小物

2018年12月08日



 DSC_0093 - コピー


 先日、お茶杓作りのワークショップをしました。材は黒柿です。柿の木は大体捻じれたり曲がったりで家具材には適しません。乾燥も難しい材です。が、中に黒い模様がある材が何万本かに一本であります。何故黒い模様が出来るのかはっきりとはわかりません。多分柿のタンニン分と鉄分が反応して黒くなるのかなあと思います。日本産で黒い材は殆ど無いので非常に珍重されてきました。特にお茶道具にはよく使われています。

 
DSC_0095 - コピー


DSC_0096 - コピー


DSC_0097 - コピー


黒い柄は全くランダムに出るので同じ模様はありません。今回は大体の形を削り出して、小刀と紙やすりで仕上げてもらいました。拭き漆で仕上げてお送りする予定です。  

(18:17)

2018年11月09日



  DSC_0158


 某神社のお宮参りの記念品に入れる赤ちゃん用のスプーンを作っています。一回、100本お納めしています。材はヤマザクラです。年間500本作ります。大雑把な形までまとめて加工します。


  DSC_0162


ここまで昇降盤(丸のこの刃が上下(昇降)するので この名前になったんでしょう」で加工しています。この後バンドソー(帯鋸)でスプーンの形に切り出します。大方1000本近く作ったんで大分慣れました。可愛い赤ちゃんの為に頑張ります。


(14:03)

2018年11月07日

  

  DSC_0109


 木工教室で黒柿のお茶杓を作っていただきました。大体の形は私がお作りして、仕上げに少し削ってペーパーで滑らかにしてもらいます。こちらで拭き漆を施して後日お渡しします。これは茶道の先生がお作りになられました。ちょうど今、ミホミュージアムで茶杓展開催中ですね。基本は竹を曲げて作るんですが木の物もあります。最近だとチタン製とかもあるようです。


 DSC_0108


作ってみると先端の曲げ具合とか全体のプロポーションとか案外奥が深そうです。随分と前に数年間ですがお稽古に通っていたんですがスキーで足首を痛めて正座がつらくなって離れてしまいました。立礼で教えてくれるならまた行きたいですが無いでしょうね。大体、年配の方は膝を痛めて止められる方も多いです。最近の若い方は生まれてからずっと椅子の生活だろうし(和室の無い家も増えてきました。)立礼を基本にした教室があってもいいように思います。

(10:09)

2018年10月30日


  DSC_0112


 毎日仕事をしているとどうしても端材が出ます。明らかに使えないものはストーブ行きですが中途半端な大きさのものが捨てられなくて残っていきます。そんな端材の整理も兼ねてスプーンを作りました。左からクリ、ローズウッド、ヤマザクラです。ガラス塗料で仕上げています。色も木目も三者三様です。改めていろんな木があるなあと思います。この多様性がいいんです。長い年月の間に進化し、環境に適応してそれぞれの今の姿になっています。大袈裟ですが地球の歴史を感じます。自然の恵みに手を加えて使わせてもらうという素晴らしい仕事をさせてもらっているなあと思います。若い時分は俺が俺がで仕事をしていましたが歳なんでしょう。今は木に感謝しかありません。 

(14:47)

2018年10月14日



 DSC_0017 (2)


 某神社のお宮参りのお土産用の子供用スプーンをお作りしています。長さ12㎝程の小さいスプーンです。それでも大きいものと手間は一緒なので大変です。年間、500本作ります。材は山桜です。きれいな色です。


 DSC_0018 (1)


一度に百本納品します。続けて沢山作ると飽きてくるし肩も凝るので一日に十本くらいずつお作りしています。以前はクルミオイルで仕上げていたんですが近頃はガラス塗料で仕上げています。ガラスの成分を液化したものです。高価ですが撥水性は素晴らしいです。水を落としても玉になってまったく浸透しません。人体にも影響しません。今、70本出来ています。もう少し頑張ります。
 

(16:39)

2018年08月20日


 DSC_0012 (5)


 こちらは2階のラーメン屋さんの取っ手です。ヤマザクラ材です。女性が一人で入れるお店を目指すそうです。それもあって優しいイメージのヤマザクラ材にしました。H290 w110 です。


 DSC_0011 (5)


店の内側です。押し板になっています。オイル仕上げです。どんな味のラーメンを食べさせてくれるのか楽しみですね。

(13:14)


 DSC_0020 (2)


 今日(日付が変わっているので厳密には昨日です。)、取っ手の取り付けに 大阪まで出かけました。
現場仕事は好きではないんですが仕方ありません。西本町の飲食店で一階が日本酒メインの居酒屋さん、二階が昼だけ営業のラーメン屋さんです。先ずは居酒屋さんの取っ手です。材はブラックウォールナットです。建築家と相談してコロッとしたイメージで作りました。画像よりは暗い色のいい材です。
オイル仕上げです。


 DSC_0023 (3)

開店後は沢山の人が触れるでしょう。それもあって8mmのボルトで強固に固定してあります。


 DSC_0018 (3)


外開きのドアなので内側は押し板になっています。あーだこーだと相談して色々と考えたものが形になるのは楽しいですね。ま、最後はまかせて下さるのでやりがいもあります。このお店、9月3日オープンだそうです。プレオープンに招待して頂いているので今から楽しみです。


(00:23)

2018年07月27日


 DSC_0012 (1)

 取っ手をお作りしました。ヤマザクラ材です。W120H290 D25です。ガラス塗料仕上げです。
ラーメン屋さんのドア用です。女性にも来ていただけるおしゃれなラーメン屋さんです。
数日前にアップしたブラックウォールナットの取っ手の居酒屋さんの2階です。

 DSC_0013 (1)

やはりスチールのドアにボルトで取り付けます。
初めて取っ手をお作りしましたが取り付けをどうするかいろいろと考えました。普段と違う仕事は面白いですね。と言いつつ、暑い盛りに取り付けに行ったんでバテました。

(17:39)

2018年07月25日


 DSC_0009 (1)

 居酒屋のドアの取っ手をお作りしました。ブラックウォールナット材です。W140H180D30です。実はこのお店のカウンターやテーブルもブラックウォールナットでお作りしました。スチールのドアに取り付けます。

 DSC_0010 (1)

8mmのボルトでしっかり固定します。8月末、オープンだそうです。美味しいお酒を飲ませてくれるでしょう。
 

(17:11)

2016年10月17日


ある神社とご縁があってお宮参りの記念品セットの子供用スプーンをお作りしています。長さ11cmくらいの小さなスプーンですが手間は大人用と変わりません。

DSC_0017 (1)

材はサクラです。年間400本作らないといけないので大変です。

DSC_0013 (2)

このスプーンを使ってすくすく育って欲しいですね。

DSC_0001 (3)

今回は120本ほど作りました。また年末に150くらい作る予定です。



(14:09)

2016年07月04日


DSC_0029

ブラックウォルナットでお茶入れの蓋をお作りしました。拭き漆仕上げです。本体は吹きガラスです。友人のガラス作家、中村真紀さんの作品です。

DSC_0008

お抹茶を入れるときれいでしょうね。

DSC_0007

本体が楕円の不定形なのでフリーハンドで縁を掘りました。結構うまく出来たのでよかったです。


DSC_0004

夏にぴったりのお茶入れが出来ました。


(12:03)

2014年05月26日

 
ケヤキのお椀です。大振りです。男性向きかな。

2014 5 漆 小物 038

横木取りです。文章で説明するのは難しいので、そのうちにイラストで説明します。
石川県の山中で挽いてもらいました。挽物、漆器の産地です。最近、脊梁山脈という
小説を読みました。木地師をめぐる話です。興味のある方はどうぞ。買って読むほどでもないので図書館ででも借りればいいでしょう。

2014 5 漆 小物 040

今は塗りたてでぎらぎらした感じですが、使い込むと漆が透けて艶も落ち着いて木目がきれいに見えてきます。使い手が毎日使い込んで完成するものですね。


(07:40)

2014年05月15日

 栃の器です。拭漆の木地として頼んだんですが、オイル仕上げにしてみました。


2014 5 漆 小物 048

クルミオイルをしみこませてあります。食用なので安心安全です。


2014 5 漆 小物 049


W190 H 52mmです。なにを入れたら似合うでしょうか・・・・

(15:53)

2013年11月28日

 栃の木の器を作りました。石川県の山中温泉で轆轤をしている
若い人にお願いして挽いてもらいました。山中は材が豊富で湯治客の
お土産としてお椀やお盆などの需要があって轆轤細工が盛んになったよう
です。ご他聞にもれず最近は中国産が低価格で伸びているようです。
そのなかでも若い人ががんばっているのは嬉しい限りです。微力ですが
応援したいと思っています。

2013 11 28 004


フォルムのきれいな器が出来ました。

2013 11 28 011


165パイで高さ45mmです。拭き漆仕上げです。使い込むときれいになり
ます。栃は深山の谷筋に多い樹で大木になります。
縞状のきれいな杢が出る材が珍重されます。実はアクが多いんですが
沢で気長にさらせばうまく抜けるようです。栃餅とか栃の実煎餅とか素朴
な味で美味しいです。ずいぶんと切って、大木は少なくなっているようです。
さんざん使ってきて今さらですが動物の為にも残して欲しいですね。


(23:26)

2013年10月21日



栃のお皿です。W165 D165 H16です。筋が入っています。それが
いい表情になっていますね。山中(石川県です。温泉で有名です。)で挽いて
もらいました。ずいぶん前に行きましたが、名前のとうり山あいの静かな
温泉地でした。


2013 10 8 019

拭き漆仕上げです。使い込むといい味が出てきます。




(08:07)

2013年10月09日

  最近、作った(塗った)お椀です。

2013 10 8 021

やや小ぶりなお椀です。ミズメザクラ(サクラではありません。カバの仲間
です。)です。石川県の山中で木地を挽いてもらいました。温泉で有名です
ね。ミズメはサクラより硬くて丈夫です。外側に筋目がついているので滑ら
ず持ちやすいです。私はこれでご飯を食べています。木のお椀はご飯が
冷めにくく、手も熱くならないのでいいですよ。
漆を溜め気味に拭いているので丈夫です。使い込むと艶が落ち着いて
きれいになっていきます。天然素材のいいところです。


(22:28)

2013年02月24日

以前、記事にした展示台を納品しました。

2013 2 24 005

拭き漆で綺麗に仕上がりました。材はミズメザクラです。W300 D200
H150です。


2013 2 24 012

台の下のコンソールテーブルも以前にお作りしたものです。
男前のガンダーラ仏ですね。


(16:19)

2013年02月07日

展示台を作っています。マカバ材です。W300  D200 H150です。
クライアントは美術品、骨董品のコレクターです。

2013 2 7  展示台 欅  001

これから拭漆をします。ガンダーラ仏を置かれるそうです。

2013 002


2013 001


納品が楽しみです。



(15:08)

2011年10月24日

額をお作りしました。どこか南米の国のお土産だそうです。
国名は忘れてしまいました。

朝霧 001

鳥の刺繍です。カラフルで綺麗ですね。素朴なイメージの額が合いそうだ
ったので、留め(四隅が45度になっている作り方、市販の額はほとんど
これです。)にはしませんでした。材はクスノキでオイル仕上げです。
w450 h350です。
次は以前に作った、ケヤキの額です。w420 h340,拭き漆仕上げです。

朝霧 004

これは贅沢に一枚板をくり抜いています。たまには額作りも面白いです。


(23:13)

2011年09月26日

知人の結婚祝いにサクラのお皿とカエデのバターナイフ
を作りました。

椅子、さら 030

サクラのお皿とモミジのバターナイフです。お皿はW324 D167 H24
ナイフはW165 D20です。くるみオイルで仕上げています。サクラの材
は綺麗な色と緻密さが魅力です。使い込めば、自然に色が濃くなっていい
感じになってきます。

椅子、さら 037

これは柾目どりです。サクラは硬からず、柔らかからずで刃物切れもいい
し、仕事していても気持ちがいい材ですね。ちなみに浮世絵の版木もサク
ラです。

椅子、さら 039

モミジ(かえで)も緻密で綺麗な木目の材です。木材の中でも一番白い材
です。寸法安定性が少しよくないですね。


椅子、さら 034

椅子、さら 035

今は素っ気ないけれど、使い込めばいい味が出てきます。大げさですが
おふたりの歴史を刻んでいってくれたらいいですね。


(07:22)