家具

2016年03月09日

 建築家の阿久津さんの設計された住宅にオーディオラックをお作りしました。

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お施主さんがオーディオマニアでしっかりしたラックが欲しいというご希望でした。
W1750 H610 D520です。ナラ材の30mm厚としっかりしたものです。オイル仕上げです。
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国産のナラ材は枯渇してこれもロシア材です。木工を始めたころはまだ国産材もあったんですが使い果たしたということでしょう。ロシア材や北米のホワイトオークやレッドオーク材を使わざるをえないでしょう。

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このナラは程々の硬さで仕事もしやすく木目も綺麗でした。ホゾ組はドイツの電動工具メーカー、フェスツールのドミノです。この工具がなかなか優秀なんですが、改めてアップします。
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結構な重さになりました。レコードも聴かれるので振動対策には効くでしょう。
スピーカーはB&Wを使われているそうです。
新築の家で音楽を聴くのはいいでしょうね。





(08:42)

2015年12月07日


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キュリオケースをお作りしました。材はブラックウォルナットです。W900 H1030 D450mm です。前面の扉、側面、天地は透明ガラスです。背面は鏡です。普段、ガラスや鏡はあまり扱わないので気を使います。綺麗なケースが出来たと自負しています。
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隣は以前にお作りしたテレビ台です。材もデザインのテーストも合わせたので
しっくり納まりました。こうしてみるとブラックウォルナットの色目はいいですね。人気があるのもうなづけます。今回、ガラスや鏡は古い友人のガラス屋さんで用意してもらいました。適格なアドヴァイスを貰って助かりました。クライアントのM様、ガラス屋のK君、ありがとうございました。

(14:21)

2014年10月17日

 キハダで置床をお作りしました。

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部屋は四畳半の琉球畳敷です。床の間が無いのでちょっとお花を飾ったりするのに
置床が欲しいということでお作りしました。

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キハダはミカン科の樹でゴワゴワした外皮の下は鮮やかな黄色です。この黄色い部分が胃腸にいいそうです。吉野の陀羅尼助の原料です。もう20年近く前に、安房峠を車で越えた時 (ちょうど、安房トンネルの工事をしていました。)地元の方が 倒木の外皮を剥いているのに出会いました。これはキハダで一年の内、夏の二週間ほどしかきれいに剥けないんだとおっしゃていました。それまで材木市ではキハダの材は
見たこともあったんですが、薬の原料として思った事もなかったのでいまでもよく覚えています。そんなふうに自然の物を利用してきたんだなあと考えさせられました。

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これは直径45㎝位の木を縦半分に切って柾で耳付きで使っています。
シラタが黄色いです。なめるとお腹痛が治るかも・・・

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こじゃれた置床が出来ました。

(15:58)

2014年05月21日


ケヤキ材の置き床です。W600 D200 H65です。左端の丸棒はローズウッドです。
拭漆です。狭い和室で花を活けたり、人形を飾ったりに使ってほしいですね。
もちろんテーブルの上でもいいと思います。


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(08:08)

2013年08月01日

 間工作舎さんの設計された家にヤマザクラの食器棚をお作り
しました。

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W1800 D300です。棚の一番下の奥はサッシの窓になっています。


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サクラはどんどん濃い色に変わっていきます。使い込むといい味になりま
す。このキッチンで美味しい料理を作ってください。


(00:06)

2013年05月17日

 神戸、東灘の酒心館の展覧会が今日から始まりました。

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ハイバックチェアです。

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アームチェアです。酒蔵を改装した素敵なギャラリーです。
蔵の見学やお酒のショップもあります。日本酒党の方、是非おいで下さい。


(14:15)

2013年05月15日

 神戸、灘の酒蔵での木工の展覧会に出品します。
昨年、ノーベル賞の晩餐会で供された福寿を造っている蔵です。

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ベンチ、アームチェアなど出品します。
面白い展覧会になりそうです。是非お出かけください。


(08:17)

2012年10月04日

以前、漆を拭く前の状態でUPした展示台が完成しました。

彫刻台 012

W530 D280 H800 です。やや厚めの材でしっかりした雰囲気です。


彫刻台 014

栃らしい杢が綺麗に出ています。拭漆は木地をオイル仕上げよりも綺麗
に仕上げておかないと欠点がもろに出ます。気を使います。

彫刻台 016


昨日、納品してきました。黒御影石のフクロウの彫刻を飾るそうです。

彫刻台 010


こういう波状の杢が栃の特徴です。
いろいろな材を使えるのも木工の楽しみです。




(13:58)

2012年02月19日

囲炉裏をおさめた住宅が完成しました。

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要するにおおきなワンルームですね。手前にバスタブが見えています。

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囲炉裏のまわりは琉球畳です。右はしはRC造のキッチンカウンターです。


(08:44)

2012年02月05日

囲炉裏を作りました。阿久津さんの設計された住宅用です。

囲炉裏 002

まだ工事中です。仮置きしています。材は松です。着色してラッカー仕上げ
です。渋くていい感じです。お施主さんにも気に入っていただけました。
W1600 D1000です。真ん中の板が外れます。
完成したらもっときちんとした写真をアップします。


(14:21)

2011年02月20日

大阪のギャラリーの方と、お客様のお宅に納品してきました。

丸谷さん宅 001








































わかりにくいんですが、石彫の台です。楢材の拭き漆仕上げです。
W410D280H820です。


丸谷さん宅 003








































以前に納めたローテーブルです。ケヤキ材の拭き漆仕上げです。
W500D400H450です。同じものがもう一台あります。長さ2メーター
位の木から3台分の天板を木取りしたので、縦に繋ぐと木目が続きます。
やはり、一木作りは木味も木目も揃って気持ちがいいですね。
お客様は美術品のコレクターで、李朝の陶箱、色鍋島、明治期の超絶技巧
の棗などいろいろと見せていただきました。いいものを見るのは勉強になる
し楽しいですね。ありがとうございました。

(15:05)

2011年01月28日

小ぶりなベンチを作りました。

ベンチ 006


















くるみ材のオイル仕上げです。W960 D420 H660です。座は一枚板
です。ころんとしたかわいい感じです。

ベンチ 003


















脚は丸ホゾで十字に楔が入っています。

ベンチ 002


















背のスポークです。座の裏まで貫通させて楔でしめています。
旋盤がないので一本ずつ手ガンナで削ってます。木殺しも充分してるので
緩んでくることはないはずです。

ベンチ 005


















座面の奥行きが少し短いので女性向きかもしれません。美人姉妹が座ると
絵になりそうです。

       

(14:02)

2011年01月12日

家具 232


















欅の置床です。W1600 D400 H60とかなり大きいです。右端に白く
見えるのは白蝶貝の象嵌です。拭き漆仕上げです。
兜を飾りたいという方に買っていただきました。
最近は床の間のない家が多いのでお花や焼き物など飾りたいとき重宝
するかもしれません。
木目のカーブに合わせて前面をカーブさせました。直径1メーター位の
原木から取った材です。柾目で40センチの幅をとるためにはそれぐらい太い
木でないと取れません。木工のプロの人がこれを見て感心していました。
材の形からデザインが決まった作品です。木工の醍醐味ですね。
木は天然素材です。長さは比較的融通がききますが、幅は制約が多い
です。その中で木の形と木目を見ながらデザインを考えます。難しいけれど
楽しい時間です。一度切るとどうしようもないんで迷うときもありますね。
もちろん経済性も考えないといけません。
この材は買ったときにカーブした置床にしようと考えました。出来上がりの
イメージがありましたね。そういうときはいい物になることが多いようです。
数年前の作品ですが、久しぶりに画像をみて、また置床作りたくなりました。

     BGM

     シューベルト ピアノ五重奏曲 イ長調D.667 ます

    ウイーン八重奏団のメンバー
   ピアノ サー、クリフォード、カーソン

   古い録音ですが(多分60年代)、音はそれほど悪くありません。
   アナログぽくていいです。
   演奏もウィーンの名手ぞろいで楽しめます。ポピュラーな曲ですが
   私も好きです。

(09:03)

2010年12月20日

家具 434









































小さな椅子です。もちろん、座れますがオブジェに近いですね。
材はやまざくら、拭き漆仕上げです。メキシコあわびと白蝶貝の象嵌入り
です。

家具 404









































W400 D460 H810 SH430です。象嵌」で縦にならんでいる丸と菱形
がメキシコあわびです。菱形の左右の丸が白蝶貝です。あわびは北米のメキシコ
湾で、白蝶はフィリッピン近海産です。あわびは少し青みがかった色です。
あわびでも白蝶でもただの貝殻です。それがどうしてこんなに綺麗である
必要があるのか?進化の過程で貝自身は一番効率よく貝殻を成長させる
道を選択しているはずです。
その結果、人間が美しいと感じる貝殻にたどり着いたわけです。
そして、なぜ人はメキシコあわびの貝殻を綺麗だと認識するのか?
大阪のおばちゃんでなくても、人は光ものが好きなんでしょうか?
多分、縄文人も好きだったと思います。正倉院の御物にも螺鈿はたくさん
あります。
それにしても、拭き漆に螺鈿は合いますね。


家具 414










































やまざくらは好きな材のひとつです。乾燥すれば、寸法安定性もいいし
刃物切れもいいです。逆目もきつくないので鉋がけも楽です。しかも
桜餅の香りがします。ただ、大径の材はあまりないですね。私の自慢で
4メーターで幅80センチ、あつさ12センチの板(ばん)をもってます。
普通は直径60センチくらいが最大ですね。樹としての桜は欅なんかに
くらべると寿命が短いようです。ちなみにこの椅子の座は一枚板です。
幅、40センチです。幅広の材は貴重です。大事にして、いい物を作りたい
です。

家具 416









































                   今日のBGM

            Wolfgang Amadeus Mozart    

            Requiem d-moll KV  626

              Wiener philharmoniker

                  KARL BOHM



(19:51)

2010年12月17日

家具 011


















以前に製作したダイニングセットです。テーブルは栃の一枚板です。
節があるけれど木目の綺麗な板です。椅子は山桜です。オイルフィニッシュ
です。テーブルのサイズはw2200 D800 H700 です。
椅子はW450D550H920SH420です。

家具 008



















家具 004



















家具 001


















奈良の歴史のある神社の社務所兼住宅に納めました。
生活の中心として使っていただいてます。
大きいテーブルは家具のなかでもコストパフォーマンスが高いと思います。
朝、昼、晩と食事に使い、友人とお茶をし、子供が勉強し、時には宴会
もできます。車みたいにガソリンも税金もいりません。しかも親子何代
にも渡って使えます。心豊かに暮らせます。


家具 027


















家具 014



















今日のBGM

     Bruckner Symhony No,4 in E flat Romantic

           wiener  philharmoniker

             Bernart Haitink

ブルックナーはいいですね。飛行船に乗ってヨーロッパアルプス
を眺めているような気がします。最初、なんか脈絡のない音楽だ
なあと思ったんだけど 脈絡や辻褄はいらないんですね。
その瞬間、瞬間の音楽を感じればいいんだと気づいてからすごく
好きに なりました。



(23:47)

2010年12月15日

今春、納品したメモリアル キャビネット(早い話が仏壇です。)
クライアントさんからはシンプルなものでというオーダーでした。
観音開きの扉で、中に引き出せる棚板と引き出しが付いています。
楢の柾板で虎斑が綺麗な材を使いました。

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W420 D380 H500です。お母様の法事の折りに写真を撮って
メールしていただきました。「よかった。」と喜んでおられました。
特にこういう物は力を入れて制作したので、私もうれしく思いました。


(13:27)

2010年12月06日

建築家の阿久津さんご夫妻と豊橋に行って来ました。
豊橋は初めてです。阿久津さんの設計された家に小さい
キャビネットを納品してきました。豊橋 001



















外観です。茶色の部分は杉板です。平成元年の竣工で、今年、大掛かりなリフォームをしたそうです。たまたま、京都の阿久津さん、小笠原さんの建築二人展でこの家の奥様とお会いしました。ご主人のこまごました物をしまえる家具があればと相談をうけました。メールと手紙のやり取りで打ち合わせして、3段の引き出し付きの小さなキャビネットを作ることになりました。奥様は高校の先生をされています。リフォームの記念に元同僚の美術の先生に作品を作ってもらったそうです。偶然、その先生が私の大学の先輩でした。私が入学した年に大学院にすすんでおられました。学内ですれちがってたはずです。そんなご縁もあって、当日、リフォームと先輩の作品のお披露目を兼ねての集まりに私も招待していただきました。


豊橋 005









































村田千秋さんの作品です。W450 D100 H1200 くらいです。
素材はアルミ、ガラス、木、粘土、真鍮です。繊細で綺麗な作品です。
写真が下手ですみません。ガラスの粒が7個表面にあるんですが、わかりません。

豊橋 010









































これは何に見えますか? 実はドライミストのノズルです。奥様がクーラー
嫌いでそれに変わるものとして設置されました。家庭用の小型の物もあるんだそうです。ポンプとホースとノズルだけの思ったより簡単な装置です。気化熱で涼しくなるそうです。今年の夏、高速のサービスエリアで見かけたものと同じメーカーです。



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ドライミストの双葉リースの大阪支店長さん(スーツの方)と阿久津さんです。ご馳走が見えますね。私は運転があるので、シャンパンもワインも
飲めませんでした。残念。



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納品したキャビネットとご夫妻で記念撮影です。愛用してくださいね。
材は胡桃でオイル仕上げです。

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阿久津さんとチビちゃんです。可愛いですね。

豊橋 011



















阿久津さんが設計された賃貸アパート?です。すっきりといいデザインです。日本にももっとこんな建物が増えるといいですね。


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エントランスです。

今回、たまたま、阿久津さん小笠原さんの二人展に飛び入りで
参加させてもらったことでご縁がつながりました。
また、大学の先輩の村田さんともお会い出来ました。
村田さんにも芸大OBに豊橋で初めて会ったと喜んでもらえました。
同窓生は歳をとるほどいいものです。
皆さんに感謝、感謝です。


                今日のBGM

               D,Syostakovich

               Symphony no.10

               Berlin Philharmonic Orchestra

               Herbert  Von  Karajan



















(09:17)

2010年11月22日

最近作ったアームチェアです。椅子作りは時間がかかりますが
面白いですね。家具の中でも一番、彫刻的です。360度、
すべての方向からの見え方を考えないといけません。
もちろん、人間が座る物ですから掛け心地も大事です。
食事をするのか、仕事をするのか、寛ぐのか、それによっても
座の形や背の角度が変わってきます。



家具 135



幅680奥行き580高さ980座高420の大振りな椅子です。
座板は栃の一枚板、背、脚は山桜です。そして拭き漆しあげです。


家具 127



栃の杢が綺麗です。背の棒は横からみるとS字状にカーブしています。
一本ずつ手鉋でしあげています。断面は三角形です。両端は丸断面です。
座と笠木の穴よりプラス1ミリ位に削りだします。それから木殺し(すごい
言葉ですね。木がやせてきてほぞ穴から抜けないように締める事です。)
してぴったりに合わせていきます。あまりきつくしすぎたら組めなくなるので
その加減が難しいですね。以前教えていた木工の専門学校の学生達は
大体きつくしすぎて組むとき難儀してました。中には途中でにっちもさっち
も行かなくなって結局、全部抜いてボンド拭いてやり直しということもありました。
かく言う私も何回もやってます。かたくしないと不安なんですね。手で押して
入るくらいでいいんです。ボンドつけると水分で若干木が膨れるし
8本いっぺんに組まないといけない背のスポークなんかはなおさらです。 


家具 124


 存在感と素材感ありますね。何も無い部屋に置いておくと絵になりそうです。


今日のBGM
Beethoven Piano Concerto No,5 Emperor

Arthur Rubinstein

london philharmonic orchestra

Daniel Barenboim


(08:34)

2010年11月18日

拭き漆を乾かす室(むろ)を作りました。今使っている室は総檜の立派
なものですが小さいのです。合板を組み合わせてw1800h1800
d900の大きさになりました。大きめの椅子など楽々入るので使い
勝手はよさそうです。

拭き漆 003



椅子を入れてみました。中で横になれます。扉を作らないといけません。
棚板の桟も。

拭き漆 011
  
  
漆です。1キロ入りの桶です。中国産の上生漆です。厚紙製の桶です。
合成の紙のような蓋が二枚付いています。プラスチックの帯で止めてあります。
私が学生の頃は渋紙に竹でした。いろんな物が変わっていきます。
いいのか、悪いのかわかりません。


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生漆です。漆の木に傷をつけて、滲みだしてきた樹液を集めたものです。
四川省あたりが産地らしいです。独特の匂いがします。
たまに日本産も使いますが、匂いは日本産のほうがいいです。


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ゴムヘラです。これで漆を薄く塗っていきます。
作業中の画像も追々紹介します。


(09:56)

2010年11月11日

小卓 002
欅の台です。W450D310H55です。拭き漆仕上げです。杢のいい材です。銘木の王様、欅も最近は人気が下降気味です。しかし材としてみれば、乾燥には時間がかかりますが、乾いてしまえば寸法安定性はいいし、むっくり育って目の積んだ木は仕事してても気持ちがいいです。

小卓 007

いい杢ですねえ。自然の造形です。拭き漆でさらに杢が綺麗にみえます。

小卓 006

奈良の一刀彫のお店に納品させていただきました。男性的な形なので
兜や武者などが似合いそうですね。



(09:15)