音楽

2020年01月04日




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 ウィーンフィルのニューイヤーコンサートを見ました。今や、すっかり元旦の風物詩です。もしかして俳句の季語にもなっているんでしょうか?今年は今売り出しのアンドレアス、ネルソンさんが指揮者でした。40デコボコの若い指揮者ですがいい出来でした。ラストは例によって美しき青きドナウとラディツキー行進曲です。青きドナウ を聴くと反射的に思い浮かぶのが2001年宇宙の旅の地球から月に向かうシャトルがステーションに到着するシーンです。映画は冒頭から原人の群れの描写が続きます。そこにモノリスが現れて原人が道具を使い出す事を暗喩しています。原人の一人が空中に放り投げた獣の骨が宇宙空間のシャトルに変わります。月面で発見されたモノリスの調査に向かう科学者が乗っています。地球と月を周回している宇宙ステーションとの間に定期航路があります。航空?会社はパンナムです。ステーションは重力を発生させるために回転しています。中心の発着場に入るためにシャトルが機体を回転させてステーションと同期して着陸します。その特撮の美しさと、リアルさに圧倒されました。50年前のsくひんとは思えません。2001年宇宙の旅は特撮技術と内容の深さで永遠のSF映画の金字塔です。まだ見られて無い方、必見です。

(18:03)

2019年12月24日




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 昨日、朝9時半頃、車を運転していました。何時ものようにNHKFMを聴いていました。時節柄らしくクリスマスソング特集でした。で、かかったのがダイアナ、クラールのホワイトクリスマスでした。これが、なんとも朝9時半の世界にそぐわない曲でした。どう考えても、薄暗いライブハウスでマティーニでも飲みながら煙草をくゆらせる雰囲気でした。いい天気の気持ちのよい朝が何か間違いのように感じられました。もろに感覚に訴えるので、ある意味危ないなあと思います。ダイアナ、クラール、今度は夜にゆったりと聴きたいですね。
 

(14:53)

2019年12月15日




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 シューマンの交響曲3番を繰り返し聴いています。クーベリック指揮、ベルリンフィルのCDです。実はシューマンは殆ど聴いたことが無くてちゃんと聴くのは初めてです。と言うのも随分と前になりますが、朝比奈先生がなにかのインタビューでシューマンは箸にも棒にも掛からんとかおっしゃっていたのを読んでそうかシューマンは大した事ないんかと刷り込まれてしまいました。で、来年の京響の新春コンサートがシューマンプログラムでピアノコンチェルトと3番なのです、シューマン好きの友人に引かれて善光寺参りならぬシューマン参りです。
3番、いわゆるラインですね。一楽章冒頭はさすがに聴き憶えがありました。5楽章あるんですが、それぞれの楽章の主題がはっきりしていて非常に分かりやすいです。明るく、分かりやすく、いかにも新年にふさわしいプログラムです。時間もそう長くも無く御屠蘇気分で聴くにはいいでしょう。 

(14:45)

2019年07月15日



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 奈良出身の坂本さんのリュートのCDです。もとはと言えば奈良の建築家、阿久津さんのお施主さんの息子さんです。今は世界を舞台に活躍するリュート奏者です。



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リュートのネックが極端に曲がっているのが変ですね。音色には優しい癒しがあります。バロック音楽は余り聴かないのですがたまにはいいものです。
 

(22:57)

2019年06月03日



 


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 ジョン、アダムスのヴァイオリンコンチェルトを聴きました。アダムスは現存のアメリカの作曲家です。グラスとかライヒのミニマルミュージック(同じ音型が延々と続きますが、少しずつ変わっていきます)の影響を受けています。無調(メロディーが無い)では無く調性もあって現代音楽の中では聴きやすいほうです。昨年、京響の定期でベートーヴェンのピアノコンチェルト5番(皇帝)とアダムスの曲との組み合わせを聴きました。前半の皇帝は女性のピアニストでやや線の細いスマートな皇帝でした。アダムスのほうはダイナミックで聴きやすい音楽で多いに楽しめました。それでもアダムスが始まると席を立たれた方が数人いらっしゃったのでもったいないなあと思いました。芸術大学で学んでいたころは現代美術が元気な頃で何でもありの時代でしたから訳の分からないモノにも免疫があります。自分の知らない世界に触れるのはある種快楽だと思うんですがねえ・・以前に知人数人と抽象絵画を見た時にあるご婦人がこの絵はどういうふうに見たらいいのと聞かれました。そんなの好きに見てください。この色が綺麗だとか形が面白いとかそんなんでいいですよと言ったんですがもひとつ得心がいかない様子でした。風景画や人物画のように一目でわかるものがいいんでしょうね。分からないけどきれいとか面白いとか感じる心をずーっと持っていたいですね。


(09:37)

2019年05月20日




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 上の画像、ワルキューレの面々です。左から二人目がブリュンヒルデです。という訳で今回はMETのライブヴューイング のお話です。METはアメリカはニューヨークのメトロポリタン歌劇場の略です。ライブヴューイングはオペラの公演を映像化したものです。以前からあるのは知っていたんですが今回は私の好きなワーグナーのワルキューレという事で観に行きました。
早い話がオペラ公演をそのまま映画化したものです。随分と前にドミンゴとリッチャレリのオテロの映画版を見ました。こちらは公演の映像化では無く本当の映画仕立てでなかなかよく出来ていました。冒頭の嵐のシーンなど今でも覚えています。映画版ではライモンディ―のドン、ジョバンニも見ました。こちらもよかったです。オペラ公演の映像はDVDや衛星放送では見たことがありましたが、映画館の大画面で観るのはやはりいいですね。音はいささか人工的ですが仕方ないですね。さて肝心の内容ですが第一幕のジークリンデ、ジークムントどちらもなかなかいいなと思いました。ジークリンデのソプラノはルックスも薄幸の女性っぽくて役にあっていました。ジークムントのテノールは声はいいんですがビヤ樽のような立派なお体でちょっと見た目が・・・春風が吹いて云云かんぬんのアリアもよかったです。それにしても双子の男女が高らかに愛だの結婚だのと歌い上げるのはええんかなあといつも思ってしまいます。で、第二幕、第三幕と続きます。ブリュンヒルデもヴォータンも歌もそこそこでで楽しめました。METのライブヴューイングは初めて観たんですがいいなと思いました。出演者の表情までよく分って劇場とはまた別の物ですね。音響面は善かれ悪しかれ映画です。やはりデジタルっぽいです。
座席も快適でした。これからはいい演目を選んで足を運びたいと思います。        



(17:16)

2019年02月18日


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 先週の金曜日に京響定期を聴きました。ラフマニノフのピアノコンチェルト2番と交響曲3番です。
コンチェルトの2番は人気のある曲ですね。ただ、私はあまり興味が無くCDも持っていません。ソリストは小山実稚恵さんです。指揮は秋山和慶さんです。素晴らしい演奏でしたが、コンチェルトは私には甘ったる過ぎました。交響曲3番のほうが面白く聴けました。コンチェルトはロマン派ど真ん中の感じですがシンフォニーはリズムを強調した部分もあって少しモダンな印象で面白く聴けました。コンチェルトは1900~1901年、シンフォニー3番は1936年頃と35年間の時間的隔たりがあります。ラフマニノフ自身もロシア革命の混乱を逃れてヨーロッパからアメリカに渡ります。結局、生涯ロシアには帰れませんでした。20世紀の初めは激動の時代です。ロシア革命、第一次世界大戦、アメリカの大恐慌、日本の大陸進出、ヒトラーの台頭と次から次へと起こります。ラフマニノフも時代に翻弄された人です。アメリカではコンサートピアニストとして随分成功したようです。そのせいか多忙で殆ど作曲活動は行っていません。ロシアで平穏に暮らせたら、もしかして傑作を残してくれたかもしれません。結局アメリカのビバリーヒルズで病死します。もう少し前ロマン派、全盛の頃に生まれていたら良かった人のように思います。そうは言っても人間、生まれる時代も場所も選べませんから・・・
ま、運命ですね。
 

(12:25)

2019年02月04日



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 METのライブヴューイングでワルキューレを上演します。METとはアメリカ、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場です。要するに舞台を映像化したものです。大体ねんに10本ほどMETでの公演を上演しています。今年のラインナップが発表されていますが定番の人気のあるタイトルが多いですね。例えば、椿姫、アドリア―ナ・ルクブルール、カルメン、連帯の娘、ワルキューレなどです。ワルキューレ は勿論行くつもりです。あと椿姫はダムラウがヴィオレッタを歌うので行ってもいいんですが、椿姫も舞台も何回か見たしCDも(クライバーの指揮したものです)いやっちゅうほど聴きましたからまあどっちでもいいです。アドリアーナはネトレプコがアドリアーナを歌うので行きます。ただ入場料が結構高くてレギュラーで3600円、ワルキューレは5100円と結構な金額です。長いとは言え映画ですからね。ちょっと考えてしまいます。見たら感想をアップします。

(19:10)

2019年01月30日




 昨年から見たオペラ、魔弾の射手、アイーダ、タンホイザーにすべて出演されていたバス、バリトン歌手の妻屋さんです。多分日本人ではナンバーワンでしょう。声もいいしガタイもいいので(190㎝程ありそうです)舞台映えもします。以前からNHKのニューイヤーオペラコンサートの画像などではお見掛けして一度実演を観たいなあと思っていました。それがなんと三連発とはおかしなもんです。魔弾の隠者(領主も従順に従います)、アイーダの司祭長、タンホイザーの領主と威厳のある役が多かったです。バスはテノールに比べると地味な印象は否めませんがオペラには欠かせない存在です。これからもいろんな舞台で楽しませてもらいたいものです。




(17:37)

2019年01月22日



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 京響の定期に行きました。ブラームスのピアノコンチェルト1番と展覧会の絵(ラベル編曲版)です。前から8番目、中央ブロックの右端といういい席です。ソリストはゲルハルト、オピッツというドイツの方、指揮はマルク、アンドレ―エというスイスの方でした。ブラームスの1番は重々しい出だしで冒頭からブラームス節全開でした。ブラームスは何か持って回った感じであまり好きではありませんでした。それが、つい最近FMでシンフォニーの1番を聴いて案外いいなと思いました。それなりに綺麗なメロディーもあります。ピアノコンチェルトは2番はCDをもっているので耳に馴染みもありましたが1番は予習にユーチューブで数回聴いたくらいです。まあそれでも美味しい所もあるので楽しめましたがいささか長いですね。後半の展覧会の絵は金管大活躍で面白かったです。この曲冒頭、トランペットのソロで始まるんですが誤魔化しようがないので演奏者は大変やなあと思います。終演後には指揮者が真っ先に指さして盛大な拍手を貰っていました。演奏者は外国の方でしたが、終演後に嬉しそうに笑っておられたのが印象的でした。それにしても京響は女性メンバーが多いです。第一ヴァイオリンなんて殆ど女性ですね。今年のウィーンフィルのニューイヤーコンサートを見ても女性メンバーをちらほらと見かけました。結構な事だと思います。たまに行くコンサートはいい気晴らしになります。今年も精々出かけたいものです。

(01:17)

2018年12月09日



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 スペインのソプラノ歌手、モンセラート、カバリエさんが今年の10月にお亡くなりになられたそうです。85歳だったそうです。全然知らなかったんですが、今日の朝の NHKFMの番組の特集で知りました。美声とテクニックを併せ持った素晴らしいソプラノでした。


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スマホに変えてらじるらじるでNHKFMもクリアーに聴けるようになって色々なクラシック音楽番組を楽しめるようになりました。色々と試しても雑音だらけで聴けなかったラジオ放送がクリアに聴けるのでそれだけでもスマホにしてよかったです。何とか聴けたのは AMのNHKとKBS京都だけでしたから・・・ラジオがラジオ以外でも聴けるようになるとは考えもつきませんでした。初めてFMの試験放送を聴いてええ音やなあと感動したのを思い出します。本当に便利な世の中になりました。が、その分感動する心が劣化しているようにも思います。それでも昔には戻れません。人間の欲にはきりがありませんね。 

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カバリエさんの美声を2時間堪能しましたが一番よかったのはオッフェンバックのホフマン物語の中のアリア、舟歌「美しい夜、恋の夜」でした。ベルガンサさんとのデュエットです。以前から好きなアリアです。このお二人の演奏は最高でした。天上から聴こえてくるような音楽です。こんな音楽が聴けるなら生きている値打ちがあるなあと思います。芸術の力です。

(18:14)

2018年11月01日


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 今日のNHKFMのクラシックカフェ (午後からの方です。)はロシアの作曲家の特集でした。チャイコフスキーとか色々だったんですが最後がグラズノフのヴァイオリンコンチェルトでした。グラズノフはチャイコフスキーの一世代若い作曲家です。名前は知っていたんですが作品は初めて聴きました。ヴァイオリン独奏はドイツの若い女性奏者、ユリア、フィッシャーです。漆を塗りながら聴きました。一回くらいではなんとも言えませんが聴きやすい曲です。私のような素人でも展開が予想出来ました。悪く言えば凡庸、類型的で二十世紀の作品としたら古臭い印象です。(ファンの方すみません。)交響曲も沢山書いているので色々と聴いてみます。

(22:48)

2018年09月17日


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 いきなりの禿頭ですみません。今日のコンサートの指揮者、ミッチーこと井上道義さんです。
プログラムはホルストの惑星とショスタコーヴィッチの12番といういささか脈絡のない選曲です。井上さんはショスタコーヴィッチは以前からよくとりあげていらっしゃるので12番はまあわかります。普通は前半はソリストを呼んできてコンチェルトが定番です。入場料が2000円なので予算が無かったのかなあ。お客さんの入りは満員でした。( 京都市民も400人無料招待されていました。) で、演奏ですが前半の惑星は何か気の入っていないような感じです。1月に京響定期で聴いたほうがよかったです。(指揮者は中堅のイギリスの方でした。)後半のショスタコーヴィッチはなかなか気合の入った演奏で楽しめました。もっともこの曲1917年という副題からも分かるようにレーニンとロシア革命がテーマの標題音楽なのです。1961年のソヴィエト共産党大会で初演された曲なのである意味プロパガンダの為の作品です。ショスタコーヴィッチもサービス精神満点でド派手で盛り上がる曲になっています。フィナーレはティンパニと大太鼓が大活躍です。盛り上げるだけ盛り上げているんですが何か空疎に聞こえました。結局、ソヴィエト人民は皇帝の圧政からは逃れましたがスターリンの独裁に苦しみます。共産主義という壮大な実験も失敗します。70年の間、イデオロギーのせいでいかに沢山の人が苦しみ亡くなったか・・終演後、人間は何をしてきたんかなあと考えてしまいました。ショスタコーヴィッチの交響曲は純粋に音楽として素晴らしいと思います。しかし芸術と社会の関係とか色々と考えてしまいます。

(00:28)

2018年08月23日



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 昨年、没後40年にちなんでリリースされたCDです。殆どがモノラルで60年程前の録音です。なかでは2枚目のトラヴィアータが比較的録音もいいです。ヴィオレッタ、十八番です。いいです。
出来ることならカラスのヴィオレッタとニルソンのブリュンヒルデを見たかったなあ。そんなこと言いだすときりがありませんが・・・どなたかタイムマシンを発明してください。
 

(13:01)

2018年07月19日


 店村さんはN響におられました。(N響アワーでよくお見掛けしました。)その後、京響でソロヴィオリスト をされています。日本のトップクラスの奏者です。
この曲、どちらかと言うとチェロで演奏されるようです。私も昨年、青山記念館でマリオ、ブルネロの演奏を聴きました。ヴィオラの演奏に慣れてしまったからなのかすごくいいなあとまでは思いませんでした。前の方のマリオさんに近い席だったので充分楽しめましたが・・・

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余り室内楽は聞かないんですがたまにはいいですね。そして青山記念館バロックザールですが、室内楽専用のこじんまりしたすごくいいホールです。是非、一度足を運んでみてください。
                      


(15:58)

2018年07月18日


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 このギターのような楽器、アルぺジョーネと言います。6弦です。ヴァイオリンやチェロのように弓で弾きます。1820年代にウィーン で発明されたそうです。シューベルトがどうやら発明者から委嘱されてアルぺジョーネソナタを作曲したようです。ところが、この楽器あまりと言うか殆ど普及しなかったようです。楽器も曲も忘れ去られていたんですが、シューベルトの没後だいぶたって再び脚光を浴びたときにはアルぺジョーネ奏者がいないという数奇な運命をたどった曲です。まあ無い楽器では演奏出来ないんでチェロやヴィオラ用に編曲した曲を今日我々が楽しんでいるというわけです。で、昨日、NHKFMのベストオブクラシックを聴いていると、なんと珍しい本来のアルぺジョーネを使った演奏でした。名前は失念しましたがフランスのチェリストが弾いていました。だいぶ練習したんでしょうか?この曲は好きな曲の一つです。まだクラシックをそんなに聴きこんでいなかったころ、大学の先輩でずいぶんお世話になった方に店村真積さんのヴィオラのプライベートコンサートに連れて行って貰いました。数メートルの距離での生演奏というなんとも贅沢な時間でした。その時のプログラムの中にこの曲が入っていました。CDも買って愛聴盤です。

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先輩の友人がミラノに留学していた時に店村さんと知り合ったとかでご縁が出来たようです。

続く

 



(23:51)

2018年02月27日


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 いよいよ、今週末びわ湖リング、ワルキューレです。昨年のラインの黄金が終わってからずーっと楽しみにしていました。3年程前にもびわ湖でワルキューレ観たんですがそれ以来です。それより以前の東京リングではジークフリートと神々の黄昏をわざわざそのためだけに上京して観ましたがワルキューレは見逃しました。いろいろな意見があるでしょうがリング4部作の中では一番面白いと思います。今回はどんな演出か楽しみです。前回のびわ湖ワルキューレでは最後のヴォータンがブリュンヒルデを罰するために魔の山に眠らせてしまう場面で少女が現れました。父親の娘への愛情の表現だと思うんですがあざといなあとわかっていても思わず泣けてくるような演出でした。昨年のラインの黄金はオーソドックスな演出でした。プロジェクションマッピングを多用していました。その前のオランダ人もそうでしたが中途半端な舞台装置よりはいいかもしれません。それにしてもワーグナーは凄い音楽を書いたものです。人妻好きで借金魔で傲岸不遜でもすべて許します。個人的にはお付き合いはしたくありませんが・・・

(17:25)

2018年02月20日

もう先週ですが京響の定期に行って来ました。出し物はベートーヴェンのピアノコンチェルト3番、シベリウスの2番です。ベートーヴェンのピアノコンチェルトは5番が超有名ですね。私もピアノコンチェルトのなかではチャイコフスキーの1番とどちらも大好きです。4番もいいですね。グルダとウィーンフィルの全集をひと頃よく聴きました。シベリウスの2番はバーンスタインとウィーンフィルのCDをこれもよく聴きました。難しいことは判りませんが独墺系の作曲家と語法が違うというか独特の雰囲気が感じられます。芸術に地域性を強調するのはあまり好きでは無いけれど北欧の風土の様な物を感じるのは確かです。で、演奏ですが、ピアノコンチェルトの独奏者兼指揮者がフィンランドの人でオリ、ムストネンという50歳そこそこの人でした。この人、作曲家でもあるので、ピアノコンチェルトの前に自作の小品を指揮してコンサートがはじまりました。この自作は初めて聴いて、申し訳ないけどあまりよく覚えていません。調性もあるしまだ聴きやすい作品でした。ピアノコンチェルトは弾き振りでした。この人、指揮ぶりが随分とオーバーアクションで見ていていささかせわしない印象でした。コンチェルトの場合、指揮者と独奏者の考え方が完全に一致するとは思えないので表現者としたら弾き振りが理想かもしれません。ただ、異なる考えが衝突して名演が生まれる事もあるのでどちらがいいかは何とも言えません。


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長身痩躯、なかなかの男前です。67年生まれらしいんでまだ52歳、指揮者としたら駆け出しですね。ピアノコンチェルトはピアノも上手だし(当たり前ですね)指揮ぶりもよかったです。ただ、独奏が終わると立ち上がって空手の型まがいのアクションで聴いていて(見ていて)疲れました。シベリウスの2番も同様の指揮ぶりで、絶対、頚椎を痛めそうで他人事ながら心配になります。肝心の演奏ですが金管部隊ががんばってました。3楽章から4楽章、フィナーレにかけてけっこう盛り上がって楽しめました。ベルグルンドの振った交響曲全集を持っているので1番から改めて聴いてみます。
空席が少しあったのが気になりました。聴衆の高齢化も毎度のことです。若い人向けには思い切ったディスカウントをするとか考えるべきです。

(16:30)

2018年01月28日


 最近、京都市交響楽団の定期演奏会でホルストの惑星を聴きました。超有名曲ですがここ数年関西では演奏機会があまりなかったようです。随分前にロンドンに一人旅したときにロイヤルアルバートホールかどこかでロンドンフィルで聴きました。あまりよく覚えていませんが景気よく金管やティンパニがなっていたのが印象的でした。で 京響がやるというので聴いて来ました。指揮はジェームス、ジャッドさん。イギリスの方で中堅クラスになるのかなあ。N響も振ったみたいです。

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プログラムは前半がプロコフィエフのヴァイオリンコンチェルト2番でした。ソリストは木島真優さん。妙齢の綺麗なお嬢さんです。

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なんでも神戸のお生まれだとか・・・さいきんコンチェルトのソリストに若い女性を起用するケースが多いように思います。実力が同じならおじさんよりは見栄えがいいでしょう。小林秀雄もバイオリンは女に限るなんてどこぞに書いています。(これ、今ならジェンダーがどうとか問題発言かもしれません)コンサートのお客さんも圧倒的に中高年の男性が多いですから。
で、肝心のコンサートですがプロコフィエフのコンチェルト2番は殆ど初めて聴く曲ではっきり言ってよくわかりませんでした。ところどころ都会的なしゃれたメロディーやリズムだなあと感じました。ストラディバリウスがよく鳴っていたのが印象に残りました。当日の席がオーケストラの後ろで後方からオケを見下ろす感じだったので指揮者の振りぶりが良く見えました。ティンパニや大太鼓、大きな銅鑼(タムタムと言うらしい)などの奏者が準備する様子など見えておもしろかったです。
惑星は中々楽しめました。いくら高価なハイエンドのオーディオ装置でもティンパニーの咆哮は再現困難です。やはり、音楽はライブに限ります。最終曲の女性コーラスの皆さんが終演後にステージ上に出てこられましたが、その人数が20人近くで多いなあと感心しました。作曲者のホルストがステージ横のドアの向こうで歌うようにと指示しています。遠い宇宙から聴こえてくるようで雰囲気満点でした。今年はまめにコンサートに足を運ぼうと思います。次は来月の京響定期のシベリウスの2番です。好きな曲なので今から楽しみです。

(13:16)

2017年11月26日


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 京響の定期に行って来ました。今回はステージの後ろの席です。いつもはB席で聴くことが多いんですが間際にチケットを取ったのであまりいい席が残っていませんでした。それならP席でもいいかとチャレンジしてみました。何より安いです(2000円でした)。プログラムはベートーヴェンのピアノコンチェルト5番皇帝とジョン、アダムスというアメリカ人の作曲家のハルモ二―レーレという曲でした。まあ皇帝はピアノコンチェルトのなかでも一二を争う有名曲で人気もある曲です。私も大好きです。何か颯爽として大阪弁で言うところのしゅっとしてかっこいい曲です。皇帝でも若くて有能でイケメンのイメージですね。指揮は下野さんソリストはウクライナのまだ若い女性でした。どうもこの頃の傾向としてコンチェルトのソリストに若い女性を立てる傾向がありますがどうなんでしょうか。日本人でそこそこの御歳でも実力のある方も沢山いらっしゃると思うんですが・・・まあ聴衆は圧倒的にシニアの男性が多いのでそりゃあ若いお嬢さんのほうがいいんでしょうが・・それにしても聴衆の高齢化はすごいです。まあ若いもんが昼日中から辛気臭いクラシックに高い金を出して聴きに来るかと言われれば自身の若い時分を思い出しても行かないかとなりますが。でも何か対策を考えるべき時期かもしれません。30歳以下は500円の席を作るとか思い切ったことをしてほしいですね。で、演奏ですが皇帝はピアノがやや線が細い感じでしたが下野さんの指揮も京響も良かったです。随分と前に朝比奈さんと大フィル、仲道郁代さんで聴いたんですがよく覚えていません。後半のハルモ二―レーレですが実はジョン、アダムスさんの作品はCDでも実演でも聴いたことがありませんでした。ウキペディアで調べるとミニマルミュージックのライヒやグラスに影響を受けた現代音楽の作曲家でロサンゼルスを拠点に活動されているそうです。無調では無く比較的聴きやすいともありました。演奏は実に面白くて40分程ですが随分と短く感じました。この曲はオーディオ装置では再現不可能です。ティンパニーの強打なんてスピーカーが飛んでしまいます。久しぶりにクラシックのコンサートで興奮しました。残念な事に1楽章終わって4~5人の方が退出されましたが。最近のクラシックのコンサートのプログラムは同じような曲ばかりで(例えば皇帝と運命とか)行く気が萎えることが多いのです。今回の定期は下野さんのヒットですね。また現代の作曲家を取り上げて欲しいです。営業面では難しいのかもしれませんが。コンサートは大体が二部構成なのでどちらかコンテンポラリーで後は有名曲でいいんじゃないですか。例えば、ペンデレツキのヴァイオリンコンチェルトとチャイコフスキーの5番とか。無理かな・・・ 以前に猪熊弦一郎美術館に行ったとき同行したご婦人に抽象画を見てわからない、どう見たらいいの、と聞かれて解らなくていいんです、色がきれいとか形が面白いとか感じればいいんですと説明しました。もひとつ腑に落ちないようでした。残念ですがそういう認識かもしれません。でも現代美術も音楽も面白がって体験してほしいです。自分自身の観念を打ち破るのは快感です。


(14:29)