伝統芸能

2019年01月13日



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 昨年の話しで恐縮です。鬼が泣きますね。24日に顔見世に行ってきました。実は歌舞伎を観るのは初めてです。文楽は何回かあったんですが何故か歌舞伎には縁がありませんでした。勿論南座も初めてです。取りあえず、一番安い席にしました。ちなみに6000円です。一番いい席が25000円です。去年、今年と南座は耐震補強工事で休んでいました。今年の顔見世が再開初めての公演です。開演が16時50分なので30分前位には行きたかったんですが着いたのは10分前位でした。入り口はもう皆さん入場されているのかそんなにも混んではいませんでした。やはり女性が多いです。着物の方もちらほらといらっしゃいました。きつい傾斜の階段を昇りつめた三階席の後ろの方でした。舞台は上から見下ろす感じです。まあそれはオペラでも上のほうの席で観る事もあるのでいいんですが何しろ座席が狭いです。左右もですが特に前後が狭いです。以前の日本人の体格が小さかったとしても狭すぎます。次回はもう少しいい席にします。演目は義経千本桜のすし屋と後色々です。私は上方落語が好きでよく聴きます。猫の忠信という落語があります。千本桜の狐忠信のパロディー ですね。噺の背景は多分明治時代です。人形浄瑠璃(文楽)の語り(義太夫節)が随分と人気があって旦那衆から庶民まで稽古屋でオガオガと練習したようです。で、その猫の忠信の中で稽古屋の古参の男が発表会の演者の人選に文句をつける場面があります。その男曰く、今度の会は千本の通しらしいな。すし屋は誰がやるんや?というくだりがあります。この落語もよく出来た面白い噺ですが、またの機会にします。千本桜は義経とその周辺の人を主人公に狐忠信、渡海屋、すし屋、道行など数本のエピソードで構成されています。渡海屋と狐忠信はテレビで観ましたが、すし屋は今回が初めてです。主人公のいがみの権太が関西弁で言うところのいたずらっ子、ゴンタの語源(真偽は知りませんが‥)だという説は知っていました。それを楽しみに来ました。片岡仁左衛門さんが権太を演じていました。吉野のすし屋の倅でありながら博打にうつつを抜かす小悪党です。まあ大雑把に言うと最後に改心して父親の大恩ある人の子供の為に女房と子供を犠牲にして自らも落命します。歌舞伎や文楽によくある義理、人情の板挟みという話しです。仁左衛門さんは京都の人なので関西弁はお手のものだしなかなか楽しめました。ストーリ―自体はこんな奴おらんやろとも思いますが、歌舞伎ですから人間の感情をディフォルメしていると思えばいいかなと・・オペラでとんでもない行動をする人には慣れていますから。歌舞伎も面白いなと思いました。これからは機会を見つけて観に行きます。

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