小物
2020年11月05日
2020年10月20日
2020年09月30日

木工旋盤のバイト(刃物の事です)が到着しました。手前右側にならんでいます。早速ブラックウォールナットの端材で小さな器を挽きました。学生の時以来でしたが、案外すっと出来ました。

直径162mm、高さ45mmです。柾目のきれいな器です。もう少し薄手に出来ればよかったんですが、ほぼ初めてみたいなもんだし、まあこんなものでしょう。

裏側です。まず、表側にドリルで穴を開けます。その穴を使って旋盤に取り付け裏側を削っていきます。裏側に凹みを作り、いったん旋盤から外して裏に作った凹みを使って旋盤に取り付けます。それから表側を削っていきます。家具作りに比べると勝負は早いです。練習がてら色々なモノを作っていくつもりです。乞うご期待
(21:29)
2020年09月16日
2019年12月08日

茶托をお作りしました。ケヤキ材です。W150 D110 H11mmです。上の画像は拭き漆1回目です。後3回拭きます。

一回拭いた後に600番のペーパーで研ぎます。こちらは研いだ後です。凹の部分(湯呑を置く円型の部分です。)凹の部分のへりと立ち上がりが研ぎにくいです。私は大型の消しゴムにペーパーを巻いて磨きます。)他の面は小さなサンダーが使えるので楽です。

長年愛用しているサンダーです。これは二代目です。研磨性能はいいんですが、音がうるさいです。軽くて使いやすいのは美点ですね。

二十枚お作りしました。年配の女性の方のオーダーです。自分が亡くなったら息子と娘に十枚づつのこすそうです。お元気そうなので当分はお使いになって下さい。 」
(14:02)
2019年10月24日
2019年10月14日
2019年08月15日

昨日のワークショップでお作り頂いた作品です。ふらっとお一人で来られた若い女性の作品です。ケヤキ材のペンスタンドです。お子さんには側面にお名前を彫刻刀で彫るようにしています。彼女に名前でも何でも好きなものを彫ってもいいよと言うと熱心に鉛筆で下絵を描きだしました。たまたま他の生徒さんがいなかったのでいろいろとお話するとT美術大学の日本画科の1回生だそうです。道理で花の形もよく取れているし、コーナーを回るような構図もしゃれています。熱心に彫って、きれいな仕上がりに出来ました。今年の春に入学して、楽しくて仕方がない様子でした。私自身は芸大に入って1回生の頃は右も左も分からなくて楽しいような不安なような感じでした。あれから、ずいぶん時間が経ちました。いいのか悪いのか今では随分と図太くなってしまいました。フィリップ、マーローでは無いけれどタフで無ければ生きていけないです。でも続きのセリフ、優しく無ければ生きていく資格が無いも忘れないようにしたいものです。(フィリップ、マーローはレイモンド、チャンドラーのハードボイルド小説の主人公です。映画化も何度もされています。ハンフリー、ボガートやジェイムス、ガーナー ロバート、ミッチャムが演じていました。私は何といってもボギーのマーローが好きです。)
(09:56)
2019年08月04日

蓼科でのワークショップ用のお箸の原型です。右からヤマザクラ、ローズウッド、ケヤキ、ミズナラ、ヤマザクラです。昨年、ローズで作られた方が黒っぽいお箸ばっかりなので白っぽい木がいいとおっしゃたので色々な材で用意しました。硬さで言えばローズや黒檀がいいんですが、中に明るい色のものがあってもいいかもしれません。子供さん用の短いものも用意しました。大人用を切ればいいんですが材の有効利用です。京都は今日も暑いです。市内中心部からは4~5℃は低い京北でもこの暑さです。が、明日には涼しい所に出発です。今年は二週間の予定です。帰洛後の残暑が恐ろしいですが取り合えず目先の涼しさです。どうも昨日体調がすぐれなかったのはその前日にクーラーに当たり過ぎたようです。蓼科は自然の涼しさなので大丈夫です。皆様もクーラーは程々に・・・
(13:30)
2019年07月27日

来月、毎年恒例の蓼科での木工ワークショップを行います。スプーン、お箸、など作って頂きます。
スプーンは口に入る部分をノミで彫って全体にサンドペーパーをかけて完成です。液化ガラス塗料で仕上げます。

こちらはブラックウォールナットです。北米材です。最近、一番人気の材です。比較的、柔らかいので仕上げも楽です。

こちらはケヤキです。言わずと知れた日本を代表する銘木です。私が材木市に出入りしだした30年程まえはケヤキか松が銘木で他の樹種はその他大勢でした。この頃人気の栃も安く買えました。今では栃の杢のいい材はケヤキ以上に高くなりました。勿論そのころは北米材もアフリカ材も殆ど見かけませんでした。最近の市では初めて見るようなアフリカ材を結構見かけます。幅広の材も多いので現地の環境破壊になっていないか心配です。

今年はどんな方々との出会いがあるのか今から楽しみです。それに涼しさも・・・
(23:19)
2019年06月14日
2019年05月04日
今日は朝からよく晴れて暖かい一日でした。お昼頃には入道雲が出来て、夕立がありそうやなと思っていたら案の定3時頃ザーッと来ました。20分ほどで上がってまた晴れた空が戻ってきました。明後日には京都に帰ります。暖かいんでしょうね。

今日、シニアの御夫婦が作られました。スプーンは男性が作られました。自分用と奥様用です。バターナイフは奥様が御友人へのプレゼント用にお作りになりました。材は短いスプーンとバターナイフがヤマザクラ、長いスプーンがケヤキです。ヤマザクラは使い込むと濃い色に変わってきれいです。長く使ってほしいですね。十連休のワークショップも明日までです。あと一日、事故の無いように気を引き締めて終わりたいものです。
(17:23)
2019年05月02日

今朝のワークショップに参加した子供達の作品です。鉛筆立てにコースター、スプーンです。


予め切り出した材にボール盤で穴を開けてペーパーできれいに磨きます。子供達はボール盤での穴開けが大好きです。勿論、横で危なくないように一緒に作業します。

スプーンです。カレーライスによさそうです。口に入れる部分は丸ノミで掘ります。小学校四年生の女の子でしたが途中少し掘ってくれました。仕上げは私がしました。全体は荒く切り出してサンダー掛けした状態からサンドペーパーで手磨きしてもらいました。わかりにくいですが柄の部分に彫刻刀で名前を彫りこんでいます。簡単な直線部分を彫ってもらいました。日付の2019の2が失敗して大きくなってしまいましたが、ご愛敬です。

コースターです。真ん中の凹部分をフォスナービットの65パイで空けてもらいます。後はペーパー掛けです。

名前も入れました。小五の女の子で彫刻刀も使った経験があったので自分で彫りました。このグループは双子の姉妹の子供達で姉妹と姉弟のいとこ同士でした。賑やかに楽しそうで私も楽しく指導出来ました。
(17:51)
2018年12月08日
2018年11月09日
2018年11月07日

木工教室で黒柿のお茶杓を作っていただきました。大体の形は私がお作りして、仕上げに少し削ってペーパーで滑らかにしてもらいます。こちらで拭き漆を施して後日お渡しします。これは茶道の先生がお作りになられました。ちょうど今、ミホミュージアムで茶杓展開催中ですね。基本は竹を曲げて作るんですが木の物もあります。最近だとチタン製とかもあるようです。

作ってみると先端の曲げ具合とか全体のプロポーションとか案外奥が深そうです。随分と前に数年間ですがお稽古に通っていたんですがスキーで足首を痛めて正座がつらくなって離れてしまいました。立礼で教えてくれるならまた行きたいですが無いでしょうね。大体、年配の方は膝を痛めて止められる方も多いです。最近の若い方は生まれてからずっと椅子の生活だろうし(和室の無い家も増えてきました。)立礼を基本にした教室があってもいいように思います。
(10:09)
2018年10月30日

毎日仕事をしているとどうしても端材が出ます。明らかに使えないものはストーブ行きですが中途半端な大きさのものが捨てられなくて残っていきます。そんな端材の整理も兼ねてスプーンを作りました。左からクリ、ローズウッド、ヤマザクラです。ガラス塗料で仕上げています。色も木目も三者三様です。改めていろんな木があるなあと思います。この多様性がいいんです。長い年月の間に進化し、環境に適応してそれぞれの今の姿になっています。大袈裟ですが地球の歴史を感じます。自然の恵みに手を加えて使わせてもらうという素晴らしい仕事をさせてもらっているなあと思います。若い時分は俺が俺がで仕事をしていましたが歳なんでしょう。今は木に感謝しかありません。
(14:47)