素材

2019年03月16日


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 今週の水曜日に岐阜銘木協同組合に行って来ました。ほぼ10年ぶり位です。今年になって各務原の平野木材さんの市には毎月出かけています。材木の在庫は結構あるんですが、今人気のあるブラックウォールナット材を求めて通いました。それに染織をしている知人の朴ノ木探しのお手伝いです。古い時代の染色の再現をされています。二枚の版木に布を挟んで染めるんですがその版木が朴ノ木だそうです。1800mmX310mmの無節のきれいな材という条件がなかなかハードルが高くて知り合いの材木屋さんにもあちこちお願いしていたんですが簡単には見つかりそうにありませんでした。原木(いわゆる丸太です)も買ったんですが製材してみると節が出てきて使えません。朴ノ木なんてどちらかと言えばマイナーな材なので簡単に見つかって安く買えるだろうと高をくくっていました。ところが、いざ探すと案外と難しくて 安請け合いした手前、どうしたものかと思っていました。今回の平野の市でも板になった物も数枚出品されていましたがワレや節で使えません。原木もよさそうなのが数本出品されていましたが、いいのは日本刀の鞘屋さんが高値で買うそうでセリで頑張らないと買えないと市場の方に言われました。何でも最近はロシアマフィアが買いにくるそうで高い日本刀もよく売れているそうです。原木は挽いてみないとわからないので製材品のいいのがあれば一番なんですが・・・
で、当日、平野で出会った旧知の材木屋さんから岐阜の市に朴ノ木のいい板が数枚出てるという耳寄りな話を聞きました。市で会う人会う人にいい朴ノ木無いかと声をかけていたのを覚えていてくれたようです。岐阜銘協の市日は14日なのでもし良ければ代理で競り落としてくれるかなとお願いすると快諾してくれました。


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上の画像の5枚並んでいるのが朴ノ木です。見ると確かに無地(材木業界用語でワレや節の無いきれいな状態を指します)でサイズもほぼベストに近い材でした。これならいいと指値(この金額までなら競って下さいという価格です。)を伝えて帰りました。
翌日の昼前に買えたと電話を貰いました。しかも指値よりだいぶ安く買えたので、私も面目を保てました。その染織家には以前にお世話になっていたので義理を果たせました。途絶えてしまった染色の技法の復元という地味な仕事です。お金にもなりません。それでも、今やっておかないと本当に分からなくなってしまうからと努力されています。材の乾燥、模様の彫りとまだまだ数年はかかります。幸い、木の事は分かるので今後もお手伝い出来ればいいなと考えています。

(12:33)

2019年01月11日


 明日は久しぶりに各務原の材木市です。ずらーっと並んでいる材木を競っていきます。朝7時開始です。若い頃は夜中2時位に出発して6時頃着いて少し下見して買っていました。さすがに疲れるので前日に近くに泊まって明日6時半位に行く予定です。材の仕入れは大体冬です。というのは秋に落葉してから伐採するので1~4月がシーズンです。雪が降ったり寒いと相場が決まっていますが明日はそう寒くなさそうです。

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こんな状態で並んでいます。べたっと平積みされているのは一番安いグレードです。左は朴(ほう)う)です。朴葉味噌の葉っぱを取る木です。広葉樹の中では少し柔らかいです。家具にはあまり使いません。しいて言えば引き出しの中板とかですね。あとは漆器の木地などです。まあ一番なじみ深いのは小学生の頃の木版画の版木ですね。彫りやすく逆目もきつくなく、何より安価なので使われたんでしょうね。染織の研究をしている知人がいます。板締めの技法の再現に取り組んでいます。江戸時代のものの版木が朴なので以前から探してくれと頼まれていました。市では板になった状態では殆ど見かけなかったんですが、今月たまたま3セット出ているので見に行こうかとなりました。原木なら普通にあるんですが運搬、製材と何かと大変なので板で買えれば言う事無しです。右はヤマザクラですがあまりいい材には見えません。

今回は私はヤマザクラと楢などねらっています。何分、競りなのでやってみないと分かりません。余り熱くなって突っ込まないことです。まあそうは言ってもある程度は買う気を出さないとなにも買えません、そのあたりの匙加減が難しいですね。


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ヤマザクラです。


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画像の人物は平野木材の社長さんです。樹は欅です。なかなか良さそうです。


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こちらは原木です。何かはわかりません。


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八坂神社の欅だそうです。


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栃ですね。少しいい材はこんな風に立ててあります。


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これは欅かな。明日は6時過ぎには現場に行きます。早々に寝ます。お休みなさい。 
(画像はすべて平野木材のブログから拝借しました。)
  

(21:17)

2018年12月17日


 一昨日、旧知の製材所の方が2トントラックで材木を届けて下さいました。もう30年程の付き合いになります。ホンダのCRーXを乗り回す田舎のアンちゃんも髪に白いものが目立ついいオヤジになりました。


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 4年程前に岐阜の市で買って貰った原木から製材した材です。そろそろ使えるかなと思います。こちらは椛(カバ)です。製材も立ち会わなかったので初めてのご対面です。節も殆どなくきれいな材です。2枚でブックマッチ(続きの板を矧いで広い板を作る技法です。中心から木目が左右対称できれいです。)にするといいテーブルの天板が出来そうです。この状態で何を作ろうかなと思案するのが楽しいですね。


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手前が椛材です。奥はサワラです。引き出しの中板用に六分(18mm)厚に挽いてもらいました。

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サワラはヒノキの代用で風呂や風呂桶などに使われています。勿論、建築材でもあります。原木は当たりはずれがありますが変な色気を出さず真っ直ぐで捻じれていない木を買えばそう大やけどはありません。よく見ればだいたいは中がどんな様子かもわかります。これからが材木買いのシーズンです。来月は市に行くつもりです。
 

(19:48)

2014年06月06日

 家の改装ではずした栗の柱を置いていたんですが、知人がベンチの脚にするとかで
再利用されることになりました。

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三寸五分(105mm)角の芯持材(木の中心が入っている。入っていないのは芯さり材といいます。)
です。すでに再利用した材のようです。築120年くらいの家ですが、亀岡あたりから移築しているらしいです。
オリジナルは200年以上前でしょうね。年輪年代法なら正確な伐採年もわかるんでしょうが。

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この栗、薪にしようかと思っていましたが、多分最後のお勤めですね。
燃やしてしまうよりはよかったです。



(14:12)

2014年03月27日

 玄関の作り付けの腰掛用の板をお作りしました。
栃材です。W500  D450 T40です。

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壁に取り付けて、靴を脱ぎ履きする時に座るものです、


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ちょうど手頃な大きさの栃があったのでよかったです。栃特有の杢がきれ
いですね。オイル仕上げです。

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(00:16)

2014年02月17日

 玄関の靴を脱ぎ履きするときにちょっと腰掛ける小さな
ベンチを頼まれました。

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W500 D400で三角形に近い形です。厚さは47mmくらいです。
素材感満点でいいと思います。

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目の詰まったいいケヤキです。オイル仕上げの予定です。

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(20:58)

2013年07月03日

夏のワークショップで作っていただくスツールの脚材です。




ブナ材の35パイの丸棒を加工しました。座に入る丸ホゾを作っています。
24mmのホゾ穴に入るので25mmに作って木殺ししてちょうどにします。
「木殺し」とは穏やかではないんですが、木工用語で木が痩せるのを見越
してホゾのオスのほうをカナヅチで叩いて細くすることを言います。



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木の動きを止める、すなわち殺すという発想ですかね。




(20:09)
 アッシュ材を買いました。

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北米材で和名は西洋トネリコです。1立米ほど買いました。長さ9フィート
厚さ4分の5インチです。木工を始めた頃、銘木屋さんではまだ尺、寸が
使われていました。一尺が約30cm、一寸は3cmです。八尺の尺三の寸
五のケヤキなどと使います。それからだんだんメーター、センチも使われる
ようになりました。最近は北米材も使うのでフィート、インチにも慣れてきまし
たね。アメリカ人は1,5インチとか2インチとは使わず4分の6、4分の8と
表記します。いまさらメートル法にも変えられないんでしょうがややこしいで
す。

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節の無いいい材です。日本向けは最高グレードを選んでいるようです。
日本人は木にはうるさいですから・・・
英語でASHと表記しますが灰という意味もありますね。デビッド、ボウイに
ASHES  TO  ASHESというのもあります。 ASHES TO ASHES. DUST
TO DUST.という言葉もあります。埋葬のときに言われるそうです。灰から
灰に、塵から塵に、ま所行無常ということなんですかね。



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中心近くに褐色の偽心材があります。材質は変わりません。比重0,7くら
いで加工性、着色性もいいです。
こちらは日本のトネリコです。


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本当はトネリコやタモ、クルミなど広葉樹でも比較的早く成長する樹を植林
しておけばよかったんでしょうが右も左も杉、ヒノキを植えたんでどうしよう
もないですね。まわりにはいっぱい樹が生えているんですが、使い物にな
らずはるばる北米やロシア、ヨーロッパから輸入した木で家具を作ってい
ます。なんか変ですよね。



(07:59)

2011年02月24日

 螺鈿の象嵌にはいろいろな貝を使います。白蝶貝、メキシコアワビ、夜
光貝などです。日本のアワビも使います。
メキシコアワビ(最近はニュージーランド産が多いそうです)ほど華やかで
はないけれど、落ち着いた美しさがあります。

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表?側です。ザラザラです。

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漆芸では1~2mmの厚さでフラットに研磨した物を使います。普通は平ら
な面に貼り付けます。原貝は少し反って、表面は波打ってます。それをディ
スクグラインダーで切って使います。ほぼフラットな面が取れるのは3x4
cmくらいです。進化の必然でこのような形にたどり着いたんでしょうがいつ
見ても感心します。自然の造形はすごいですね。

  今日の音楽
ANNE-SOPHIE MUTTER
The Berlin Recital
Brahms.Debussy.Franck.Mozart
Lambert Orkis piano

アンネ ゾフィー ムターのリサイタルのライブです。肩のこらない曲ばかりで
リラックスして聴けます。録音もいいです。小林秀雄がバイオリンは女に限る
となにかに書いていたそうですが、たしかに見目麗しい女性の演奏姿は絵に
なりますね。ムターはなかなかの美人ですし、いつか演奏会を聴きたいです。
































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