にい
ないし、どの椅子にすわるかわからない。」とあえなく却下されました。
ご主人は三十代のものすごく忙しいサラリーマンの方ですが、残業、残業
で帰ってきてもリビングで寝てしまうほどらしいです。働き盛りではあるけれ
ど、ちょっとなあと思いました。
たまのお休みにはこの椅子でリラックスしてください。
w405 d540 sh415 h740 座と背はサクラ、脚と背のスポークは
ブナです。背には手がかりの穴を空けました。
サクラは色が綺麗で緻密なんですが優しい感じのする材です。好きな材
の一つです。使い込むとやけていい色に変わっていきます。
脚は丸ホゾで座面まで抜いています。ボンドと楔で強固に組んであります。
私はどうも椅子を大きく作る傾向があるようで、この椅子も女性には少し
奥行きが長すぎるようです。
この椅子もあるクライアントにお見せしたんですが、私が「ご主人用に少し
大きめにしました。」と提案したんですが、奥様は「主人はほとんど家にい
ないし、どの椅子にすわるかわからない。」とあえなく却下されました。
ご主人は三十代のものすごく忙しいサラリーマンの方ですが、残業、残業
で帰ってきてもリビングで寝てしまうほどらしいです。働き盛りではあるけれ
ど、ちょっとなあと思いました。
たまのお休みにはこの椅子でリラックスしてください。
(14:33)
2011年10月05日
2011年09月30日
2011年09月16日
スピンドルバックのダイニングチェアを試作しました。
座、背はクス、背のスポーク、脚はブナです。仕上げはオイルフィニシュで
す。W420.D460.SH410.H730です。
レザーのクッションを村上さんに作ってもらいました。少しクラシカルな雰囲
気の椅子です。作者としては結構、気に入っています。
やや、小振りな椅子ですが、私は椅子を大きめに作る癖があります。
多分、身長が178cm位あるからだと思います。それで、最近は意識して
小さく作るようにしています。
男は掃除のときに椅子を動かすこともあまり考えないし、力もあるので
椅子の重い軽いをあまり考えません。少なくとも私はそうでした。
女性のクライアントは椅子の軽さを重視しています。また、高齢者の方に
も軽いに越したことはないので、これからは軽さも重要なデザイン要素だ
と思っています。
クッションのおかげで背あたりも快適です。
ダイニングチェアは後ろから見ることが多いです。背面のデザインが大事
です。この椅子は10本のスポークが繊細さとリズムを生み出しています。
実際、使ってみると私には少し小さいですが、軽くて使いやすい椅子です。
背の高さやアームを付けるなどいろいろ発展させたいと考えています。
(15:35)
2011年08月24日
2011年07月25日
以前、試作したダイニングチェアを改良しました。
背のアールをきつく、上下に10mm、左右も10mmくらいワイドにしまし
た。あと背のステーの幅を少し細くして下に10mm伸ばしました。座板の
コーナーの面取りを少なくしました。全体に試作よりシャープな感じになった
とおもいます。
背のアールがきつくなって、より体にフィットするようになりました。
軽いしなかなかいい椅子が出来ました。
実はオーダーは5脚でした。マイ椅子にこだわってほしくて、背のステーに
木片をはりつけています。ウエンジ、マカバ、アサメラ、ケヤキ、カエデと
色の違う木なので区別できるはずです。
座の裏のステーの補強材に私のサインプレートが張ってあります。黒檀
に筆記体でKENと彫刻刀で彫って金泥で(24金)彩色しています。
椅子作りは本当に難しいです。特にダイニングチェアは軽くないといけない
し、人が座るための強度も必要です。もちろん、座りやすくて、デザインも
よくないとだめです。私は木の質感や手触りも大事にしたいと思っています
。奥が深いですね。
背のアールをきつく、上下に10mm、左右も10mmくらいワイドにしまし
た。あと背のステーの幅を少し細くして下に10mm伸ばしました。座板の
コーナーの面取りを少なくしました。全体に試作よりシャープな感じになった
とおもいます。
背のアールがきつくなって、より体にフィットするようになりました。
軽いしなかなかいい椅子が出来ました。
実はオーダーは5脚でした。マイ椅子にこだわってほしくて、背のステーに
木片をはりつけています。ウエンジ、マカバ、アサメラ、ケヤキ、カエデと
色の違う木なので区別できるはずです。
座の裏のステーの補強材に私のサインプレートが張ってあります。黒檀
に筆記体でKENと彫刻刀で彫って金泥で(24金)彩色しています。
椅子作りは本当に難しいです。特にダイニングチェアは軽くないといけない
し、人が座るための強度も必要です。もちろん、座りやすくて、デザインも
よくないとだめです。私は木の質感や手触りも大事にしたいと思っています
。奥が深いですね。
(00:37)
2011年06月22日
2011年04月11日
2011年03月06日
アームチェアを作りました。
ハイバックの片アームの椅子です。座は栃の一枚板、背、脚、アームは
楢です。W750 D650 H1300です。実はまだ未完成です。拭き漆
仕上げですがまだ一回しか塗ってません。6~7回塗る(拭く)予定です。
拭き漆の一回目は漆とテレピン油を半々に混ぜたもので拭きます。(木地
しめと言います) 最初は漆だけでは粘度が高すぎて非常に塗りにくいん
です。
脚は貫で強固につないであります。丸のヌキホゾで楔とボンドで接着して
います。
アームは楢の柾です。
アームのステーです。
この椅子はある美術館の椅子展に出品する予定です。入館者には自由
に座ってもらえます。名前を考えているんですが、なかなかいい名前を
思いつきません。
拭き漆の進行の画像をアップしていきます。
今日の音楽
Ludwig van Beethoven
Symphony No,9
David Zinman
Tonhalle Orchestra Zurich
ベートーヴェンの第9です。
フルトベングラーのバイロイトライブをよく聴いてました。
すばらしいんですが、モノラルで音質もお世辞にもいいとはいえません。
あと、セル、クリーブランド、イッセルシュッテト、ウィーンフィル、朝比奈
大フィル、チェコフィルのライブ、と持っています。ジンマンのベートーヴ
ェンは早めのテンポでサクサクと進んでいきます。やや薄味ですね。
まあ録音もいいし悪くはないんですが・・・
やはりフルベンのバイロイトライブがいいですね。
第二次大戦後、バイロイト再開を記念した演奏という特殊な状況も
あるんでしょうが感動的です。第九はやはり特別な音楽です。
年末に第九というのはある意味安売りかもしれません。
日本だけの習慣です。もともとはオーケストラの餅代稼ぎで始まった
ようです。私も何回も聴きましたが、一年の終わりに越し方行く末を考え
つつ聴くのはいいかもしれません。朝比奈さんのベートーヴェンチクルスで
7月に聴いたことがありました。その頃はいまほどクラシックを聴きこんで
なかったんで叶うことならもう一度、朝比奈さんの第九を聴きたいですね。
ハイバックの片アームの椅子です。座は栃の一枚板、背、脚、アームは
楢です。W750 D650 H1300です。実はまだ未完成です。拭き漆
仕上げですがまだ一回しか塗ってません。6~7回塗る(拭く)予定です。
拭き漆の一回目は漆とテレピン油を半々に混ぜたもので拭きます。(木地
しめと言います) 最初は漆だけでは粘度が高すぎて非常に塗りにくいん
です。
脚は貫で強固につないであります。丸のヌキホゾで楔とボンドで接着して
います。
アームは楢の柾です。
アームのステーです。
この椅子はある美術館の椅子展に出品する予定です。入館者には自由
に座ってもらえます。名前を考えているんですが、なかなかいい名前を
思いつきません。
拭き漆の進行の画像をアップしていきます。
今日の音楽
Ludwig van Beethoven
Symphony No,9
David Zinman
Tonhalle Orchestra Zurich
ベートーヴェンの第9です。
フルトベングラーのバイロイトライブをよく聴いてました。
すばらしいんですが、モノラルで音質もお世辞にもいいとはいえません。
あと、セル、クリーブランド、イッセルシュッテト、ウィーンフィル、朝比奈
大フィル、チェコフィルのライブ、と持っています。ジンマンのベートーヴ
ェンは早めのテンポでサクサクと進んでいきます。やや薄味ですね。
まあ録音もいいし悪くはないんですが・・・
やはりフルベンのバイロイトライブがいいですね。
第二次大戦後、バイロイト再開を記念した演奏という特殊な状況も
あるんでしょうが感動的です。第九はやはり特別な音楽です。
年末に第九というのはある意味安売りかもしれません。
日本だけの習慣です。もともとはオーケストラの餅代稼ぎで始まった
ようです。私も何回も聴きましたが、一年の終わりに越し方行く末を考え
つつ聴くのはいいかもしれません。朝比奈さんのベートーヴェンチクルスで
7月に聴いたことがありました。その頃はいまほどクラシックを聴きこんで
なかったんで叶うことならもう一度、朝比奈さんの第九を聴きたいですね。
(15:26)
2011年01月23日
小椅子を3脚作りました。
材は胡桃です。オイル仕上げです。W380 D430 H850.670.580
です。もちろん座れますが、玄関に置いて花器をおいたりいろいろと
楽しめると思います。高さを変えて3脚作りました。
一番、低いバージョンです。
後ろに見えているのは横切り盤です。材を乗せた台がレールの上を
スライドします。キャビネット作りで板を直角に切るのに不可欠な機械です。
中のバージョンです。
高いバージョンです。
背と座の接合部です。背を2ミリ掘り込んで座板を嵌めています。手間が
かかるんですが、木がやせても隙間が出来ません。木工で隙間があるのが
一番みっともないので接合部は気を使いますね。まあ昔からあるテクニックで
専門用語では「大入れ」と言います。
この三角形のパーツも大入れにしています。座がねじれないよう6ミリ
くらい入っています。
前脚も大入れです。
前脚の座との接合部です。直径30ミリの丸ホゾです。真ん中に硬い材で
楔を入れています。
木工で接合部に隙間があったり、鉋がきれいにかかっていないというのは
論外ですね。あるピアニストが語っていたんですが、上手に弾けてあたりまえ、
その先が難しいと・・・ 技術とセンス、両方必要です。木工は難しいでしょう
とよく言われます。いつも答えるのは10年もしたらただ作ることは上手
になります。それよりセンスを磨く事が大事ですと。本を読んだり、音楽を
聴いたり、旅行したり、人間の幅を拡げないと・・・・
材は胡桃です。オイル仕上げです。W380 D430 H850.670.580
です。もちろん座れますが、玄関に置いて花器をおいたりいろいろと
楽しめると思います。高さを変えて3脚作りました。
一番、低いバージョンです。
後ろに見えているのは横切り盤です。材を乗せた台がレールの上を
スライドします。キャビネット作りで板を直角に切るのに不可欠な機械です。
中のバージョンです。
高いバージョンです。
背と座の接合部です。背を2ミリ掘り込んで座板を嵌めています。手間が
かかるんですが、木がやせても隙間が出来ません。木工で隙間があるのが
一番みっともないので接合部は気を使いますね。まあ昔からあるテクニックで
専門用語では「大入れ」と言います。
この三角形のパーツも大入れにしています。座がねじれないよう6ミリ
くらい入っています。
前脚も大入れです。
前脚の座との接合部です。直径30ミリの丸ホゾです。真ん中に硬い材で
楔を入れています。
木工で接合部に隙間があったり、鉋がきれいにかかっていないというのは
論外ですね。あるピアニストが語っていたんですが、上手に弾けてあたりまえ、
その先が難しいと・・・ 技術とセンス、両方必要です。木工は難しいでしょう
とよく言われます。いつも答えるのは10年もしたらただ作ることは上手
になります。それよりセンスを磨く事が大事ですと。本を読んだり、音楽を
聴いたり、旅行したり、人間の幅を拡げないと・・・・
(13:41)